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表題作誓って、誤算

相馬,結婚相談所コンサルタント
間瀬稜,28歳,専業主夫を狙ってるバイト

同時収録作品それに気づくまであと一晩

沢渡.女にモテる大学生,幼馴染
羽鳥陽,男の先輩に恋してる大学生,幼馴染

その他の収録作品

  • さらにあと一晩
  • カバー下 キャラ紹介/あとがき

あらすじ

婚活で
運命の男
見つけました

元社畜の稜は、現在「28歳、無職、貯金ナシ」。
バリキャリ女子と結婚し“専業主夫(ヒモ)"になるため結婚相談所を訪れるが、
やり手のコンサルタントとして現れた相馬は
「結婚ナメてんじゃねーぞ!」と一刀両断。
ところが、かくいう相馬も汚部屋の住人。
女性の紹介を条件になぜか彼の家事代行バイトをすることに…
あげく酔った勢いでキスされ体をまさぐられ――!?

作品情報

作品名
誓って、誤算
著者
南々子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784801963924
4.1

(52)

(20)

萌々

(20)

(11)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
213
評価数
52
平均
4.1 / 5
神率
38.5%

レビュー投稿数5

言葉はもうそこにあるのに、結局口から出てこなかった

なんだこの本は神か…!
もっとコメディタッチか?と思いきや、久しぶりにBLで胸が苦しくなった!

二人とも、家族について傷を抱えていて(そんなに重い描写はないですし、超トラウマ!って感じでもない)どこか恋愛に不器用で…
マセの弱さも相馬の率直さも、リアリティがあって切なくて、でもすごく愛おしい

「●●のため」とお互いに割り切ってはじめたはずの家事代行。二人で時間を過ごすこともなく淡々とながれていく日々の中、冷蔵庫に残された作り置きから、相馬の生活が常と違うことに気づくマセ
案の定、多忙で食事も睡眠も十分に取れていなかった相馬は体調を崩して、それをマセが夜通し看病したところから、二人の関係は一気に動き出す

やさしくて、不器用な二人が、お互いに自分なりの好きを見つけて、愛を、感謝を伝え合う…
相馬がずっと「あんた」呼びで名前呼んでくれなかったから続編が、あるはず…!

何度でも読み返したい、温かいお話
絵も、すごく好み。マセのクルクル変わる表情が可愛い

同時収録のお話もコミカルな短編ながら愛があってとても良いです
そして後書きに書かれた「バリタチくそやろう君」というあだ名?もIKE●で買い物する表題作の二人も可愛い 笑

南々子先生、作者買いに追加します!

2

正直な男

元社畜で現無職、結婚したいが専業主夫希望という改めて見てみると結構厳しい間瀬(笑)
でもその結婚したい理由は切ないものでした。
涙ながらにそれを語る間瀬の姿にはグッとくるものがあったと同時に
普段わりとツンとしている間瀬の涙を流す姿になんだかすごくドキッとしました。
何でキスしたのか聞かれた相馬は「流れ?」なんて答えてましたがその時点でもう落ちてたのかもな、と思ったり。

めちゃくちゃ口が悪いのかと思いきや、ただ色々と正直なだけだった相馬。その発言には裏も嘘もなく、間瀬の心に刺さっていく。
でもなかなか素直になれないという絶妙なすれ違いがたまらん!でした。

女々しく察してラインを送ったり、男らしくスパンと告白したり。
相馬の素の姿もなかなかにギャップ萌え。

この先喧嘩も意見の食い違いもありそうなふたりですが、なんだかんだずっとラブラブそう。ずっと一緒にいて、幸せになってほしいです~!

2

短編のバリタチくそやろう君が気になる…

麗人本誌からの新人デビューコミックス。
いま私が激推ししてる新人作家さんと一緒に書店巡りをされていて、どんな話かなーと試読みしたら、スッキリ系の絵柄が綺麗だったのと、電子単話でいいなーと思った「それに気づくまであと一晩」が続編と一緒に収録されていると知って購入しました。


●「誓って、誤算」
間瀬は、レストランで女にワインをぶっかけられて振られた男に、親切心でシミ抜きを教えてあげたら、「見せもんにしてんじゃねーぞ」と怒られ、印象最悪!

でも間瀬も28歳でバイト、女に養ってもらう専業主夫目指して結婚相談所に登録する、なかなかの難有り物件…
そこでコンサルタントをしているワイン男・相馬に再会、「あんたに紹介できる女なんていねーよ。結婚ナメてんじゃねーぞ」とキレられ、さらに印象悪化!
でも相馬の言ってることは、まっとーな正論だよね。

そんな二人は合コンで再会。
間瀬の結婚したい理由は楽したいだけじゃなくて、母子家庭なのに母を亡くし、家族が欲しいからだってわかると、相馬は不遜な態度ながら謝る、そこは潔い。
そして相馬は泣いている間瀬にキスをして、間瀬もそれを受入れてしまって…
ノンケ同士が、男に恋していることを自覚するまでのお話です。

相馬もちゃんとしてるように見えて、彼女に家事まかせっきりだったから、振られて汚部屋に住んでいる、そこそこな難有り物件で、間瀬とは難有り同士けっこうお似合い。

相馬のハッキリ物を言っちゃうところは爽快で好きです。
間瀬が尽くしタイプなのもかわいいと思います。

ノンケの二人がいきなりキスしちゃうのは展開早ぇーと思ったし、相馬の生い立ちまで設定を盛り込むのは安易に感じたけど、絵が綺麗なので、ストーリー作りがこなれてきたら、どんどん良い作品を描いてくれる気がします。
今後の活躍に期待です。


●「それに気づくまであと一晩」「さらにあと一晩(描き下ろし)」
陽はバイトの先輩に告ったら「経験ないやつ面倒くさいからダメ、処女捨ててからまた告白しにきて」と言われ、幼馴染の佐渡に「俺とヤって!」と泣きつく。
(説教したくなるようなツッコミどころがありますが。)

そして佐渡に抱いてもらった陽は、先輩にリベンジ、即ホテルに行くけど、佐渡の顔がチラついてしまって…

佐渡はずっと陽のことが好きだったのに、ほかの男に渡すために抱いてやって、頑張ってと陽を送り出してあげるのが切ない!
陽も側に居てくれた大事な存在に気付くわけですが、そこで終わってしまって、二人の甘いひとときがなかったのがちょっと心残りでした。

描き下ろしで二人のその後が描かれています。
恋人としてちゃんとエッチする二人。
でも陽は恥ずかしくって佐渡の顔が見れなくて、布団をかぶって照れている。
そんな陽を佐渡は愛おしくってしかたないんだろうなー。
二人の甘さがかわいらしくって満足です♪

その後、陽は佐渡のノロケ話を先輩に話しちゃってます。
この引きずらないサバサバした感じが私も好き!

ちなみに、カバー下のキャラ紹介で、先輩ことバリタチくそやろう君は男に無理矢理ヤられて受けになるって設定があるそうで、その話がめちゃくちゃ読みたい!
バリタチくそやろう君ね、ロクデナシだけど、ビジュアルが良いんですよー。
この綺麗なくそやろうがメス堕ちさせられるところ、本当に見たいです!

6

すっこい絵が好みー

すごい好きでしたー!
登場人物たちがかっこよかったり可愛かったりで、とても読みやすかったです。
表紙の印象よりも絵がお上手でした。
他に書かれた作品がないか確認してしまいましたが、コミックスはないのですね…残念です。

表題作も収録作も、受けが泣き虫で可愛いです。
そして、どちらも攻めが男前だし、受けのことが大好きなのが良かったです。
顔もとても好みでした。
脇役のキャラもたっていて、表題作の叔父さんや収録作のバイトの先輩など、スピンオフがみてみたいと思わせてくれました。
今後の作品にも期待しています!
次回作、楽しみに待っています‼︎

3

誰かが一緒にいてほしい

先に「アパートメント四階建」を読んでまして、そちらの同時収録作がこの「誓って、誤算」の2人である、という事での拝読。

「誓って、誤算」
まず絵柄が良いです。カッコいい系がうまい。
一通り読んで、BがLする心の揺れなどいいな、と思いました。キスシーンやHシーンも丁度いいエロさ。
しかし…どうしても最初のキス、相馬から間瀬へのキスの唐突さが気になる。
相馬にゲイ/バイ設定もないのに「流れ」でキスしますかね?
ここに目を瞑ればその後は間瀬の方も意識してぐるぐるで、というのは飲み込めますが、そもそも「目を瞑って」でなければ成立しないストーリーというのは結局練れてないのだと感じる。
家族が欲しい、いつも誰かと一緒にいたい、という間瀬の心は実はとても痛々しくて、なのにやはり言葉もなく会えば性的に絡んでくる、という相馬の行為はちょっと浅すぎましたね。
まあ、誤解が解けてのハッピーエンド、良かったです。

「それに気づくまであと一晩」
なんとこちらの作品、のっけに出てくる「先輩」が「アパートメント〜」のアキじゃないですか。そーだったのか…
こちらでは、告白してきた後輩(♂・主人公の羽鳥)に対して経験ない奴はめんどくさい、処女捨ててからまた来て、なんて言う傲慢野郎。
で、その言葉に従って羽鳥は親友の沢渡に俺とヤってくれと頼み込むわけですが。
とりあえずここでストーリー展開わかるよね。
沢渡は本当は羽鳥が好きで、ってヤツ。
結局その通りの展開で、沢渡は何も言わずに、だけど丁寧に羽鳥を抱き、羽鳥は何も知らずに意気揚々と先輩に抱かれに行く。だけどいざとなったら沢渡がチラついて…
沢渡がすごくカッコよくて、羽鳥のアホさがより際立つ。羽鳥も先輩もダメンズじゃん。
沢渡は良かったね、羽鳥も良かったね。先輩なんかより沢渡の方が何十倍もいいよ。
先輩の行方は「アパートメント〜」で。

1

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