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名倉和希さんの花嫁もの!ということで発売を楽しみにしていました。健気で一途な受けと、お金持ちで人生経験豊富なのに受けが好き過ぎてオロオロしている攻めという好みのカップルで楽しめました。
受けの春巳にはこれでもか!というくらい、不幸が襲います。でも、前向きで素直なので、どんな状況でも感謝の気持ちを忘れないいい子なんです。以前バイトしていた時に秀人に助けてもらった1回を宝物のように大切にしています。秀人に冷たくされても、お嫁さんになりたい一心で一生懸命頑張ります。攻めの秀人はゲイではないと自分に言い聞かせてるけど、随所で春巳が好きなのが漏れてるし、身内にも焼きもち焼きまくりでした。
春巳の一生懸命に頑張っているところや秀人の嫉妬丸出しなところで、キュンとなりました。周りの人たちもいい人で(個人的なお気に入りは執事の吉川です。吉川のお話も読みたい!)読後ホッコリとした気持ちになりました。
健気受けで愛される話、大好きです(*´∀`)
歳の差も大好き。
春己が本当にいい子で。
しっかりしてるようでヘタレな社長は春己大好きなのダダ漏れ。
甘々でもう(゚∀゚)ノ キュンキュン!しちゃいました。
それにしても、執事・吉川の存在は!!
もうスピンオフ読みたい!!
吉川が狙ってるのは歳の離れた社長の弟で、しっかりその手中におさめるべく、いろいろ画策してるようで。
吉川が出てくるところはホントに可笑しかった。
こういう人好きです。
コミコミさんのペーパーで吉川と弟・章人の様子が垣間見れて(・∀・)ニヤニヤ
というか、もう二組ともバカップルですねw
こんにちは。情報ありがとうございます!さっそくチェックしてみます(^^)
タイトルからして、「ああ、もうコレ絶対あまあまやん」ってニヤニヤしながらページをめくりましたよ。キモいですね、私。
私のキモさはさておき、感想を…
名倉さんらしい王道シンデレラストーリーです。
両親が亡くなって大学への進学を諦めた春己は、清掃会社で働きながら倹しく暮らしていた。ある日、加納と名乗る男が春己の元を訪れ、「うちで暮らさないか」と持ちかける。遠い親戚である裕福な加納夫婦に引き取られた春己。しかし、養父が彼を引き取ったのはある思惑があってのことで…。
両親の死に、事故被害者側からの賠償請求、勤めていた会社の倒産、信頼していた大人の裏切り…薔薇色であるはずの青春時代に様々な困難を経験しながらも、ピュアなまま周りを信じることをやめなかった春己が可愛すぎる。
メインカップルの秀人と春己ももちろん良いですが、私は吉川が気になって仕方がないです。章人とのスピンオフはまだですか?
年の差花嫁物です。ストーリーは作者さんによると王道です。
基本的に加納以外はみんないい人達です。
波多野家の人々も春己もみんな大好きです。
あらすじは本当に色々あってハラハラしました。途中でまさかもしやと思ったらやっぱり加納が企んでました。
春己が健気で一途で控え目で可愛くてたまりません。花嫁候補と騙されて送り込まれたのに、いざ行ってみると実は弟の話し相手だったりその事は春己は知らされず、大好きな秀人との時間をなんとか作ろうとしたり、疲れた秀人の為にチョコレートを買いに行ったり。
春己を守り窮地を救う秀人と吉川の連携プレーもよかったです。
誰にも反対されずに春己は秀人の伴侶というか嫁になれます。そして執事の吉川から花嫁教育を受けます。
くっついてからの秀人のデレデレ具合が微笑ましいです。執事の前でも春己を膝だっこや頬チューするし。
初夜とか萌えましたがあっさりで、え!こんなけ?と思ったらもう一回ありました。秀人は絶倫ですね。
吉川に嫉妬して1週間エッチなしとか新婚だと変なのかな?幼妻はいいですね!色々頑張ります!
執事の吉川がつい●執事を連想させました。
なんと弟狙いとは!年の差もっとあるよ!波多野家の将来は吉川がなんとかうまくやるでしょう。
王道を選んでおいてなんですがもう一捻り欲張ってしまいます。じつは秀人がちょっと変態さん入ってるとか、吉川がさらに意外性があったりとか。
春己も凄くいい子なんですがもう少し何かあったらなあと。すみません!王道を読みなれてないもので。
表題作 + SS「がんばる花嫁」
遠縁の加納夫婦に引き取られた天涯孤独な春己(受け)は、義父から先日カミングアウトした社長の花嫁候補になったと告げられます。実はその相手・波多野秀人(攻め)は偶然にも春己の元バイト先の取引先の社長で春己の想い人でした。
喜んで波多野家へ入る春己ですが、何故か秀人との時間は全く取れず、親しくなることができません。
両親が事故死した春己(受け)は大学進学をあきらめ、なんとか高校を卒業するのですが、入社する予定の会社が倒産してしまい途方に暮れてしまいます。
そんな矢先、加納夫妻から声がかかり、子供のいない夫婦の養子となるのです。
養子になってすぐの花嫁候補の話には驚きます。
実はその相手は春己がバイトとして働いていた清掃会社から派遣されていた波多野ホールディングスの社長で、春己は見習いの時の失敗をかばってもらったことがありそれ以来彼に恋をしていました。時折見かけるだけで幸せだったのに会社が倒産してしまいもう二度と会えないと思っていた相手だったこともあり、お勤めを果たそうとはりきるのですが、何故か秀人ではなく病気療養中の秀人の弟の章人の話相手としての時間しか取られておらず、不審に思うのです。なんとか、秀人との時間を取ろうと忙しい秀人の帰宅時間まで起き、少しの時間一緒に過ごそうと頑張ります。
実は、花嫁候補というのは嘘で、波多野ホールディングスの取締役の加納が自身の会社での立場を強固にするための人身御供だったのです。
秀人は早々に引退した父に代わり社長に就任したからがむしゃらに働いていましたが、30歳になり周りからの見合い攻撃にうんざりし、まだ結婚したくないという意思表示にゲイだから女性とは結婚できないと嘘をつきます。それを真に受けた、秀人と縁を結びたい人々から今度は男性の釣書が届けられるようになるのです。その中にあった春己の写真をみて、骨折で自宅療養中で学校に行けないの章人の話し相手に丁度いいと声をかけることにするのです。
両視点で読めるのではじめからお互いの思惑が違っていることがわかります。
でも、秀人と親しくなろうと頑張る春己と春己と一緒にいることによりどんどん秀人が癒され絆されていく王道ストーリーでした。
秀人は早々に加納の意図に気づき、春己への対処を考えるのですが秀人の伴侶になることができなかった場合の加納の春己への仕打ちを心配し、ぎりぎりまで波多野家へとどめようとするのですが、章人は順調に回復していきいよいよ決断しなければならなくなるのです。
途中、なかなか既成事実を作らない春己に焦れた加納により計画が知らされ衝撃を受け、身を引こうとするところはとても切なかったです。
それにしても、だまくらかして秀人のところに送り込んだはいいけど、思い通りにならないからといって本心をぶちまけてしまう加納にはびっくりです。秀人に対しても自分の思惑を隠そうとしない態度は早計だと思いました。もう少しうまく立ち回れなかったんだろうか。よっぽど焦ったのでしょうか。
とはいえ、悪い大人が排除され春己が守られる安心して読めるお話でした。
ただ、秀人が自分の気持ちを自覚し認めるのにちょっと時間がかかるので甘々な雰囲気ではないですが、一途に秀人を慕い、親しくなろうと頑張る春己が可愛い話でした。
加納はとんでもない男でしたが、その他の登場人物はいい人ばかりでした。
秀人の弟の章人はこちらも高校2年とは思えないくらい純粋で優しい性格で、でも鋭くて春己の恋心にも立場にも気づき心から心配するいい少年です。
執事の吉川は秀人も敵わないというほど完璧執事ですが、微妙にSっ気のある人で完璧であろうとする主人のちょっとした本心や動揺を楽しむ傾向があるようでした。秀人が吉川にからかわれているところをもっと読みたかったです。
加納の妻は本当に春己を養子として慈しもうと思っていた優しい人で、春己も言っていましたが、この人がグルでなくて良かった。
SS[がんばる花嫁」
19歳になり入籍を済ませた春己は、このことを公表する二十歳を前に波多野家の嫁の仕事を覚えるための勉強に頑張る日々。
外に情報が漏れないように、すべて執事の吉川が先生を務めるのですが、それを波多野家兄弟がそれぞれ嫉妬するというお話。
吉川が章人を狙っているのは本編からもバレバレだと思うのですが、波多野兄弟は気が付かず、嫉妬するというちょっとおばかな兄弟でした。
章人の嫉妬には吉川も少し驚いていたようですが、内心思った通りに育っていることにほくそ笑んでいたのではないかと思います。
あとがきで、今はまだ吉川は章人を育てている最中ということでこの二人の話も読んでみたいと思いました。でも、吉川はこの中で一番頭が切れそうなので用意周到に章人を食べる準備をしてそうで、この二人にはそよとも波が立たなさそうな気もするのでお話にならないかも。