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ライバルで親友で切磋琢磨するお仕事BL!
押し殺す気持ち、揺れる気持ち!好きなやつ!!
前半の仕事部分も読み応えがあり、恋心と友情のバランス、駆け引きにドキドキ楽しく読み進めて、さぁ!思いが通じあった!!これから!!って時に…1回目は不発?挿入してない?リベンジどうなるか!!と期待したのに、逢瀬重ねてるってナレH…え、初エッチの盛り上がり…は?こんなお前知らない…って蕩けちゃうやつないの?と膝から崩れ落ちたました。乱丁か?と何回も戻ったけど、私の理解不足なのかもしれないけど、受けくん好きって言わずに終わっちゃった…エロだけじゃなくてラブも少なく、好きな雰囲気だっただけに落胆してしまいました。
『スーツの似合う美形のエリートが切磋琢磨する中で生まれるLOVE』というシチュエーションがたまらないという萌え属性を持っている私にとって美味しそうな作品だと思って手に取りました。
同期入庁で正反対な性格ながら同期中のツートップと言われる優秀な二人。
一目会ったときからお互い意識しまくりで恋が芽生えるのも時間の問題か、と思ったところに逸見の海外研修、そしてエリートコース一直線かと思っていたところが出る杭として打たれてしまった一樹。
立場に格差のできてしまった二人が再会後どう近づき恋の花咲かせていくのかが見所…。
国民のために良い政策をとは言いつつも、ととりあえず今できることから長いものに巻かれながらも前向きに頑張っていこうという考え方が現実的でよかった。
何もかも超人的に解決して悪人を倒しめでたしめでたし、というより今後の活躍が期待できて面白かったです。
ゲイ×ノンケながらも男前な逸見があっさり前向きに受け入れたのは、驚きはあっても違和感はなかったです。
友情の好きだと思っていた相手に対して友情以上の好意を持っていることを自覚していく描写が丁寧だったので自然な流れで納得できました。
一樹の背景が面白そうなのにほとんどセレブという点くらいしか使われず不満だった。
もっとそれを利用したりしてストーリーにからませなかったのはもったいなかった。
逸見の上司も腹黒で面白そうだったのに出番が少なく残念。
法案を通すための交渉や企てにそうページを割かずあっさりしてしまったのも惜しい。
Loveの部分が薄くお仕事描写が懲りすぎるのも不評でしょうが、ほどよいバランスで入れてほしいですね。
あとがきで知ってのですが、この作品が雑誌掲載された作品のスピンオフとして生まれ、先に作られた作品というのが後ろにある中編でした。
そちらの作品は私の好みでは無い設定のせいかどうでもいいからもっと表題作を膨らませて欲しいと思いました。
一樹の仕事の様子がわかったのは面白かったけれどおまけ的な感じです。
初読み作者様です。
官僚とか、同僚とか、ライバルとか、相棒とか、スーツとか、お堅さとか、お仕事ものとか・・・そんな作品を読みたい気分だったので、あらすじを見て購入しました。勿論、ある程度の年数共に過ごしていて・・・というシチュエーションも私の重要な萌えポイントであったので、決め手になりました。
あとがきを読んで知ったのですが、この作品は、雑誌掲載した作品のスピンオフなんだそうです。
雑誌掲載作品(掲載時作品から大幅改稿されているようです)は後半に収録されていて、スピンオフである表題作のほうが前半に収録されています。そして内容もたっぷりです。
お仕事描写もしっかり描かれていて、また、受け様が生真面目で、黒髪で・・・という点、個人的にはとても嬉しかったです。
それに、なんといっても2人が結ばれる時の流れもドキドキ萌えました。
ロマンチックで、でもただ甘々なだけじゃない、ちょっとした社会派ドラマのような感じもあったりして、読み応えのある作品でした。
先が気になってどんどんページをめくり、一気に読んでしまいました。
また、後半に収録されている作品も、ちょうど時系列的に「霞ヶ関・・・」に絡んでいるので、楽しく読めました。
私が求めるBLそのものって感じの作品でした。
絶対「神」っていう心をぐらぐら揺さぶられる作品も大好きですが、そういうのばかりでは疲れます。ちょっとした空き時間に、サラッと読めて、いい気持ちにさせられる毒の少ないBL、というのが一番量を求める作品です。が、意外とそれがない。小説だと、まず文体が気に入らないと読み進めるのが苦痛だし、あまりに悲しくて泣きじゃくるような作品は、そういうのを読みたいっていう時に気合い入れて読みたいし(電車の中で泣かされると困る)、程よくほっこりして満たされるというのは、意外と難しいのです。
が、これはその条件を満たしておりました。そこが物足りなさを感じる要因になるのかもしれませんが、私は大満足です。
番外編は、確かにこれ雑誌で読んだわ! と気づきました。スピンオフが表題作になるって珍しいですね。おっさんと介護士のラブはもっと見たかったかな〜。
でも、満足しました。
どちらも美形のエリート官僚が「同期として出会って、最大の強敵にして、最高の相棒になる」表題作はおもしろかったです。
高名な画家の父と元アイドルの母を持つ御手洗に、地方の公務員家庭で育った一橋大出の逸見、入庁早々の研修で二人はお互いに一目置くようになり、互いに切磋琢磨しながらキャリアを積んで行くのですが、、、
まず、この二人のキャラクター設定のBL的ゴージャス感の盛り具合が絶妙。
御手洗のスペックだと、ともすれば自信満々のオレ様男になっちゃいそうなところが、財務や経産省を落ちて第三希望の厚労省に来て、恋愛に関しては玉砕より友情を選んで自己完結しているヘタレ。
逸見は、真面目で、出世街道の上位を走っているけど、御手洗が隠している恋愛感情はもちろんのこと、自分の中にある御手洗に対しての感情にも全く想像がつかない鈍感さん。
こんな二人が、ようやく恋人同士になっても、その行為は妙に理屈くさくてすんなりとは甘くはならない。
普段はあくまで仕事優先で、やっととれた休暇で出かけた先は御手洗家の別荘だけど、半分は掃除のために行かされた感じ。
と、他にもいろいろなエピソードのあちこちが、スーパー過ぎず、ハード過ぎず、さくっと気持ちよく読める。
後半は、御手洗が査察のため潜入した先での出来事で、この雑誌掲載作から派生したのが表題作になっているとの事だが、この話、これはこれで、ここに一緒に入るしかないのはわかるけど、ちょっと駆け足で物足りないかな。