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クズ男に惚れた罰でしょうか――
まだ自分がどこまで大丈夫なのか分かっていなかったので勇気を出して購入し、読みました。
正直なところ、買ってよかったし読んで良かったです。
「やじるし」
下衆な攻めと少し(?)マゾな受けの物語。
よかった。最後は攻めが暇つぶしとしか思ってなかった受けを好きになってしまって「気づきたくなかった!」が最高でした。
「ひきずる音」
もう歪んだ愛といえばこれです。
攻めの男の子と受けの男の子は幼馴染なんですが、攻めの子が幼少期事故になって左足を負傷します。それが今になっても治らず、引きずっているため受けは自分のせいだと思っている。
攻めは受けが自分のせいだと思って許してもらえていないと思っていることを知っているけど、自分がずっと受けを傍に置いておきたいから言ってあげない。
ちょっとド好みすぎてやばかったです。まじで、受けが可愛い。もっと歪んでくれと思いました。
「歪みはじめ」
教師×生徒。
攻めの方が厳選された家庭環境が上手くいっていない愛情に飢えている大人しそうな子を見つけて、致すお話。この2人の先が見たくなるようなお話でした。教師は毎回こういうのをやっているっぽくて鬼畜ですね(笑)
「痴漢されている彼を偶然発見して、的な展開で」
寝取られ&モブ(複数)
痴漢されている受けを''偶然''見つけて、弱っている受けに寄り添う攻めですが、実は全部攻めが裏で痴漢してくれる人を雇っていたお話。
知らない受けが可哀想だと思って、無理かなとも思いましたが、案外いけました。キ○○イな攻めグッジョブです。
「れいの男」「残業の男」
残業の男はれいの男の番外編という感じです。
残業中に急に現れた謎の男×残業中に自傷行為をして怖さを紛らわせている男のお話。
いやぁ、残業の男で少し驚かされましたが、これからが楽しみな展開ですね!
「変愛 間男変」
受けの性癖に付き合わされている攻め×シチュやコスプレでしたい受けのお話。
誘い受けです。関係性は可愛いんですが、このお話の誘い受けは少し苦手でした。
BLってえろを楽しむものだと思っていませんか。これはえろは勿論、ストーリー性、どんでん返し、愛重etc…全ての項目において素晴らしすぎる作品です。短編集になっているのでこの1冊を買うだけで何度も感情を揺さぶられ楽しむことが出来ます。はらだワールド最高。ありがとうございました。
クズ、ヤンデレ、鬼畜、変態等、ヤバイやつらのショートストーリー集。いやーなんか地雷原みたいな一冊でした 笑 そしてどれもエロかった。。。
間違いなく万人には受け入れられないと思う。前半結構痛いダークって感じだし、幅広くなんでも読める人向けですね!
終盤にコミカルだったり、仲良しカップルの話があってなんかちょっとほっとしちゃいました。ヤンデレ好き、メリバもたまにはいいな、とか何だかんだ言いつつやっぱりハピエンが良いなあ。。。と思ってしまった。
この作品ははらだ先生の短編が7本+「変愛」の描き下ろしが1本入っています。短編なのでひとつひとつの話は短いですが、さすがはらだ先生。どれも後味が尾を引くような作品です。
普段私はまるまる表題作の作品のほうが満足感があって好きなのですが、「やじるし」は先生の作品が好きな方、ダークで鬱感強めなのが好きな方にはいろんな角度の話が一冊に詰まった最強の本だと思います!
ほかのレビューにも多いですが、私のイチ推しは「ひきずる音」です。サイコパス味があるキャラクターってめちゃめちゃ目が惹かれるんですよ!関わるのは絶対いやだけど。いやぁ、最高です。