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表題作乗るのはどっちだ

?青江 御幸 麻薬取締官 30歳
?紅原 龍一郎 警視庁捜査一課警部 30歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

麻薬取締官・青江御幸(みゆき)が潜入中のホストクラブに警察の捜査が。その容疑者は青江の捜査対象と同一人物だったが、逃亡したところをひき逃げに遭い死亡してしまう。青江は仕方なく、警視庁捜査一課警部・紅原(こうはら)龍一郎に身分を明かすことに。後日、青江の捜査対象者が再び殺され、紅原とともに捜査を進めるが、似た者同士のふたりは何彼と牽制しあい……⁉︎

作品情報

作品名
乗るのはどっちだ
著者
愁堂れな 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344834460
3.3

(3)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

タイトルがネタバレ?

愁堂れなさんお得意の刑事物です。

麻薬取締官の青江が、ホストクラブに潜入捜査中、捜査対象者が別件で警察に追われ逃げた隙に轢き逃げされ死亡してしまいます。
その対象者を殺人事件の容疑者として追ってきたのが、紅原、警視庁捜査一課の警部でした。

青江は、捜査対象者が口封じにヤクザに消されと思っていたのですが、警察の見解は麻薬絡みでは無いと言い…
青江が潜入捜査中に捜査対象者が死亡して捜査中断は二回目。
立て続けに失敗に終わってしまった捜査の『中断』が故意かはたまた偶然かを早急に確かめる為に早々に新しく潜入捜査をする事になりますが、その潜入対象も惨殺され…
その後の囮捜査でも対象者が惨殺され…
青江が関わった対象者が次々に殺されて行きます。

推理サスペンスですのでこれ以上はあらすじは書けませんが
読み進めている結構初めの方から、
あれ?この人が犯人かな?と思い当たるとおもわれます。
犯人の動機もまあまあありがちな感じでしたが、最後まで興味を持って読み進められました。

バリタチの青江がノンケのプライドが高く上昇志向がある紅原に好意を持つようになる過程は結構分かりやすく書かれていたのですが、反対に紅原が青江に恋愛と言う意味での好意を持つまでの感情の変化はあまりよくわかりませんでした。

お互い似た者同士で背格好も歳も同じバリタチの青江とノンケで絶対突っ込まれるつもりが無い紅原。
今回どっちが乗るかは決着がつかなかったようですが、多分、次巻で決着がつくのかな(笑)
まぁこのまま終わりじゃあないと思われますので、次巻に乞うご期待ですが、反対に、次巻が無いならば、かなり物足りなさが残ってしまいます。何せ、どちらも乗ってませんから(笑)

警視庁捜査一課の警部と麻薬取締官という設定のキャラにぴったりの麻 々原絵里依さんのイラストが麗しかったです。
表紙を見ても、中のイラストを見ても、どっちが乗るのか分かりませんね(笑)

8

さらっと読める2時間ドラマ原作風

警察・事件ものBLです。
主人公は麻薬取締官の青江。潜入捜査を得意としていて、ゲイ。そして美形。
捜査上のターゲットが事故死した事件で、警視庁捜査一課警部の紅原(こうはら)と知り合います。
紅原とはなぜかすぐ張り合ってしまうような感じで、表面上はにこやかなんだけど、嫌みというかわざとらしい丁寧さで冷たい会話、という感じです。
この辺、良くも悪くも「2時間ドラマ」的な感覚。
俳優の演技で見れば一発でわかる空気感を文字にするまどろっこしさというような。いちいちな描写が目にしつこいのですね。
ただ、ケンカップル的なバディものが好みの方には合うと思います。
青江のターゲットが殺される、という事件はそれから何度も続き、読者も動機も何もわからず推理物的な楽しみ方もできます。
いよいよ犯人の影が見えてからのスピード感は良かった。どうなるどうなる?というドキドキも味わいました。
犯人も、そうだったのか〜という満足感もあり。
ただですね〜。
結局紅原と青江が恋に落ちるわけなのですが、青江はともかく紅原側から見るとかなりな唐突感を感じてしまう。
そして攻め攻め攻防です。攻防がお好みの方にはおすすめですが、決着つかずに本番には至りませんのであしからず。
麻々原絵里依さんのイラストはとってもかっこよくてクールな感じがよく出ていました。

2

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