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談話室でたまたまトピ主さんが言及されていて(感謝です)、「境界の果て、とろける誘惑」が素晴らしかったし和風ファンタジーも大好きなので、河童の可愛さにも負けてポチリ。
なんとページ番号までが河童仕様w かわいいw
フクロウもトカゲ(七尾)も水の妖精?(三朗+四朗)もギャンかわ…
(活字では片方が"郎"で↗間違って(?)たので、イラストに合わせました)
河童の半ケツもかわ…(←お巡りさんコイツです
人間同士で「水の神様に捧げられた人柱(百果)x道に迷った元職業愛人(九十九)」。
直接的描写はないので受け攻めは(仮)です。
心に傷を負った者同士が出会い、救済されていく優しいお話。
仏教と深く関わりのあるハスの花がたびたび描かれるのはおそらく「再生」や「救済」を象徴しているのかな。
九十九が意外と男らしくて好感度上がりましたね。
「境界の果て、とろける誘惑」のインパクトに比べると…という基準でこの評価としました。
とにかく可愛いお話で、人外&動物好きとしては大満足です。
<その他 良かった点>
・おっきいバージョンの河童さんがイケメン!神同士CPの行方も気になりますね
・時々顔パーツのバランスがかなり崩れるのが気にはなるけど、やはり画力そのものがすごく高い
・「懸想(けそう)」とか知らない単語が出てきて勉強にもなりました
<注意点>
・受け攻めの親(or 養父母)が毒親でネグレクト
・唇に開けたピアスの穴x3からの痛々しい出血アリ
・設定にちらほらアラが見えますが、そこはぜひ薄目でw
(触れられない設定なのにめっちゃ触れてる、etc.)
まぁ神様なので神通力でエイヤッ!となるのでしょう、しらんけど
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読み終わったあと、こころがほっこりしました。
良い話だね〜最後、ニコニコです。
時代錯誤の人柱だの・・・
母子家庭のネグレクトだの・・・
ほんと、どーしょーも無い大人に囲まれて不憫だった、2人だけど。
神様が結んだ縁だったね。
良かった、二人ともお互いを思い合える気持ちがあって。
神様も、河童の姿の方が可愛くて良かった。
最初の読み始め〜河童の姿でBL???まさか、この姿の河童と???・・・(笑)
と、思ったけど(笑)
そうじゃなくて、上手くまとまってて良かったです。
漫画を読むようになってしみじみ思うのは、クリエイターの中で漫画家さんって一番すごいんじゃないかということです。
作家は文字で、映画監督は映像で、自分の世界を形にするけれど、漫画家は両方を駆使してるんですよね。自分の頭の中にある世界を文字と絵で表現するって、もう完全体じゃないですか。
というわけで、アキハルノビタさんの頭の中の世界は本当に素晴らしい。
ショタ絡みの作品は苦手ですが、こちらの世界観は本当に素晴らしい。
神様と人間。別次元ものたちが触れ合うことでいろんな形の愛が生まれています。
人柱にされた百果を大事に思う水神の朔太郎さんの親心のような愛。
「親もいないいらない子」だった自分10年寄り添ってくれた朔太郎さんへの百果の敬愛。
長くはいられないと知りながら、ひとと暮らすことを決意した朔太郎さんを10年探し続けたクロエの忠心的な愛。
離れることで百果のしあわせを願う九十九の愛。
九十九と一緒にいたいと気付いた百果の愛。
優しかったり切なかったり厳しかったり、どれも素敵に描かれています。
百果が最初に九十九に感じたのは「同類相哀れむ」という種類の傷の舐め合いだったけれど、九十九が自分とは同じではないことを拒絶したままにしないで一歩踏み出してくれて、ほっとしました。
九十九は職業愛人なんていうとんでもない生活を送っていたひとだけど、目に見えるものは全部受け入れるという懐の広さを持っているから、「自分だけのしあわせ」を手に入れることができて本当に良かったと思うし、そういう九十九だったからこそ朔太郎さんも百果を任せられると思ったんだろうなあ。
朔太郎さん、かわいいです。
描き下ろしで「畑デート、洗濯物デート」にはしゃぐ百果と九十九もかわいいです。
神様やあやかし系が好きな方だけはなく、いろんなひとに読んでほしい作品です。
この作品、読めば読むほど神作です
何度読み直しても飽きないし、朔太郎がキュート♪
ストーリー展開がコミカルとシリアスの絶妙なバランス
BLじゃなくても読みたいって思わせてくれます
読み手を置いて行かない、読み終わった時にやさしい気持ちになれます
