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沙野先生と小山田先生がタッグを組んだ作品を探して、こちらに辿り着きました。
肌色多めの何とも怪しいカバーイラストと、元恋人を看取るというハードなあらすじに惹かれて読み始めました。
もうね鳥羽の元恋人の水川が死んだ辺りから、ドキドキしてページを捲る手が止まりませんでした。
鳥羽の宰に対する執着具合も加速してくるし、でもなんと言っても宰の身に起きた異変が怖かったです。
宰はこのまま居なくなってしまうの?とか、どうして鳥羽は宰の異変に気が付かないの?って、宰の心情に合わせて胸が痛くなってギューっと苦しくなりました。…はぁ…
宰が命の危機を感じたシーンはとても長く感じられたし、駆け付けた鳥羽が宰の身に起きた異変を実は感じ取っていた事に愛を感じました。
やはり鳥羽には宰じゃなくてはダメだし、宰には鳥羽が必要なんです。
これは読まなければ分からない感覚だと思います。
仄暗さの中から抜け出した人間の強さが輝いて見えました。
ただね、カテーテルプレイはビクつく鳥羽が気の毒で、怖いし痛いだろうからほどほどにと心配になりました。それに副院長でも持って来て大丈夫かしらって気になってしまいました。www
一人の男と二人の同じ男の表紙。
変則三角関係なんですね。
なかなか辛く苦しい描写が多く鳥羽が口説き続けても宰に届かず読んでいて折れそうになりました。
でも宰も実は鳥羽を好きになってたんですね。
兄のことで全てを完璧に振る舞い生きてくことで感覚や感情が狂ってしまって。
鳥羽のお陰で白いトンネルからも脱して兄の呪縛からも逃れ。
しかし水川恐るべし。いや、鳥羽がちゃんと別れなかったのも原因かもしれませんが。
水川に乗っ取られた宰が不憫で辛くて。
でもやはり鳥羽は宰を選んだんですよね?宰だったら病院を移る気にならなかっただろうし。
エッチは多くても純粋に甘々なのは最後の一回かな?
とにかく宰が苦しむのが辛かった。でも鳥羽が手放さないでくれて良かった。
カテーテルプレイにはまってますね。淫魔とか呼ばれちゃって。絶倫大王といい勝負になりましたね。
3Pものとは違うみたいなのに、不思議な表紙だなとは思ったが、読んでみると納得できる。
この本に関しては買ってすぐ積読にしていたままだったので、こんな話だとは思わず意表を突かれた。
作中では事あるごとに受け・宰(つかさ)が、兄が自殺した給水塔のシーンを思い浮かべる様子に、喪失感を強く感じるのか?と考えているうちに攻め・鳥羽の恋人だった水川も無くなってしまい、頭の中で整理できなくなりそうな予感がしたが、読後に振り返ってみると腑に落ちない点ってのはなかった。
一方で、鳥羽との十年ぶりの濃厚な性交を境に宰が吹っ切れたのかと思いきや一変した部分を見せたり、一晩のうちに宰を何度も貪る鳥羽の絶倫ぶりを目の当たりにして、作中でのエロ描写は相当強い。
後半になって、宰が淫乱になった豹変が水川の死と結びついての展開は、作者・沙野さんが見事な手腕を見せてくれた。
攻めの元恋人が受けの魂底に記憶を残していくってのは切ないし、鳥羽がきちんと気が付いた事で救いがあった。
意外な展開を目の当たりにするって話は大好きだ。
だが、カテーテルを使ったプレイってのはマニアックすぎてちょっとついていけないかな。
全くもって余計なお世話だろうが、二人とも医師なのにこんなに尿道を弄って大丈夫なのだろうか(´・ω・`)…
表紙イラストから、傲慢攻×美人双子の禁断の3P的なお話かと思いきや――!!
(表紙イラストだけでここまで妄想することに我ながら震えましたが)
予想外にオカルティックな内容でした。ただ、全体的に硬質な雰囲気のお陰であまり怖いとか湿っぽい印象はなく、面白い作品でした。主人公の宰(つかさ)と攻の鳥羽はそれぞれ強い個性の持ち主ですが、その背景にちゃんと理由付けがされていて、枝葉を取り除けばお互いを一途に想っているところが非常に良かったです。鳥羽の想いが報われてホッとしました。
ちょっと変わった三角関係のもう1点である水川は悲しき恋のキューピッドで…私はとても好きでした。自分の想いが叶わないと知りながら、それでも、姿を変えても愛する人のそばにいたいという健気さにグッときました。
宰と鳥羽がそれぞれ少し人間らしくなって、ふたり仲良く新たなプレイを追求していってほしいと思います。
“恋敵は、淫らなもう一人の自分”の帯に隠されていますが、
取ると受けのおヒップが…!!
“孵す”というタイトルどおり、卵の殻が割れているのも素敵です。
さすが小山田さん!と痺れました。
祖父と父のように医者になる為、
努力を惜しまなかった兄が自ら命を絶ってしまい、
苦悩を知りながら静観視していた事を悔い
兄の代わりに医者になる道を選んだ宰(つかさ)。
医学部に進み、鳥羽という遊び癖のある4つ上の先輩に
事あるごとに付き合わされ口説かれ体を重ねはしたものの
近づいたと思った途端距離をとられ…。
鳥羽が北海道の病院へ就職したり
更には渡米までして二回の別れがありますが
いずれも出発前に宰へ会うのが愛を感じました。
渡米前だなんてパスポートを宰の部屋へ郵送しておくとか
(日付と航空会社と便名を記載したメモも)
驚きましたが、それほど切羽詰まっていたんでしょうね…。
しかも宰は届けるだけで終われませんでしたし!
再再会愛、心を閉ざしていた宰の気持ちもわかりますし
鳥羽の余裕に見せておいて実は必死なアプローチ、
結ばれるのがわかっていてもドキドキしました。
鳥羽の絶倫っぷりが…ちょっと…どうなの!?ww
5回はまぁ……ハイ…ですけど10回ってあんまりじゃないですか!?
宰だけにいくらでも欲しくなるのは喜ばしい事ですが
宰の受け入れる場所の心配をしてしまいました…
(身も蓋もない言い方ですみません!)
前半は淀みなく読ませていただいていましたが
後半になると…あれ!?そうなっちゃうんだ??と
私は戸惑ってしまいました。(私だけかもしれませんが)
リアリティのあるお話で進んでいたのに、
まさに予想外の展開で“もう一人の自分”がそうくるとは…。
ここが物語の肝となる部分なのでしょうけど…。
とは言え、鳥羽がちゃんと宰という人間を知っていて
宰ならばそんな事はしないと理解してくれているのが
こちらも嬉しくなりました。
濡れ場はどこも淫らで非常にエロいです!!
攻めが喘ぐのも大好物ですし
まさかの攻めに尿道責めも新鮮で素晴らしかった!!!
カテーテルでお互いの尿道を繋げるとは……
かつてこんなプレイがあっただろうか、いや、無い!!!
こちらのシーンは是非読んでいただきたいです!!
あと、全裸にさせられて立ったままの宰が
鳥羽に背後からTKBを引っ張られる口絵カラー、
いやらしすぎる口元と目線の鳥羽も
エロお化けです←
さすが小山田さん……御馳走様でした!!!