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表題作怪談BL

アンソロジーにつき多数
アンソロジーにつき多数

その他の収録作品

  • 恋煩シビト「ある真夏の出来事」
  • ロッキー「あなたは冷たい」
  • 霧間もっこり「美術室の悪夢」
  • 安眠「視えないモノ、募集中。」
  • ふじおかゆ「ゆきずり」
  • かおか「君に逢いに」
  • 小説:阿賀直己 挿絵:itz「電話と夢の夜」

あらすじ

幽霊や人外との恋、生霊、怨念、最期の想い…怪談は怖いだけじゃない!不思議な話や切ない話も盛りだくさん!!新ジャンル!? 怪談でBLなストーリーを集めたオール読み切りアンソロジー。

カバーイラスト:恋煩シビト

コミックス:
恋煩シビト
ロッキー
霧間もっこり
安眠
ふじおかゆ
なかおか

小説:阿賀直己
挿絵:itz

作品情報

作品名
怪談BL
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
ISBN
9784879194398
2.7

(12)

(0)

萌々

(4)

(2)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
27
評価数
12
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

夏だ!ホラーだ!BLだー!!!

暑くなってきたしホラーなBL探すぞー!って思っていた矢先に怪談BL発売されたので買ってみました。
ゾクッと怖いものからほのぼのしいものまで。

【印象に残った作品】
1.霧間もっこり『美術室の悪夢』
2.小説:阿賀直己/挿絵:itz『電話と夢の夜』
3.なかおか『君に逢いに』

1.恋煩シビト『ある真夏の出来事』 ホラー★★★ エロ★★★
鷹野 始(高校生)×鵜飼 ヨウジ(高校生)
祖父に蔵にある鍋を持ってくるよう言われたヨウジ。
中々見つからず、これかと何か(御札)貼ってある古い桐の箱を開けると綺麗な鏡が入っていた。
その後、祖父のただならぬ剣幕に思わず「開けていない」と答えるが…。

いやいやいやいや開けんなよ。
御札なんて貼ってあるもの不用意に開封すなーーー!
すんなり入れ替わり成功できて「これからどうしよう…」なところで終わっております。
ってか魔性だな、この魔物?

2.ロッキー『あなたは冷たい』 ホラー★★★
吉岡(以前光が住んでいた家に居る男性)×光(高校生)

男が好きだとバレて高校で嫌がらせを受けている光が赴く場所は…以前自分が住んでいた家の庭。
そこに植えられた紫陽花の下に母さんが眠っている。
オレを呼ぶんだ…。
でも今その家には吉岡と名乗る男性がいて?

最初、あーなんだ思い込みかー…とか思ったんですが。
…まって?
光くん、一体誰に呼ばれていたの?
あの人骨に?
ちょ…深みにハマるとやばかったんじゃ…。
って思ったらぞくっとした。

3.霧間もっこり『美術室の悪夢』 ホラー★★★★★ エロ★★★★★
宮前(高校3年生・美術部)×緋月(教師)

ある日、緋月はこれまで何の接点も持っていなかった生徒・宮前からコンクールに応募するための絵画のモデルになってほしいと頼まれる。
「楽に座っていてくださいね。」
彼の筆運びの音に吸い込まれるように眠りについた緋月は隠微な白昼夢を見るようになり…?

最初の宮前くんの印象は何か人懐っこい子だなー(*´艸`*)でした。
んが…読み進めるうちに狂気が…。
読んでいて先生の見る白昼夢と現実がごっちゃになってくるんですよね。
先生自身「これは夢?」ってなってるし…。
夢のエロさはどんどん増していくし、その中の宮前くんはもう狂気じみてるしヤンデレ。
先生の出した白い液体を絵の具代わりにしてご満悦だったりするし(先生全力で止めてるけど無視)
うっはー…ヤンデレエロスー…あ、先生の夢かー…と思わせといて電話内容に「え?」からのー…!!!!
うん、最後のページはヤバイです。
これあかんやつです、ほんまやめて。
ページめくってビビりすぎて息が一瞬とまったからね。
このページの存在を認識したあともうっかりページ開いたりしちゃうとゾワッとさせられるのでもう思い切って目印に付箋はってしまおうかとか考えてしまいます。
1番印象に残った作品です。
まさしくホラーBL。

4.安眠『視えないモノ、募集中。』 ホラー★ ほのぼの★★★★
幽霊・仮名キキョウ(市川 恭輔 高校2年生)×柏木 蓮(高校1年生)

幽霊を見ることができる蓮は変人扱いされることに我慢ができなくなって「夏休みまでに幽霊の存在を証明する」と言ってしまう。
“捕まってくれる幽霊さん募集。まずは気軽に話しかけてください”という看板を持って行った廃墟で蓮が出会ったのは、自分よりも人間らしい幽霊だった。

記憶喪失中の幽霊が一体誰なのか?と探しつつ交流していく2人。
妙に存在感がある設定なので、もしかして~?と思っていたらやっぱりそのもしかして~でしたね。
これからは1人じゃないね(*´艸`*)
ってか幽霊に幽霊と間違われる勢いの存在感のない蓮くんwww

5.ふじおかゆ『ゆきずり』 ホラー★★ エロ★★★
由貴×夏男

雪国。
付き合うことになった彼(由貴)に何だか既視感を覚えて…?

あれですね、BL版雪女。
思い出さなきゃよかったのにね。
初めて会ったとき(本当は2回目だけど)、由貴が夏男のことを凝視していたのはあの時の子供かどうかを見定めるためだったのかな?

6.なかおか『君に逢いに』 ホラー★ 切ない★★★★
邑久(中学の時の同級生・幽霊)と三島 旬(高校1年生)

亡くなった友人(邑久)の葬式に行って帰ると彼は自分の部屋にいて?!
高校生初めての夏休みを目前に亡くなった邑久の望みは、夏休みっぽい遊びを一緒にして欲しい!とのことで…。

…そうだよね…いつまでもいるわけじゃないよね。
わかっちゃいたけどさ…。
あ…この子もうすぐ成仏するんじゃない?って話が進んでいくとページめくるのつらい(´;ω;`)ブワッ
三島くん、邑久くんの分も生きてね、人生楽しんでね。

7.小説:阿賀直己/挿絵:itz『電話と夢の夜』 ホラー★★★★ 
護野 創(大企業の御曹司。但し家とは不仲)×安喰(大学院生) 2人とも25歳

幽霊が視える僕(安喰アビキ)に友人の護野から相談された悩みごと…それは“姿の視えない女性からの毎夜の訪問”について。

過去と現在、そして日常と非日常が入り混じって展開しているのが面白いです。
高校生の時の回想、そして25歳の今。
漫画で読んだら切り替えが多いので違和感出たかもですが、小説だからか気になりませんでした。
ただ安喰が相談を受けて、女性と接触した日の夜に遭遇した出来事は…絵で見たほうが一層恐怖を感じたかも…とか思ったりします。
何せちょっとグロイし怖い。

4

怖い話も怖くない話も

「怪談」をテーマとしたアンソロジー。
以下、掲載順にざっと。(作者様敬称略)

「ある真夏の出来事」恋煩シビト
自宅の蔵にあった封印された「鏡」を開けてしまった高校生。
当然凶々しいモノが出てきてしまう、という「怪談」にふさわしいお話。
しかもそのモノはオトコ喰いな訳で、BLとしてもまことに最高のオープニング作品です。

「あなたは冷たい」ロッキー
母が父に殺されて庭に埋められてる!
今は他人の家の庭に入り込むヒカルだが。聞こえた声は誰の声?家にいたのは誰?
そのままの不可思議で良かったのに、ラストがイマイチ。

「美術室の悪夢」霧間もっこり
夢かうつつか。霊感教師が怖エロい体験をするというお話。
霊感教師に取り込まれたのか、生徒が自ら目を突くという病みエンド。怖い。

「視えないモノ、募集中」安眠
幽霊と友達に?
やけにリアルで触れる幽霊は…よくある設定だけど臨死状態的な生霊くんです。
生きててよかったね。

「ゆきずり」ふじおかゆ
雪の日に出会って一目惚れ。だけどその人は…
今回も見逃してくれそうな気がするけどな。

「君に逢いに」なかおか
事故死してしまった同級生。彼が成仏するまでの数日間の感傷。
やっぱり死んだら終わりなんだなぁ。

「電話と夢の夜」阿部直己/itz
小説です。
視える男の子がいて、クラスメイトから心霊に関わる悩みを相談され…
お互いがお互いの救いになるようなお話。


ただ怖いだけでなくてじんわりいい話もあり。
初っ端のシビト先生作品が好きでした!

0

まあ、迷っただけはあるかな。

怪談とBLが何より大好きなので、怪談BLと聞いただけで浮かれていたのですが、アンソロジーで当たったことがないので躊躇。
夏も終わったのに、今更買ってみました。
う、うーん。
私には合わなかったかも。
合わなかっただけで、悪いという訳ではないとは思うのですが。
正直、怖くはなかったです。
怖くない怪談は大好物なのでいいのですが、それを補うものがなかったかなあ。
『あなたは冷たい』と『美術室の悪夢』と『視えないモノ、募集中。』はよかったかなあ。
あ、『美術室の悪夢』の最後のページは怖かったですー。開く時注意!

3

全然怖くなくてガッカリ

次はもっと本格的なのをお願いしますね!

「ある真夏の出来事」恋煩シビト
いじめられっ子が憑りつかれ唯一の友人を襲い受けしてしまう。オチなし
「あなたは冷たい」ロッキー
いじめられっ子の唯一の希望は前住んでいた家の庭の紫陽花の下の母親 
その家には男が住んでいて
「美術室の悪夢」霧間もっこり
美術部の高校生×平凡な教師
だんだんと病んでいく学生、白昼夢か現実か?
「視えないモノ、募集中。」安眠
夏休みに捕まえてこいってデカいカブトムシかよw 
幽霊みたいな人間と人間みたいな幽霊のハートフルな話 
「ゆきずり」ふじおかゆ
雪女のオマージュ
「君に逢いに」なかおか
死んだ友達と夏休みを満喫、これもいい話系
「電話と夢の夜」阿賀直己
長めの小説

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