トリガー

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トリガー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神60
  • 萌×221
  • 萌16
  • 中立7
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
20
得点
439
評価数
115
平均
4 / 5
神率
52.2%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
onBLUE comics
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784396783662

あらすじ

とある
クズエリートの
人生の崩壊。
……と、恋愛。

「オナホールぐらいには
なるんだろう?」

三井貴浩、商社のエリート課長。
汚点なき人生を歩む三井だったが、
離婚を機に暗転。
生活が荒れていく中、
三井は元同級生・曽根に再会する。
曽根は、高校時代に三井に
告白してきたゲイで、
現在はノンケの同居人に片想い中。
それを察した三井は、
「バラされたくなくば」と
曽根を強引に犯し――。

クズエリート攻×包容力受の
激しい人生恋愛、
エピローグ20Pを描き下ろし!

表題作トリガー

三井貴浩,商社のエリート課長
曽根,高校時代に攻に告白してきた元同級生

その他の収録作品

  • ビューティフル・サンデイ
  • サニー
  • トリガー1.5(描き下ろし)
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数20

クズ攻めと天使のような受け

神評価がとても多いですね。自分の読解力に自信がなくなります。

最後まで読めば包容力受け(?)による攻め(?)の救済のお話なのかな?読後は休日の街中を買い物に行く爽やかさを感じます。

ただ三井がクズすぎて。ゲイを隠して生きていくことはこんなにも人を歪ませるのかな?
離婚を言い出された時の反応もなんだか。それでどんどん荒んでいきますね。

隣に引っ越してきた曽根。せっかく片想いの相手と仕事して同居もできてるのに…。

高校時代の曽根への仕打ちといい、オナホールがわりといい、タバコの跡をつけたり蹴りだしたりとにかく曽根への扱いが酷すぎて。

曽根が脅されてずっと言いなりで。

会社を首になった三井がとうとう曽根まで引きずり落とします。なぜそこまでするのか。

ゲイだからの同族嫌悪なのか?

そしてなぜ妻側から離婚を言い出したのにあんな条件で離婚になったのか?

曽根は三井を許して同居してベッドを買ってもらって幸せそうで。三井は足掻いてますが曽根に救われてるんですよね、きっと。

曽根の態度は根底に高校からまだ三井が好きな気持ちがあったのでしょうか。なぜあんな仕打ちを受けてこの展開になれるのでしょう。

三井のクズさがどうしても拭えず中立で。

1

萌えられないタイプのクズ

これはもしかしたらダメかもな〜と思いながら買ったコミックではありますが、思った以上にダメでした。

一口に“クズ”と言っても色んなタイプのクズがいますが、この三井みたいなタイプはホント笑えない、私がリアルでガチに嫌って生きてるタイプのキングオブクズなので、申し訳ないけどまっっっっったく三井に情が湧かない。
三井の可哀想な過去話を読ませて同情を誘おうとするこういった作品のよくある手法すら、もはや鬱陶しいことこの上ない。
三井のようなタイプの何がそんなにダメなのかと言うと、ひとつずつ説明しきれないくらいに何から何まであれもこれもダメですね。。。
そんな中で敢えて言葉にするなら、多分この「自分だけが可哀想」みたいなのがとにかくダメなんだろうなと思います。
自分の苛立ちを発散するためだけに曽根の腕に消えない傷(根性焼き)を付けた瞬間、アーこれは無理だわと。
傷や刺青に萌えを感じる属性だからこその余計に許せない決定的瞬間でした。

モヤモヤを吐き出したいだけのレビューをしてすみません。
イシノアヤさんがダメなわけではありません。それだけはここでしっかり断らせてください。

5

ゲス野郎の自分勝手な苦しみとファンタジーではないBL

ああ、ひどい作品でした。
こんなにひどい男の話を読まされて、最後はその男がこの先もしあわせであるように願ってしまうなんてひどいにも程がある。

三井という男の半生が描かれています。
エリート。会社での評判も上々。3LDKのマンションに美しい妻と私立に通う娘。何不自由なく、家族が欲しがるものは全て与えられる甲斐性のある自分。誰もが羨む「男」の生活。
三井が叶ったと思っていた理想の生活はもう崩れていたのに、目を背けていたんですよね。夕飯を食べる三井の前で、ごはん代わりにサラダ味のスナック菓子を食べる妻。突然の離婚の話に手放したくないのは「彼女たち」ではなく、「既婚者である自分」という世間からのレッテルだと気付く。必死で築いた砂の城が崩れたあとに頭をもたげてきたのは、隠し続けた本当の自分。

そこに現れたのは、過去に自分に想いを寄せていた同級生の曽根。
曽根の弱みにつけ込んで、何度も何度も乱暴に体を奪う。あまつさえ消えない傷跡までつける。曽根の腕に3つ残された跡は、脆くも消え去った自分と妻と娘を象徴しているのか、それとも曽根と曽根が想う友人と自分なのか。
てっぺんから底辺まで落ちて、手にしていたはずのものが何もかもすり抜けていったとき、本当に欲しいものはただひとつだけだったと気付く。
自分を受け入れるまでのショック、否認、怒り、承認そして受容。

とにかく痛いです。どこからどこまでも三井はひどい。曽根を酷く扱うさまは目を背けたくなるほどです。
三井がずっと否定してきた「同性愛者である自分」を受け入れている上に好きになった相手に告白までできる曽根への蔑みと無意識な羨望、でも結局はゲイであることを隠して好きな相手のそばにいようとする曽根の狡さを断罪したい気持ち、そして何より自分自身を受け入れられない苛立ち。
そういうドロドロした感情をすべて曽根にぶつけているのです。自分を痛めつけるには三井は自己愛が強すぎる。だから曽根に自分を投影してぶちのめす。でもいくら殴っても傷つけても、痛みも苛立ちも消えないし、罪悪感まで生まれて自己嫌悪がひどくなっていくばかり。

悪循環で残っていたはずの社会的地位まで失ったときに、狡猾なやり方で三井は曽根の秘密を暴きます。曽根も自分のように何もかも失えばいいと思うと同時に、そんな自分を見捨てないでほしいという微かな願いすら感じる場面に、もしかして同居人に暴きたかったのは曽根の性癖ではなくて、曽根は自分のものだということだったのではないかと思うのです。

「同性愛者かもしれない」という事実を受け入れるのって、本当に難しいことですね。いくつかコラムや記事も読んだことがありますが、「ふつう」でないことを認めたくない気持ちが強ければ強いほど、より「男性らしく」いようとして、強烈なホモフォビアになってしまうそうです。
最も憎むべきものが自分の真ん中にもあって、いくら蔑んでも罵っても全部自分に返ってくるだけなんてどれほどの苦しみでしょうか。受け入れられたら楽なのにと思うのは他人事だからなんですよね。それだけ枠から外れるのは怖ろしいことだというのを全部は理解できていないからなのかもしれません。ゲイフレンドリーなひとだって、ゲイフレンドリーであるがゆえにゲイの人を傷つけることもあるし、本当に難しい問題だと思います。
三井が妻子を不幸にしたことや曽根にしたことを「酷い」と言い捨ててしまうのは違う、と考えさせられました。

三井が必死で打ち消そうとした種を芽生えさせてしまった教育実習生の存在も不幸。妻を愛し切る演技すらできなかったのも不幸。自分ひとりでは受け入れられずに曽根に当たってしまったのも不幸。
だけどこれからの三井にはしあわせだけが訪れてほしい。すべて気付いた上で離れずにいてくれた曽根がいてくれる限り、大丈夫だと思える、希望に溢れた作品でした。

2

ビビらずに読んで!最後にはクソゲスカスに萌えますよ!

この作者さんの「椿だより」を読んであー、ホワホワポカポカ、良かったね、で終わってそのままだったのですが、この不穏な作品紹介!あの方がこんなん書くの?と買ってみたら、まぁ、ガッチガッチのガチのMLでリアリティありでした。

いたしてるシーンもあり、それもハラハラさせられるものなので涙目になっちゃう事もあるかもしれませんが、さすが先生!最後の最後、書き下ろしまで読んでいただければあのクソゲス三井に萌えを見つけらます。あぁ!読んで良かったの読後感。「椿だより」系でなきゃ絶対にダメ!という以外のBL読みさん達にはぜひオススメしたい作品です。せっかくBLというジャンルに萌えを見いだしてらっしゃるんですもの!

しかし、どなたかのエッセイでチラリと読んだのですが、ほんの30年くらい前かな?今はなき某有名ゲイ雑誌の編集長さんが『ゲイの人もゲイライフを楽しんでいい年になったら前半の三井みたいなライフスタイルを送りなさい、子を成しなさい』と話してたというのを読んで、そんなにゲイのそばにいる人もそんな考えするんだ!とビックリした思いがあったので、クソゲスカス三井に同情と哀れみを持ちつつ読んでたのも最後に三井に萌を見いだしてしまった理由かな、って腐嬢さま方は「え?30年前って大昔じゃん!」と思うかなー(笑)。

あ、忘れてた!あの教育実習生に精一杯の罵声と暴力をあびせたい!!!私、本来ビビりの運動嫌いだから遠くから石投げるくらいが精一杯だけど。ダセ。でも本当のクソゲスカスはヤツだから!残念!!!

2

自己抑制と解放

イシノアヤさん好きと言えどもこの作品は皆さまのレビュー読んだだけでびびって、これ(自分にとって)ヤバいやつだ、読まないでおこ、と封印してました。
でも結局、好奇心が優ってついに読んでしまったのですが、結論から言えば読み応えがあり読んで良かったです。
最初はビビりながらも、そして途中からぐいぐい読み込んでしまいました。

ゲイである事を否定して生きてきた三井。「ヘテロの男」の仮面を被り続ける事によって得た妻や子供を失い残されたのは養育費とローンだけ…。
三井が曽根にやったことは確かにクズだし弁護できない。だけど彼の背景を知ると救いようのないクズとばっさり斬り捨てられなかった。

自分が「普通」じゃないかもと気づいた三井の少年期。葛藤する間も無いままバカなノンケ教育実習生(男)による勘違いスキンシップで強制的に性に目覚めさせられてしまい(あれ性的虐待だと思う)背徳感を植えつけられてしまったのが本当に可哀想。
男に欲情する自分は気持ち悪い、けがわらしい…そんな自分は隠さなくてはと思う三井。そして告白してきた曽根を「俺は変態じゃない…!」と拒絶した。

結局、お互いにちゃんと恋愛したのは初めてなんじゃないかなぁってあとがきを読んで思いました。(三井に再会するまでほんのり好きになった人はおそらくみなノンケとある)
高校時代の恋のやり直しというんでしょうか。下手すると初恋どうしなのかもしれない。
「俺はゲイだ」「奇遇だね ぼくもさ」
ぎゃーどうしてこういうセリフを考えられるのでしょう。イシノさん神過ぎます!!泣けちまう。

「ヘテロの男」を演じ続けてきた男の底には受け願望があったというところまで描かれているところが好き。
そしてそれを曽根が見抜いて、「ヘテロの男役をもうだれも強要しないから」と言って今まで彼を縛り付けていたものから解放してあげるところが一番いいと思います。
だから、三井が受けやってるところまで(つまりリバ)描いて欲しかったなぁ。
絶対喘ぐのに三井は抵抗あると思うんだけど曽根がそれに気づいて声を我慢しないで…とか言っちゃうの。で、アンアン言っちゃう三井をかわいい、かわいい、と曽根が言う。かわいいと言われることにも三井は最初戸惑いを感じるんだけど、かわいいって言われることも悪くない…どころかこれを望んでたんだ…!ぐらいになって生きてて良かった〜!ってくらい感じまくるセックスをして欲しかったです。
三井は絶対かわいくなっちゃうと思う、というか、「この家で俺以外の人間(男じゃなくておばさん相手に嫉妬)の話をするな」とか言っちゃってて、すでにかわいいし。

そしてこのまま途中、三井は自殺でもしちゃうんじゃないか…と思ったシーンでのはんぺん買ってきてメール。あそこが秀逸でした。

5

LGBTの向き合い方

ゲイである事を受け入れられなかった男と向き合っていきてきた男の話。かなり面白かったです。
どうしてもBL内だとゲイへの許容範囲広くなりがちですが、リアルではこの2人のようにどちらの道を選んでも厳しい事が多いんだろうなぁ。
三井の曽根へのもろもろは鬼の所業。
それって結局三井の自己否定って所が絶妙に描かれていて、一概に三井を軽蔑も出来ず愛おしくなってしまいました。曽根お疲れ様…
邂逅の後の三井のデレがさ、曽根の幸せそうな感じがさ、ホント堪らない。
そしてリバ匂わせ終わりが口惜しい!
これリバ後に2人の関係性またちょっと変わるんだろうなぁと妄想膨らませることしか出来ない。そこまで読みたかったよ!

1

自己肯定の分かれ道

初読み作家だったのですが、表紙の絵が苦手なタッチだったので合わないかなと思いつつ、試しにサンプルを読んだら先が気になる感じだったので購入。
攻めの三井は読んでいて西田東さんの「君が僕のすべて」の武田を思い出させました。エリートなのに奥さんに離婚されるところとか、プライドが邪魔して人生損してるところとか。

最後の最後まで三井がそういう展開になると全く思わなかったので驚きましたが、逆に全てが腑に落ちました。これはやられたなー。
まさに自己肯定できたかどうかで完全に人生が分かれてしまった2人です。
曽根くんは完全にダメんずホイホイ体質な気がしますが、今度は曽根くんが三井のトリガーになって、思いっきり振り回して甘やかしてやって欲しい。

1

エリートが踏み外した道

心の奥底に押し込めた「ぜったいに認めたくない」欲求。
三井の分厚い化けの皮が剥がれ落ち、自分自信を騙し続けた男の縋るモノが何もない虚しさが、落ちぶれていく過程の中でじっくりと語られていきます。
曽根が脅しに屈する理由も、関係を続ける理由も語られないまま。
憂さを晴らすためだけに曽根を嬲り続ける日々。
同情とは別な所で三井をサイテーな男と蔑むことができました。
けれど全てを失って、曽根にすら殴られ蹴られ、ぼろぼろになった姿を見るとつい切なくなってしまいます。
社会の秩序に従う人生を選んだはずが非を問われ、切り捨てた世界に踏み込む覚悟もない。
そんな心の弱さを愛しく感じてしまいます。
曽根の恋愛観も並行して語られればまた違う思いが巡ったかもしれませんが、三井の大きな分岐点となった出来事を締めくくるラストの一言が幸あれと言わんばかりの希望の言葉となって、感慨深いラストとなりました。

1

相変わらず困り顔がツボ

結構狡かったり卑怯だったりするキャラの心理を描いていらっしゃる作家さんなので、決して一筋縄ではいかない作風だと思っていましたが、本作のように人間の負の部分を一つのお話で全面に出されちゃうと、予期しなかったのもあってなかなかキツかったです。最後の描き下ろしで温かさを残してくれていたにしても、読後はズシッと来ました。

己の性的指向を自覚しながら受け入れられず、抵抗し続けてきた三井。かつて告白を受けた元同級生の曽根に自身の姿を重ね、彼を蔑み、罵倒して、傷つける。自分の見たくない部分を映し出してくれたのも曽根だが、ゲイであることへの妄執に近い嫌悪感を徐々に解消してくれたのも曽根だった。

もともと三井のことが好きだったにしても、あんなに酷いことをされているのに彼を受け入れてしまう、曽根の気持ちの変化が見えづらかったのですが、三井の転落ぶりを目の当たりにして気の毒になったのでしょうか。弱くて救いようのない男と身体の関係を重ねるうちに、「アタシがついていないと、このひとは…」みたいな愛情が芽生えたのかな。

高校生のあの時に、三井がゲイであることを受け入れていたら、二人はすんなり幸せになれていたかもしれない。かつて自分のことを想ってくれていた曽根と再会するまでに三井が辿った道のりは、彼にとって必要な年月と経験だったのでしょう。三井の気持ちに寄り添ってみると、たとえ回り道にみえても、人生において無駄な時間はひとつもないんだよね、って訊いてみたくなる。

確かに三井の振る舞いは「クズ」と呼ばれてもしかたがない。でも、三井は根っからのクズではなかったと思います。ある意味ガチガチに真面目過ぎたために、自分の手に負えない本性と向き合わざるを得なくなった時、クズみたいに振る舞うことしかできなかったと。俺の人生は失敗だったのか?と問いただし、あるいは俺は間違っていないと言い聞かせ、ずっと「努力してきた」彼なのですから。

そんな三井を受けとめてくれた曽根との出会いはやっぱり、運命。運命的カップルの再会を痛い角度から描いた、イシノ先生の新境地を見せていただいたような気がします。

4

確かにクズ。だけど可哀想で切ない。。

私がBLに求めるものはひたすら萌えなので、そーいった意味で中立で。。
作品としては色々考えさせられました。
自分の性癖をなかなか認められなくて、それゆえ酷いこともいっぱいしたけど、相手に受け入れられてやっと救われた主人公。
深層では受けになりたいみたいです。
リバ苦手ですが、確かにお相手の方が包容力がありそうなんで、そこまで拒絶反応はなかったです。
特に幼少時代に教育実習性にほのかな恋心を持っていたのに軽く遊ばれちゃったところは可哀想でした。。
ゲイの悲哀というかリアルな切なさがありました。。

3

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