日常クライマックス

nichijo climax

日常クライマックス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神86
  • 萌×225
  • 萌10
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

249

レビュー数
13
得点
563
評価数
124
平均
4.6 / 5
神率
69.4%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784199607332

あらすじ

「お前が約束を破ったから、もう別れる」高校時代に大恋愛のすえ駆け落ちしてから15年――
パートナーの日下から、突然別れを切り出された御厨。こんなに激しく愛し合って浮気もしてないのに、なぜなんだ!?
身に覚えのない「約束」に動揺する御厨だが、ある日、日下に秘密にしていたある事を思い出して!?

表題作日常クライマックス

御厨翼、会社員、32
日下優、翻訳家、32

その他の収録作品

  • ビッグマザー(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき(描き下ろし)

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レビュー投稿数13

あふれる愛情に萌えが滾る

倫敦さんは作家買いする作家さまなのですが、なんとなく手に取ってなかった作品。先日本屋さんでお見掛けして、そういえばずっとランキングに載ってたなあ、と思い出して購入してみました。

ヤバい。
すっごい良かった…。
何で今まで読まなかったんだろう。

読んでいて、ところどころ引っかかりを覚えるところは多々ありました。

17歳で駆け落ちするって、無理があるな。とか。
視点が御厨と日下で交互に描かれているために、一瞬どちら視点なのかわからなかったり。
過去と現在の描写が入り混じっているために、ストーリーが取っ散らかってる印象もあったり。

けれど、それらをはるかに凌駕する彼らの相手を想う恋心にギュンと萌えが滾りました。

日下が御厨に別れを告げた理由。
日下を心から愛しているのに勃たなくなってしまった御厨の心理。
そして、深すぎる愛情を御厨に対して抱いている日下の想い。

そういったものを軸に、二人の過去や想いを上手に描いていく展開の仕方はさすが倫敦さんといったところか。設定としてはシリアスに分類されると思うのですが、倫敦さんらしいギャグが盛り込まれていて、切なさと笑いのバランスが絶妙。

日下のお得意のセリフの「なんでもいい」。
この「なんでもいい」「どっちでもいい」にこめられた彼の想いが切なく、そして胸に迫ってくる。

何をするか、何を選択するか、ではなく、「誰と」するか、が彼にとって一番大切なことだったんじゃないかな、って。

「耽美」をテーマにしたかったとのことですが、個人的には「愛」がテーマだったように思います。

日下と御厨の間に流れる恋心。
日下の養父が、日下に向けた愛情。
よし美さんの二人に抱く母心。
どれも素晴らしく良かった。

特に日下の養父さん。
彼の過去の話をぜひとも読んでみたい。
日下のお父さんに対するひたむきな恋心と、日下に向けた親としての愛情。
絶対萌えると思うんだ。
倫敦先生、ぜひともスピンオフを!

倫敦さん作品はほぼほぼ読んでると思いますが、この作品が一番好きかも。
とにもかくにも、最高な神作品でした。

2

32歳も17歳もイイ(笑)!

オジサマ大好きな私の唯一の地雷が、お目めパッチリで可愛さの残るオジサマ。元々可愛い絵柄がちょっと苦手な私としては設定はすごくひかれるけど微妙かなぁ~と躊躇していたのですが、二人の誘うような表紙に負けて購入。誘惑に負けて、欲望のままに突進して大正解、とっても面白かったです!

倫敦巴里子さんは初読みだったのですが、話運びがとても面白くてメチャクチャはまってしまいました(笑)
32歳になってもう若さだけでは乗り切れなくなった二人が、別れ話をきっかけに15年間を振り返りながら話は展開していくのですが、寝起きにちょっと変なニオイがしたり、肌の劣化やヒゲの濃さが気になる32歳の安定した「現在」と、15年前のキラキラした美少年二人が淡い恋心を交わしていくきゅんきゅんする「17歳」の両方を楽しめてお得感満載(笑)

さらに現在と過去を対比したり、回想したりしながら話は進んでいくのですが、日常のひとコマを切り取ったような場面でさえ甘酸っぱさがいっぱいに広がったかと思えば、計算ずくの腹黒~い話があったりと、小さなエピソードでさえ1つ1つがしっかり練られ、積み上げられて、シリアスな話になりそうなところもコメディタッチで軽くいなしてみたり、さらにえっと驚くような展開が待っていたり、可愛い顔してボディはなかなか男前だったりと(笑)一冊の本なのに何冊も読んだような読後感が得られる面白さがありました!

そして何より主人公の二人がメチャクチャいい〰️っ。
攻めの御厨は普段はいつもふざけたことばかり言っているお調子者のようでいて、本当は中身もすごい男前(泣)
一方の日下は美少年だったが故に容姿の衰えや、女性も愛せる御厨の心変わりを常に不安に感じながらもそれを口に出さずに、自らを貶めることで御厨の気持ちを試しているような不器用さん。こんな二人が15年間にお互いのためと思って隠してきたり、遠慮したりしてきた過去を精算して、さらに惚れ直しちゃってる姿はもうたまらんの一言につきます。

回想シーンも格別で、アパートの一室で一組の布団に身を寄せ合って、次の次の約束をして幸せそうにキスする17歳には、あまりの萌えで爆発しそうだし、男性としての身体を確認してもなお日下に想いをぶつけるシーンは悶え死にそうだし、17歳は萌えシーンが多すぎてどこをとってもばくばくでした(笑)
まっ、32歳ともなるとそんなウブなお子ちゃまでもスケスケランジェリーや裸エプロン、褌や、紐みたいな服も彼のためなら着ちゃたりする訳ですよ(笑)

ただ…1つ気になるのは17歳で駈け落ちってどうなんだろう。たぶん高校二年生か、もしくは早生まれで三年生。学校は?進学は?年収1000万も稼げる会社にはどう就職したのとか、保証人なしで収入も安定していないのに家は借りれるの?そもそもお金は?とか疑問に思っちゃ…いけないんですよね(笑)

3

あぁ、面白かった!

なんて読み応えがある一冊!
設定も素晴らしいし、笑いながらシリアスなお話です。

32才の2人が、15才の時に駆け落ちして、現在おっさん。15才の2人は美少年なんです!でも、今はおっさん。二回言いました私。
32って、おっさん?!

神評価にしました。
私は、学生とか若い子のお話がキュンキュンくるんです。
だから、趣味ではないのですが、そんな評価は付けたくないんです!
2人がお互いに隠していたことや、同じくらい好き合って一生を添い遂げたいと思っているところが、ッズン!ときました。男の人同士の熟年カップルの大変さってあるんだなぁとか、今までBL読んできて、初めての感覚でした。
そんなわけで、オヤジスキーな方には、たまらないんだろうなぁと思います。

2

テーマが素晴らしい、に尽きる

 新しい切り口だなぁと思いました。「おじさん」受けでも「美青年」受けでもなく、「元美少年のおじさん」受け(攻めとは同級生ですが、攻めの見た目の変化についてはあまり触れられていません)。おじさん受けなら端から見た目の良さを求めてないし、美青年受けなら年齢を重ねても綺麗なまま描かれる作品が多いと思うんです。でも「元美少年」となると、過去の綺麗で整った顔立ちから、徐々に肌の質も変わり色々と老いを感じさせる部分が増えてくるわけです。それが切ないというか、元が綺麗だった分、劣化に対しての周りの失望が余計に辛く感じてしまいますよね。もちろん全ての作品においてではないですがBL作品で暗黙の了解となっていることが多い、「受けの外見が良い」ことを崩しても恋愛は成り立つのか?というある意味究極のテーマに切り込んでいるんじゃないかと思いました。

 受けの日下は攻めの御厨が自分の見た目だけを好きになったのならいつ女に走ってもおかしくないという考えから、徐々に喫煙し出したり言葉遣いを下品にしたりして自分の価値を下げることで相手の気持ちを確かめるという実験まがいのことをしてきました。それでも御厨の熱量は全く変わらない。それが単純に描かれているわけではなく、御厨が本当に日下を心から愛していていつまでも可愛いと思っているんだなぁというのがしっかり伝わってくる描き方でした。日下の義父と御厨の関係も、とにかく彼の誠実さが分かる話になっていました。きっと日下の大事な人であり、また日下を大事に想ってくれている人だったからこそ、御厨はそこにちゃんと向き合って返したいと思ったんだろうな、と。

 日下が御厨の会社に来るシーンは大好きです。いくらおじさんになったとは言え、そこはやはり元美少年。しっかりセットすればいくらでも周囲の目を引くほどの爽やかイケメンになれるんですね。でも、周りがざわつくほどなのに、御厨が日下のいつもとの違いに気付くのは少し遅いんです。それってつまり、普段のザおじさんの格好の時でも、御厨の目には日下が高校時代と遜色なく映っているってことなんだろうなぁ、なんて思いました。当時と見た目が変わろうが変わらまいが、そんなことは御厨には大した問題ではないんですよね。愛って本当に素晴らしいな、と改めて感じた作品でした。

5

一番大切なものって見えない。

熟練カップルの物語を、こんなにドラマティックに息つく暇もないほど一気に読ませるのは本当にすごい。

自分の境遇を どこか意味深で特殊なものだと気付いていた日下と、彼が自分と駆け落ちしたせいで家族と引き離してしまったことに罪悪感を感じていた御厨。
10年先の未来は想像出来ても、15年後の自分たちがどうなっているかは わからなかった…二人が同棲を始めたのは17歳。
あれから彼らが積み重ねてきた、15年という むせかえるような密度の濃い日常。

何の約束もせずに眠る夜は、明日を迎えるのが少しだけ怖い。マウントを取りに来る女性部下なんかより ずっと厄介で、なのに目に見えない不確かなものに二人の日々が脅かされぬよう・・・
見える敵 見えない敵、常に何かと戦い続けているような鋼のメンタルに隠された、ガラスのハートが吐き出すモノローグに 私の心は揺さぶられっぱなしでした。
一見強固に感じられるものの裏にある どうしようもない脆さ、そこの描かれ方が人間くさくて、あたたかくて優しくて。

『好き』と言えば『俺も』と言ってくれる人と同じ時を刻んでいけるのは 奇跡の連続なんだと、教えてくれるお話だったなぁ。
御厨と日下、お互いの想いが縦に横に交差して 二人だけの揺るぎない形が出来あがっていく過程を見せつけられることに、いつしか快感をおぼえていることも(笑)
日常とクライマックス。結びつけるのに違和感のある言葉だけど、読み終わった今もこのタイトルの意味する本当のところは理解できていない気もするけれど、二人の日々を表すのに この上なくピッタリな言葉だと思うのです。

落ち着いて考えたら、一冊まるまるかけて壮大なノロケを聞かされたような気がしないでもない・・・
でも、今とても幸せな気分だから これでいいです!

3

泣きながら笑顔になれる、そんな作品

久々に漫画で号泣しました!それも憐憫の涙ではなく、温かくて幸せな涙で、文句なしの神作品に認定しました。2017年の一押し作品の中の一つです。

初恋の勢いのまま駆け落ちして、ピッタリ合わさるように形を変えながら生きてきた二人。
二人で決めた、隠し事をしないという約束と、ずっと笑顔でいてほしいから隠したこと。
現実には、男同士だけじゃなく男女のカップルでも、こんなに綺麗事だけじゃないと思いますが、こんなに綺麗な恋愛をし続けているカップルがいてくれたらいいな、と思いました。

泣きながら笑顔になれる、そんな作品です。

5

性癖どストライク

私はこんなの求めてたっていう作品に巡り会えました………こちらのサイトで知り合った方に教えて頂いたんですが、もうほんま感謝…………倫敦先生の作品は初めてです、過去作絶対読むわ…
付き合ったばかりのカップルも良いんですけど、熟年夫婦ばりにお互いの考えてる事が分かるぐらい長いこと付き合ってて、セックスなんてめっぽうしなくなったけど笑い合いながら喧嘩しながらも愛し合ってるコメディチックな仲睦まじい二人を眺めるのが自分の夢だったんです。。。
こちらは、その願望をそのままど直球に叶えてくれた様な作品でした。

冬の雪が積もる夜に駆け落ちの様に、反対する親から無一文で逃げるこてこてにドラマチックな冒頭の十代の回想からスッと物語に入り込めて、そしたらいきなり32歳の現実的なおっさんになった二人の日常生活が、危機に陥る別れ話が出てきて、攻めちゃん(受けちゃん大好き天然イケメンリーマンってだけでもご飯三杯いけます)がてんやわんやする展開が、もう既に最高。
そして、全部書いちゃうと長くなるし読まなくてもいっかてなるんで中略するんですが、色々あって別れ話は無くなってラブラブに戻るんですが、二人がお互いの事を心から愛してるんだなって読み終えた時には涙無しには見られないぐらい良い物語でした。
もうなんかね、読んだ人と一時間ぐらい語れるぐらいにドはまりしたわって作品です。読んで下さい。

5

倫敦巴里子先生の作品の中でも特に好きです!

最初のシーンでは二人の美少年がどうなることやらと思いましたがさすが倫敦巴里子先生!笑笑
熟年夫婦感ある三村と片桐が好きな私にはぴったりの作品でした!
少しシリアスな場面もありましたが、基本はラブラブでお互いスキなんだなあと感じる所が多々あり、安心して読み進められました!

2人を陰ながら見守っている大家のよし美さん、私はとても好きです!相談にも乗ってくれるし、最後の最後、本当にええ人や…と思いました。

個人的に倫敦先生の作品の中でトップ3に入るほど好きな物語です。読後、あったかい飲み物を飲んだかのような気持ちになりました^ ^

6

愛☆

「元耽美」に笑ったwww
見目麗しい美少年。
だったのは過去の話。
今や少々くたびれた中年間近なお年頃。
大恋愛の末の駆け落ちから15年。
熟年カップルの日常と愛の物語。

どんなにくたびれてても、オッサンになっても、
愛の言葉を返してくれなくても
愛が止まらない攻が個人的にはツボでした(n*´ω`*n)
おじいちゃんになってもイチャイチャが止まらんカップルでいていただきたい。

幼い二人だったからこそのエピソードと
大人になった今だからのエピソード
ちょっとアホでエロでまじめ目な緩急も面白い一冊でした。

元耽美なんていいますが
全然いまでも行けますよwお二人さん

6

約束と秘密

長年付き合っているCPのお話なので『三村と片桐』に近いものがあります。
今作の方がシリアスなところがありますがギャグもあり、何より一冊丸ごと表題作だったので読み応えがありました。
先に詳しくレビューされてる方がいらっしゃいますので、思いつくままの感想で失礼します。

見た目が良いためモテるが鈍感でデリカシーが無いところがあるけど、思いやりがあり愛情深い御厨が良い男すぎです…!
日下義父の、日下への不器用な愛情と御厨の『隠し事』に涙ぐみそうになりました(;ω;)
そんな話があるかと思いきやバカバカしいやりとりがあったりと、その落差がまた良かったです。

すっごく好きだったシーンが、日下が御厨の会社で御厨を狙う女に「敵じゃねぇんだよ」というシーン。
自分らのHを見せつけてのその台詞…ゾクゾクしました!!
あとア●ル師匠にも吹いた…(笑)

今後も度々読み返すであろう、素敵な作品でした。

11

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