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表題作艶漢(アデカン)8

あらすじ

ノーフン(フンドシしてないってこと)上等!!
柳腰にもほどがある美少年の傘職人・詩郎と、熱血正義漢(猫好き)の巡査殿・光路郎が
マボロシのような街・幻灯町で出会う昭和的エログロ・アンダーグラウンド事件簿、第八弾!!
「恋」「空想好きの女」ほか、光路郎の実家のドタバタ模様を活写した
「年に一度のアレ」や描き下ろし「あでかん幼稚園」も収録!!

作品情報

作品名
艶漢(アデカン)8
著者
尚月地 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Wingsコミックス【非BL】
発売日
ISBN
9784403621833
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

進化した安里が美しすぎて

8巻の3つ折りカラーイラストは光路郎を挟んで安里と詩郎が並ぶ縦長イラストです。3人とも上半身裸で、光路郎の手が・・・手がっ!右手は安里の胸元に、左手は詩郎の腰・・・いえ、お尻にっ!これまで硬派だった光路郎の変わりように良い意味で驚愕いたしました(-_-;)

・『恋』前後編
詩郎を救うために『退化』した安里は、少女の姿で組に戻り、明人を犠牲にして何くわぬ顔で組に戻った春澄は、兄貴分である北座長の東雲に歪んだ愛情を抱いている。すっかり騙した気でいるけど東雲は全てお見通しだと思うな。安里ほどじゃないけど賢いし、冷酷さにかけては安里以上の東雲だもん。春澄が明人を利用したように東雲も春澄に利用価値があると思って、泳がせているだけだと思う。春澄は東雲のことしか頭になくて、そのために明人を利用して、今は東雲を裏切ったことを安里に口止めするために、大嫌いな安里と手を組もうとしている。もちろん安里はそんな取引に乗るわけもなく、春澄がひた隠しにする出生の秘密を口にする。素性を知られたからには早く始末しなければと焦る春澄は、安里への刺客として見張っていた一平を安里に近づけようと・・・。
 知らぬ間に春澄によって精神的にも肉体的にも追い詰められた一平は、まさに死んでしまいそうな瞬間に「最後に女を見たかった」と純粋な欲望を抱き、そこを通りかかった安里を襲いますが一平は急に泣きだして、それを見た安里は「いいよ、俺やっすいから」と蕩ける様なキスをします。ここでも安里と光路郎がリンクするんです!この二人の繋がりが本当に気になります。そして一平とのキスで退化した体から本来の姿に戻る安里。理由は安里にもわかりません。一平の持つ純粋さが関係するのかな?
 安里は気絶している一平にお金を渡し去っていきます。安里ってものすごく冷酷なのに、ものすごく優しいんですよね。そして、進化?した安里が美しすぎます!これ必見ですよ!バキバキボディーに超ロングな髪。本当にカッコいいんです。
 目を覚ました一平は安里への恋心を自覚して、生き抜くことを決意します。

・『空想好きの女』
詩郎のお茶の屋台に来る女は、光路郎が話していた連続殺人鬼にそっくりな身なりの女です。接待する詩郎の美しさに「この人が欲しい」と様々な空想をするのですが・・・。女の空想が幻想的で、尚先生の絵柄にぴったりで美しいです!詩郎の店の茶器やお菓子などもとっても綺麗で、世界観にこだわりが感じられます。実は詩郎が光路郎に見張らせて捕まえたのは、女ではなく、屋台の隣の家のDVおやじでした。そこで毎日殴られていた子供は、幼い頃の詩郎で、空想好きの女だったのですね。虐待されていた幼い頃の女を唯一助けてくれたのは空想でした。もしあの頃に詩郎や光路郎がそばにいたなら、ここまで空想好きにはならなかったかもしれないと女は思うのです。変わり果てた姿の母親と優しく微笑む女。子供の詩郎を救ったのは安里だったのでしょうか?

・『年に一度のアレ』
光路郎家の大掃除のお話。光路郎の家族とキャラたちがカップルを組んで大掃除大会をするという、一息つけるギャグ回なのですが、ラストにすごいオチがあります。掃除の時の様子を盗撮した写真が『月刊美少年』に掲載されるのですが、黒髪で写る安里を見た早乙女は「この子、牡丹のボーヤに似ている」と言いだします。牡丹は死んだはず。私たちが命がけで殺したんだとルリ君とこっそり話しているのです!2巻の『心の花』でも出てきましたよね。『牡丹』と名乗る安里。早乙女、ルリ君VS安里。本格的に繋がってきましたよ!

おまけマンガ『あでかん幼稚園』で詩郎の「奇跡のノーパン」姿が見られます!モザイクの代わりに様々な物が・・・(爆笑)

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