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環レン先生は正直個人的にヒットしたことがなかったので、どうしようか悩んでいたのですが、
『愛憎劇』『一族』『兄弟』『3P』『和装』など好きな設定がてんこ盛りで、しかもなぜか『上下巻』に弱いわたし…勇気をふりしぼって購入してみました。
大資産家である斎前家を舞台にしたお話。
メインの登場人物は
汐里(受)
晢成兄さま(攻1)
桁成兄さま(攻2)
お祖父さま(ラスボス?)です。
お祖父様に溺愛され、俗世に触れぬよう育てられた汐里。
しかし家督を継がせるには無才なため、お祖父様は父親の再婚相手の息子である晢成兄さまと桁成兄さまを跡継ぎとして迎え入れます。
人形のように無関心無表情だった汐里は、眉目秀麗で有能で優しい晢成兄さまと桁成兄さまに惹きつけられ、心にも身体にも変化が…
上巻は、無垢だった汐里がお兄さまふたりにエロく開発されて、お兄さま達がいないと身も心も耐えられなくなっていく様が描かれています。
それで3人でお楽しみのところをお祖父さまに見られて汐里が奪われるといった流れなのですが…
ウブ子が快楽を教え込まれ、セックスにのめり込むのは好きなパターンなのになぜか萌えれなかった…
箱入り息子の汐里が簡単にお兄さまふたりとのエロに魅了されるのはわかるのですが、
お兄さまふたりが汐里を抱く理由がイマイチわからなかったかな。めちゃくちゃ執着してるとか独占欲があるといった風でもないし、イマイチ燃えあがらないこの三角関係。
汐里をエサに斎前家を乗っ取ろうという野望があるかというとそうでもなさそうだし。
それは下巻で明らかにするのかな?といった期待も含めて深く考えませんでした。
3人の関係を知ったお祖父さまが変態じみてて、ある意味『一族の愛憎劇』にピッタリなキャラでした。
挿入はないけど、ジジイ×ショタの絡みがあります。地雷な方は要注意です。
お祖父さまによって檻の中に閉じ込められ、お兄さまふたりと離れ離れになった汐里。
悦楽を知ってしまった身体は兄さま達を求めて涙を流し…
で下巻に続くです。
いまんとこ『愛憎劇』というほどドロドロはしてないと思います。
エロもやってることはやってますが、淡白な絵柄とtnkがほぼ皆無なので全くエロく感じませんでした…
表題作のあとに、なんと2004年にコミックアクアに掲載された、男性向クラブで身体を売るボーイの恋物語の作品が一話入ってます。
絵が今と違うとかよりも、コミックアクアがそこまでご長寿雑誌だったことに驚きました。
うーん、あんまりよくわからなかったです。
絵も綺麗で設定も厳かでよい感じなのですがなんで汐里が無才と判断されたのか、いつからお祖父様のお人形なのか新しいお兄様は汐里に対して愛情があるのか、などなどあまりわからないまま一巻が終わってしまいました。
上下巻同時に出版されたので二巻ですぐにすべての謎が解明するのかしら?
今回はこんな評価ですが下巻に繋がるプロローグだと思えば、楽しみでしかないです。