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表題作同級生棲活

水野,中学時代の同級生で友人,就活中の無職
三田園,不器用で堅物のリーマン

その他の収録作品

  • 同級生生活
  • 同級生相愛
  • 同級生恋愛
  • 同級生熱愛
  • 同級生+1(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

中学時代の同級生の水野と三田園(みたぞの)は、頭のデキも性格も正反対の二人。
ある日、三田園から拾った子猫の世話をして欲しいと頼まれた水野は一時的に彼の家に住むことになるが……!?
お気楽ちょいモテ系×不器用堅物童貞のデコボコ同級生ラブ。

作品情報

作品名
同級生棲活
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403665080
4

(125)

(38)

萌々

(63)

(17)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
22
得点
498
評価数
125
平均
4 / 5
神率
30.4%

レビュー投稿数22

「たまには俺もかまってにゃん」の破壊力たるや…!

いやー、ハートがぶち抜かれる作品です。激萌え。
好き過ぎて読みながらなんか変な声が出ちゃう。

木下けい子先生が描く同級生ものなんて最高に決まってる、と思いながら読み始めましたが予想の遥か上をいく最高具合でした。

中2の頃から水野に長い長い片想いしていた三田園。関係が切れそうになる度に、懸命に繋がりを死守していた健気な男。
お相手の水野は、実は彼が自分のことを特別な目で見ていたのに気が付いていたんですね。
分かっていて彼女ができたーとか言って反応見てたなんて、罪な男!若気の至りってやつか…(?)

過去の思い出を振り返りながら、三田園が自分のことを本当にずとずっと好きだったのだと水野が実感していく描写がとっても良かった✨

捨て猫を拾い、育てるのに夢中になってしまった三田園に対して水野が言った「たまには俺もかまってにゃん」と、それに対する「わかったにゃん」のやりとりの破壊力よ…!
もうずーーーーっと見ていられる二人のやりとり…眼…福…!!

どう見ても三田園くん、君が受けだろうねって感じなのに攻めポジにこだわる三田園と水野の攻防もたまらなく面白くて。

あまりにも粘る三田園に、一度は自分が抱かれる覚悟を決める水野も格好良くて、はあ好き。。ってなりました。
水野に攻められて「「もうどっちでもいいから…!」ってなっちゃってる三田園も可愛くて可愛くて萌え、爆発です。

それにしても三田園くん、高校時代に交換した水野の第二ボタンを「銀行の貸金庫に預けた」って…!

一途すぎて悶えます。水野じゃないけど、「かわいい❤︎」って思っちゃいますね。

1

チャラ男とDTの安定カプ

チャラっぽい男と、堅物DTという木下さん安定のカプ。
ただし、今回は年上ハイスペック攻めではなく、同い年でニートの元同級生です。対するは、優等生だった黒髪純情リーマン。タイトル通り元同級生です。

捨て猫を拾ったから、面倒をみて、と水野にヘルプを要請した三田園。三田園はつっけんどんだけど、水野にだけは少し優しい。
気付かないふりをしてきた水野も、そんな精一杯の三田園がかわいくなってきて。。

今回は、意地悪チャラ男じゃないので、受けさんがあまりもてあそばれないのがよいです。
さらに、どうみてもBL的には三田園が下なのですが、自分は絶対水野でDTを捨てるといきまいているところが面白い。本当にリバだったらよいのに、と思ったのですがそこはそれ。

いつか木下さんのリバがみたいなあ。

0

かわいいと言い合う2人

なんだか絵もお話も今っぽい雰囲気になっていません?て、すみません、今まで木下先生の初期作品を読んできたので、変化があるのは当然ですよね。

水野が三田園に「ずっとお前の特別でいたいよ」と抱きつく時、足までからませてしがみつくのが萌え〜でした。

で、さらっと友だちからそれ以上の関係になる、お互いの「察しろよ」告白が!!
早めにキターと思ったら、そこからのお話でした。タイトル通り。

攻受のポジション争いが激しくてw
どっちも譲らない。
私的には、三田園が受けでいいじゃないかと思ったんですが、彼にしてみれば中学2年からずっと思い続けてきたわけで、譲れないのはわかった。

でもそこを水野がうまいことやりましたねw
さすが経験者。リア充。
三田園は怒ることはなく「水野が優しくて嬉しかった」だったからよかったよかった。
結局はDTの意地はあったけど、水野を好きなのは変わらないから、優しくしてもらえると嬉しいですよね。

そのうちリバるのかと思いきや、描き下ろしでも水野が譲らずうまいことやっていて笑いましたw いい攻めじゃないか。

0

ペン回し教えて、は可愛過ぎる

 終始2人のやりとりが可愛くて、思わずにやけてしまいそうでした。恋愛経験がそれなりにある水野と、中学時代から水野一筋のため童貞な三田園。そういう組み合わせは王道ではありますが、水野は木下先生作品に多いSっ気が強い攻めとはまた違っていて、隙を見せる時もありますし、いつも自信たっぷりなわけではなく、水野の言動に一喜一憂する可愛らしさがあるのが、また新鮮で楽しめました。

 三田園も、付き合った経験がないながらも気弱なタイプではなく、むしろ口調は水野より男らしいほど。セックスに関してもけっして受け身ではなく、自分で調べてどうすれば水野を気持ちよくさせられるか、と積極的に向き合う一面も。もちろん、結局は挿れられる側になってしまうのですが、彼自身の男性らしさが垣間見えるシーンが多々あって、だからこそそんな彼が受けなのがすごく萌えるんですよね。回想シーンでの制服姿の2人にもきゅんきゅんしました。自分とはジャンルの違う水野に最初に声をかけた三田園の勇気に、拍手したいです。

0

三田園!

疲れて癒しを!と読み返しました。

中学の同級生で今は社会人片方は無職?の二人
イケメンで恋愛経験豊富でリア充の水野とコミュ障でエリートの三田園。

このお話には心に刺さるセリフがたくさんあります。特に三田園!無自覚天然に殺し文句やキュンとするセリフをいっぱい言います。
話のあちこちにも心に刺さる言葉がたくさんあります。

三田園の不器用で可愛くて頑固で優しくて男前で、でもわからない事や嬉しいことには素直な所に私もメロメロです。
もちろんそんな三田園にとっては特別な存在の水野だからこそ受け止めて萌えてくれるわけですが。

水野は三田園の気持ちを昔からわかってたんですね。最初から可愛いと思ってたし、自分だけが三田園の特別だと思ってた。好きな子ほどいじめたいなんて。傷ついてきた三田園が可哀想。
でもずっと水野との縁を離さないように頑張って、何度彼女を紹介されても諦めずに中2の夏から水野で童貞を捨てると決めてるのがいじらしくて可愛くて。

どちらが上かもめるのも楽しいです!
どちらも妄想してて。
結局は三田園が捧げる方になってしまうのは恋愛経験の差なのでしょうか?それともなるべくしてなるのでしょうか。

二人の初めてを一緒にたくさんしてね。

初恋が実ってよかった。
最後の水野の俺の負けだ お前の初恋が俺で本当によかった
俺 お前と同級生で良かった
というシーンにジーンときました。

1

何ですか、この可愛いカップルは!

まことにけしからんほど可愛い。
社会人カップルとは思えない可愛さ。
これはきっとあれです。高校のときの友達と遊ぶといくつになってもあの頃のノリになる、あの感じ。見た目は大人、中身は中学生の頃と変わらない2人の生活を拝見させていただける作品です。

三田園は中学の頃から成績優秀な優等生、友達はひとりだけ、生真面目なエリートリーマン。黒髪眼鏡でこの性格は、みんな大好き・佐条利人をちょっと彷彿とさせます。
水野はちょいチャライケメン、友達多い、元カノの数もそれなり、求職中→ブラック気味企業に就職。
正反対のタイプの2人ですが、高校や大学が違ってもずっと友達。途切れずに一番の友達なのです。

他の作品でもたまに見られる展開ですが、「俺たち、一緒の学校だったわけじゃないのにずっと切れないよなー。何でだろ」「それは俺が切れないようにがんばってるからだろ」(台詞はイメージです)という流れ、好きなんです。この作品でも見られました。いいですよね、これ。萌える。

ただ片方が途切れないように頑張っても、もう一方がもっと一緒にいたい友達や恋人ができたら途切れてしまうわけで。途切れなかったということは…、という部分が水野目線で解き明かされていくというこころの旅と「今」のふたりの日常のダブル構造が何とも心憎い演出です。

最初は「三田園にとってオレは中学からの友達」とか「三田園にとってオレは唯一の友達」、「三田園にとってオレは特別」という風に、水野から見た三田園の中の自分の描写が続きます。
この時点で水野は「三田園はオレが好き」というのを強調しているのですが、話が進むにつれてその力関係がどんどん崩れて、最終的には「オレの負け」になるまでの過程が素晴らしい。
回想シーンがちょこちょこ入って、その当時の自分の気持ちを水野が改めて振り返るという手法も効いてます。当時は説明がつかなかった感情が今になったら分かる。「あれはそういうことだったのか!」と気付くごとに、三田園にさらにぞっこんになっていく水野が可愛いすぎます。
「オレは今になってやっと分かったのに三田園はあのときから分かってたのかよ。やっぱお前、すげーわ、頭いいわ」(台詞はイメージです)みたいな中学生のノリが透けて見える感じがいいのです。

水野も可愛いけれど、やはり三田園。こんなに可愛いエリートリーマンがいていいのでしょうか。
生真面目すぎて、素直すぎて、生きていくのが大変そうなのにどうやら有能系エリート。しかも外面はわりとふつうに気遣いができる風。なのに「中2のときからお前で童貞を捨てると決めていた」なんて真顔で言ってしまう。可愛くてしょうがない。
常識では言わないのが普通なことや恥ずかしくて言えないようなことまで、さらっと真顔で言ってのけるのに、ちょっとしたことで照れたり怒ったりするのも可愛い。
三田園という名字すら可愛く思えてきます。響きがすごく似合ってます。

直球で一生懸命な三田園と、三田園を手のひらで遊ばせているように見えるけど底無しに三田園にハマっていっている水野。もっと見たい。ずっと見守りたい。そんな作品でした。

気になって調べてみたら名字由来netだと「みたぞの」は「三反園」しか登録がなくて、140人と珍しい名字のようです。蛇足でした。

4

上下の攻防も楽しい一冊( ´艸`)

一途で生真面目、そして少しずれてる受けが可愛すぎる作品です。

受けの三田園が拾った子猫の世話をさせるため、攻めの水野を呼び出し、一緒に生活する事になります。
元々三田園は水野の事が好きで、卒業してからも縁が切れないよう一生懸命きっかけを作っては連絡を取ってたんですね。
そして一緒に生活するうちに、水野が絆されて…という展開です。

とにかく三田園が可愛いです。コミュ障気味のため、いちいち上からえらそうに話してるように見えますが、実際は真正直なんですね。自分の気持ちを素直に言ってるだけなんです。
「人付き合いが苦手だが、お前だけは特別だ」というのも掛け値なしの本音です。ここまで直球でこられたら、水野が絆されても仕方ないですよね。

そして個人的に非常に萌えたのが、上下の攻防です。童貞でいかにも不器用な三田園が上をとれる訳がないのですが、そこは対等な男同士、どちらがイニシアティブを取るかで揉めるというのは当たり前ですよね。
当然、手練れの水野にかなうわけなく三田園がやられちゃいますが。
「経験ゼロのお前がムリムリ」「必ずお前をアンアン言わせてやる」みたいなやりとりに、非常に萌えます!!
そして攻めの手管にやられて、「もうどっちでもいいから」となっちゃう所までセットで萌えます!!
がっつりリバもいいんですが、上をとろうと一生懸命抵抗する受けというのは本当に可愛いです。( ´艸`)

そして描き下ろしの、拾った子猫ばかりをかまう三田園に、「俺もかまってにゃん」とすねる水野というのも甘々で楽しめます。
木下先生のほんわかした絵が大好きなんですが、特に描かれる猫の可愛さは、もう神じゃないかと思います。ブサイクな猫でも木下先生の手にかかると、どうしてこんなにカワイイんでしょうか…。(*´∀`)

2

がんばれ三田園(長い目で)

ノンケ・モテ男・リア充の水野xずっと片思い・コミュ障・DTの三田園。
三田園は水野のことが中学の頃からずっと好きで、高校大学社会人となっても縁を離さないように努力していた。
水野は子猫の里親探しを通じてそんな三田園の努力を知り、自分が特別、という甘美な感情を知る。
友達以上恋人未満の日々、そしてまた出た、攻めx攻め攻防…
この二人は根本的にはやはり価値観の違う他人、というか温度差のある二人だと思うわけです。
BLの物語の多くは、両思いとなった段階で当事者の二人と読者の「私」の思いは一つになる感じで、ぶっちゃけて言えば「ご都合展開」となる。読者がこうなってね!と思う展開になる、というか。フィクションなんだからある程度当たり前だけど。
この「同級生棲活」はそこが微妙に読者の思惑とずれてて、よりリアルに感じられるような気がします。
読んでて感じるのは、三田園のブレない一途さと、水野が三田園にどんどん傾いていって、それでいてまだ自分が優位に立っていると過信している様子。優位なのは単に現時点での実体験だけだというのに。
この二人は当分は攻め受け確定でしょう、それは間違いない。でも40過ぎになって、何か水野が病気か何かした後、そんな時に大いなる包容力で三田園がついに攻め体験をするような気がするのです。経験も感情も三田園が水野を上回る時が来る、というか。
あ、これリバ好きの妄想ね。
とはいえ伏線?もあるよ。『三田園の初めては全部俺だからね』
三田園が童貞を捨てるのも水野なのだ、絶対。

5

受けがかわいすぎてヤバイ

木下けい子さんは、作家買いするほど好きですが、この作品は久々に大ヒットでした!
攻めは安心のクオリティというか、すごくかっこよくてノンケというのも、かなり好みでした。
受けがとにかくかわいすぎる。
かわいすぎてやばい!!
天然で、まじめで、不器用で、堅物で、でも意外と大胆で、攻めの事が大好きだというのが、とにかくかわいい!!
頑張り具合が愛しい!
私はどちらかというと、攻めの方を好きになりますが、この作品ではとにかく受けがかわいくて、せつなくて、キュンキュンさせられて、大ヒットです。
読み終わって、心から本当に癒されました。

1

もどかしさを楽しむ

木下先生は迷わず手に取る作家さんの一人なんですが、この作品特にどんぴしゃでした。
元々同級生モノ好きなので、読む前から楽しみだったのですが、ページを進める事におおこれは…!って感じで一気に読んでしまいました。
とにかくキャラ設定が好みすぎました。
特に受けの三田園が本当に一途で可愛い。
しかも頑張る頑張る。
中学時からずっと片思いをしていて、大人になってから同居から同棲へ、恋の過程が丁寧に描かれていてとにかく萌えます。
王道ストーリーではありますが、キュンキュン出来てもどかしさにも萌える一冊です。

3

可愛い過ぎる二人です

まるまる一冊が表題作なので、三田園(受)と水野(攻)の感情の揺れや、きっちり出来上がるまでの過程がすごく丁寧に描かれていて、色々な攻防が最後まで面白かったです。

それにしても一番可愛いのはやっぱり三田園でしょう!
中学生の時から水野が大好きで、特別な彼とだけは繋がりを切りたくなくて一生懸命きっかけを作り連絡を取って努力して(笑)
ファーストキスが恥ずかしくて飛び出したり、
水野が今迄付き合った彼女全員嫌いだったと言い切ったり(笑)
真面目で一途でDTなだけあって、すべてがいちいち一生懸命で可愛い!
中二の夏からDTは水野で捨てると決めていると堂々と言い切る所もツボです。

水野も結局は三田園が好きで可愛く思い負けを認めて、拾った子猫にまで妬いてしまうぐらい三田園が大好きな所がまたツボで、いつまでも二人の痴話喧嘩を見ていたいと思わせてくれるお話。
根底に、一途愛があるからか安心して読み進める事ができて、二人の感情がすれ違っていても、顔がにやけっぱなしになっていました。

交換したボタンを貸金庫に仕舞っておく発想の三田園が可愛い過ぎる〜!

2

けい子先生大好きっ子ですが…

木下先生は作家買いしています。
ほんと、毎回ハズレなしで萌えるんですけど
今回は群を抜く一冊です!!!
めちゃくちゃ悶えました…!!!!
幼馴染もの好きだし、成人してからの大人な2人が恋人に発展してゆく感じとか、攻めの余裕感とエロさ(色っぽさ?)とか、そんな余裕たっぷりな攻めをも翻弄してしまう天然な可愛さ溢れる生真面目な受けとか……、もう!!最高です。
迷ってる間もなく買いです〜〜〜〜、後悔はしません。(きっぱり)

4

ツンデレ最高

作家買いの作家さんは、毎度一定レベルの満足を得られるのですが、今回は期待以上でした! 

いやぁ〜〜三田園くん可愛かった! 今の三田園くんも、回想シーンでの三田園くんも。ずっと好きでい続けるってのも、健気でカワイイし。

そんな三田園くんを嫌がることなく、素直に受け止めちゃう水野くんもよい攻でした!

2

受け様のキャラが最高!!!

木下先生の作品は作者買いしています。
この作品は、個人的には木下先生の最近の本の中では高ツボ!!!な作品でした。
同級生物であるというのは勿論なのですが、受け様のキャラ設定が大変好きな設定で・・・。
不器用、童貞、黒髪、眼鏡、長年片想い・・・という素敵なワードが満載な受け様なのです。

受け攻めの役割分担を取り合う際の攻防戦や、2人のやりとりも面白くて、とりわけ、素股プレイ後の、三田園「必ずおまえをあんあん言わせてやる」、水野「はいはい、さんざん言ってただろ おまえが」・・・とか、描き下ろしの「俺の思ってた上と違う!!」(by三田園)、「あれ?そうだった?」(目をそらす水野)・・・というやり取りが凄くツボでした。

5

同居→同棲へ

木下けい子先生の新刊になります。
いつも、作家買いしている先生なのですが、今回は特に好きな感じだったので、レビューさせて頂きます(^^)/
表紙に4人並んでいますが、受け攻めそれぞれの中学生、現在になっていて、丸々一切この2人のお話になります。

リア充イケメン(ほんのりS気あり)水野×純情童貞エリートリーマン(中2の頃から片思い)三田園 
ある事がきっかけで、同居する事になった2人。そして、同棲へなっていくのですが?なお話。

攻めの、ちょっと余裕のある王子様風なのも良かったのですが、今回は受けの三田園が可愛いくて、萌えました。
一途で健気な童貞、三田園が水野を攻めようと色々、奮闘するのですが、そこが面白くて~。
なかなか、先は長そうですが頑張って!ってなりました。
中学生時代の、つめ襟発言には、ニヤニヤしてしまいました。木下先生を読んだ事ない方にも、オススメです。続編、希望します☆

5

生活から棲活へ


長年の友人関係。
なんとなく縁が切れなかったとこぼす水野の普通さに構えず読み進めると、三田園の切れない努力をしてきたんだと告白する不器用な純情が愛しくなり、はぐらかす事なく大切にして欲しいと思ってしまいます。
その展開の面映ゆいほどじれったいぐだぐだ感とわずかな隙間に入り込む突発的な勢い。
ただ、途中どっちが捧げる側かで悶着してしまい、引っ張りすぎて間延びしてしまったようにも感じました。
それでも長年の馴染んだ関係を覆す難しさに悩んだり、恋人になるためにキスから先にと様子を窺ったりと、行ったり来たりする姿の可笑しさ。
ゆっくりとじっくりと三田園の一途な想いを自覚して受け止める水野が優しくてくすぐったい気持ちになりました。

4

不器用堅物童貞眼鏡黒髪受け最高です♡

お気楽ちょいモテ系な攻に人付き合いの苦手な不器用堅物童貞眼鏡黒髪受け!
好き要素がモリモリで大好きな設定です!
こんな三田園(受)が水野(攻)に対して頑張る健気さにキュンときました♡
コミュ障のせいか感情を表現するのも下手で表情が乏しかったのが、次第にいろんな顔を見せるようになり、次第に水野に対する想いの深さも見えてきて、水野と一緒に私も三田園の魅力にハマっていきました♡
そして致すまでのやり取りが可愛い!!
お話しも面白く、安心して萌えれます♪

6

中2の時から決めていた

腐れ縁幼なじみは初恋の君。
何とかして近づきたくて、
なんとしても離れたくなくて、
側にいる理由を探す、不器用な童貞くんと、
そんな彼の気持ちに、気付いているのに気付かないふり、
自分のために変わる表情を、自分一人で独占したいリア充くんの、
ほっこり、同棲生活。
お互いに男性経験はなく、どっちが受け入れるのか、攻めるのか、
そんな駆け引き。

あー、なんだか、ほっとするなぁ。
この二人、最終的には、まあ予想通りに、なるようになった感じでちゃんと挿入まで行き着くのですが、生々しさとは無縁な木下先生の作風もあって、その辺はちょっとまだ検討の余地ありというか、
でも、三田園くんの童貞が水野くんに捧げられる日が来る可能性は、
あんまりないかな。

5

春の芽吹きのような

元同級生同士でリア充×コミュ障の大王道ストーリーとあとがきに書かれていましたが、最後までとても楽しめました。
中学の時に2人の間に密かに芽生えていた恋の芽が、時が熟して発芽したようです。

受けの三田園は友達が少なくて気難しそうに見えるけど、それほど性格に難があるようには見えませんでした。
狭い交友関係の仲や会社員としても良好に見えるし、心を許した人だけに素の姿を見せるのってむしろ人との付き合い方がうまいのではないかとちょっと思いました。
淡々とした性格で、「必ずお前(攻めの水野)をあんあん言わせてやるから」と下ネタを大真面目に言ったりする所が面白かったです。
そして水野にずっと片思いをしていたわけですが、悲観するでもなく期待するでもなく水野との縁を切らないよう努力し続けられるのが凄いと思いました。
王道ストーリーであるからこそ、片思いの相手の傍に居続けることがどんなに辛いものか分かります。
しかも、三田園はその苦悩や努力をあまり表に出さないんですよね。
水野は感激していましたが、確かにそういう陰の努力って相手に精神的な負担をかけないし嬉しいよなと思いました。

水野は水野で、三田園には自分しかいないという密かな独占欲を抱いていたところにとても萌えました。
見方によっては三田園を見下していると捉えることもできそうですが、リア充としての二面性に人間味を感じました。
しかし、三田園の交友関係に動揺して右往左往したり、三田園の素直な好意に喜んだりと彼も余裕ではありません。
突出したリア充エピソードもなかったので結構普通の人っぽく見えました。

長い年月をかけた片思いの切なさと、木下さん独特の優しいタッチが合わさってなんとも言えない爽やかで魅力的なお話でした。

5

同級生ってやっぱりイイ。

コンスタントに単行本コミックスが刊行されるのはファンとしてとても嬉しい限り。今作は個人的にツボをぎゅーぎゅー押されたので思わず感想をしたためたくなりました。

タイトルが語るように、全編中学からの同級生、三田園と水野を描いたお話です。高校、大学はそれぞれ別々の学校に進みながらも繋がりを絶やさず、社会人になり時間をかけて育んできた友達関係に変化が生まれていく物語。なぜかムスッとした表情の二人が口絵のカラーイラストを飾り、三田園(メガネ)はともかく、水野(イケメン担当)の方は彼の意地っ張りキャラにつられてなんだろなー、なんて読み終わってから推察。

三田園は生真面目でコミュ障気味のエリート会社員。彼が拾って来た捨て猫五匹を里子に出すまで面倒を見て欲しい、と失業中の水野に同居生活を持ちかけます。以降はお約束の展開なのですが、一話一話に盛り込まれたエピソードで少しずつ見せてくれる二人の過去や、心の距離感が徐々に縮まり、やがて別のカタチに様相を変えていく過程が小気味好く丁寧に描かれています。ほのぼのとしたトーンはデフォルトですが、今回もちょこちょこと笑わせてくれました。(中学時代のひとコマで、セーラー服とブレザーどっちが好きか水野に訊かれて答えた三田園の回答がツボ。)

三田園が水野に見出しているキラキラした眩しいところは、自分にないコンプレックスだったりして、ちょっといじけ気味。水野は水野で同居(棲?)するうちに、いつぞやから三田園は俺だけのものだと無自覚に決めつけてたことを改めて思い知らされる…。お互い相手には気取られたくない部分をもし晒してしまったとしても、揶揄することなく、お前はお前のままでいいんだよって優しく受け止め合えたら。それを男同士で描かれたら萌えちゃいます。純情でお堅い男と、色恋にかけてはスマートだけれどカワイイ男のじゃれあいに当てられつつ、読んでいてほんわか癒されるお話でした。

王道の設定でも毎回初々しく新鮮な印象を抱かせてくれる木下先生。敬意をこめて「神」評価です。

12

中学時代からの想いが実って…

今まで読んだ木下さんの漫画の中で、1,2を争うくらい好きです☆
(木下さんの本は全部読めているわけではないのですが)

こちらの本は1冊丸々で、中学時代の同級生で、
その頃からずっと友人関係が続いている2人のお話が描かれています。

お気楽タイプで、ちょとモテるノンケの水野(表紙上2人・中学時代と今)
  ×
不器用でコミュ障で童貞の三田園(表紙下2人のメガネ・今と中学時代)

最初は、
受けの三田園が捨て猫を拾ってきて、
その世話をするために、ちょうど就活中で二ートだった水野が、
しばらく一緒に住むことに。
昔の中学時代の回想がちょいちょい入りつつ、
その頃からずっと片想いしていた受けの三田園にほだされる形で、
けっこう早くくっつくふたり。
(中学時代からずっと繋がりが切れないようにしてきた、
 愛想がなく不器用ながら一途な受けに、攻めと一緒にキュン♡)

その後、攻めがブラックっぽい、すごく忙しい会社に就職し、
なかなか一緒に食事に行く時間もとれなくなったり、
友達と恋人の間のような微妙な関係で、ぎこちなくなったり…。
そして、
キスもしたことがなかった童貞の受けが、
入れる側をしたいと言いだすけれど、まだ勉強不足なのを言い訳に、
なかなかエッチまで進みたがらなかったり……

長い片想いをしてきた受けが抱えてる気持ちはちょっと切なくて、
だけど、攻めになりたくて、僕の計画では!と意気込む様子は可笑しくて、
そのバランスがとてもステキです♪

まぁ、童貞なのでね、
結局はスキルの差が出ちゃって、受けになっちゃうんですけどね☆
その、何回にもわたる受け攻めの攻防戦は、かなり楽しいです♪
でも欲を言えば、リバも見たかったなーー
(攻めが途中で、指を突っ込まれるシーンはありますw)

描き下ろしの、
いつも余裕そうに振る舞っている攻めが猫に嫉妬しちゃて、
「たまには俺もかまってにゃん」と、ちょっと怒って、
受けも「わかったにゃん」って返すの、すっごく可愛くてよかったな。

同級生だから、長年の友達だから、遠慮がない間柄なんだけど、
恋する顔が見え隠れして…って、ほんといいですねぇ (*´ω`*)

11

今も昔も可愛い二人&猫も可愛い。

中学の同級生だったと三田園と水野。
三田園は眼鏡でお勉強ができ、でもコミュニケーションが苦手。
水野はお勉強は中の中だけれど、人付き合いのいいイケメン。

この二人違う高校違う大学に進み、就職しても何故かつきあいが続き、
三田園が拾ってきた子猫達の世話を頼まれ、
「パンツくらい買ってやる」とw失業中の水野が同居することになり、
その後なんだかんだとあって友達以上で同棲するお話。

堅物でDTのが三田園がとても楽しいキャラ。
一見偉そうで無愛想なのに、ずっとひたすら水野が好きで
実は水野と音信が途絶えないように努力をしていたり
Hの為に色々と影でお勉強(笑)していたり
(そして攻める気満々……、
水野で童貞を捨てると決めてるらしい、中二の夏から!あはは)
怒ったり、ぶっきらぼうに照れたり、なんとも可愛い。
自分一筋のこの可愛さに気がついてしまったら、
そりゃあ水野も嵌まっちゃうね。


同級生、長い片思い、と美味しいツボが並び
ふわふわの猫も可愛くて、ちょっとコミカルな王道の展開も悪くない。
一緒に暮らしているいい大人が、キス一つでじたばたし
どっちが攻めになるか受けになるかで
ゴチャゴチャやり合っているパターンも大好き。
くたびれたサラリーマンの様子も、男同士のちょっとした場面も
相変わらず良い感じ。

もう一息切なさが欲しいなぁとは思うものの、
大人になった二人も、学ラン姿の10年前も可愛く、
安定の木下さんクオリティで、楽しく読了です。
水野と三田園、きっと中学で出席番号が前後だったんだろうなぁ……
なんて想像できちゃった芸の細かさも、素敵でした。

12

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