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表題作追跡はワイルドに

大財閥の御曹司&有能刑事 高越要
佐渡悠 新米の警察犬訓練士

あらすじ

佐渡悠は新米の警察犬訓練士。
愛犬リオと事件を解決する日を夢見ている。
ある日、幼児誘拐事件が発生!悠が初出動した現場を指揮するのは、若くて有能な刑事の高越。
大財閥の御曹司で、バーバリーのコートを着こなし、悠を気障な言葉で口説いてくる。
でも、唯一の欠点は犬嫌いなこと!?そんな時、リオが幼児の遺留品を発見!!悠はリオと一緒に、高越と犯人を追うことに…。

作品情報

作品名
追跡はワイルドに
著者
剛しいら 
イラスト
緋色れーいち 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199002069
2.5

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
2
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

刑事と警察犬訓練士の話

中篇の二本立てです。

「シェパードは刑事が好き」
佐渡(受け・警察犬訓練士)と、高越(攻め・刑事)が幼児誘拐事件を機に出会い、解決して恋人になるまでの話です。

「ブルテリアは犬嫌い」
ブルテリアの躾を依頼に来た男が何故か気になる佐渡。そんな中、シャネルというあだ名の美術品窃盗犯が殺人の容疑者になる。窃盗犯は担当刑事である高越の弱点として佐渡を狙って・・・という話です。

犬はあまり好きでないという高越ですが、佐渡の心情を配慮してリオ(佐渡の相棒犬・シェパード)とそれなりに付き合っているのが良いです。キスさせろとか、携帯で助けを求められると分かっておきながら一緒に監禁された機会に乗じて佐渡を抱いたりと、自由気ままな行動をとるようで、ちゃんとツボは押さえているってところが大人な男性って感じです。

佐渡は二十歳ですが、時には高越より大人なときもあります。高越に初めて抱かれている最中の、佐渡の妙に冷静な感想に笑いました。男同士で付き合うということに疑問を感じているのも自然でよかったです。

事件はシリアスということもなく、軽く楽しく読めます。

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