獣―ケダモノ―

kedamono

獣―ケダモノ―
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
5
得点
70
評価数
18
平均
4.1 / 5
神率
61.1%
著者
綺月陣 

作家さんの新作発表
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イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784796408578

あらすじ

「生きて償え、組に生涯を捧げぇ」 関西岩城組二代目組長の妾腹ながら組とは無関係に生きてきた志方廉。
だが組長跡目だった腹違いの弟を殺めた償いだと、若頭の九堂了司に三代目組長として身代わりに閉じ込められてしまう。
非道で残酷な九堂は、壮絶な恐怖と気が狂いそうなほど激しい快感を廉にもたらす……。
抗いながらも廉はいつしか心と肉体を貪り喰われる真の悦びに目覚め──?
BL界を震撼させた極道愛が装いも新たに堂々開幕! 書きおろしも収録。

表題作獣―ケダモノ―

九堂了司
岩城廉

その他の収録作品

  • ムカデ

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数5

あのケダモノが帰ってきた!!

『銀の不死鳥』が発売されて以来、勝手に綺月陣祭りを開催中で持ってる綺月作品を読み返していたのですが、旧版の『獣』シリーズが手元にないため新装版の発売を今か今かと楽しみに待っておりました。

まず一読して思ったのは、「かなりさらっと読める!」でした。
旧版とのいちばんの違いは一人称が三人称になったところらしいですが、それ以外にもかなり加筆修正してあるようです。
ラストの“あの部分”がなくなってああなっているとは。
主人公ふたりの激しすぎるセックス、フィストファック、スカトロ、蛭プレイは健在ですが、それにしてもなんだか表現がライトに感じました…。

しかしまぁ九堂と廉の常軌を逸したセックスは相変わらず圧巻ですね。
廉は快楽を与えられるというよりも(ちゃんと快楽は得ていますが)、命を削られているのではあるまいかと思えるほどの数々のプレイ。
このふたりにとっては愛のあるセックスも命懸けの肉弾戦です!(褒めてますw)
一般的な作品のセックスなら、“前立腺を刺激する”とか“奥まで届く”程度が、バケモノ九堂にかかると、抽挿により“臓器を持ち上げる”“臓物の位置を変えられる”レベルになるのですから、読んでるこっちの胃が縮む思いですね。(褒めてます大好きですww)

思わずクスリと笑ってしまったのは、九堂が廉の尻にtnk突き刺したまま、勃起力だけで廉の腰を持ち上げたとか、その人間離れした九堂に廉が「俺はバーベルかっ!」とナチュラルにツッコむとことか。笑
九堂の中出しを『直撃弾』とか、普通なら残滓と書くところを『残留弾』と表現するところとか。笑
飲尿、吐瀉物を飲むなんてお手の物。ケダモノ九堂の下半身の力を一般常識をもって考えて読んだらダメだということですね^ ^

書き下ろしは、本編とは打って変わってエロもグロも皆無のちょっと切なさも感じる心温まるショートストーリー。本編読んだ後のお口直し的な感じで良かったです。

本編の内容とは違いますが、旧版にはあった同時収録の『ムカデ』が新装版にはないのが個人的に最大の違いでした。
あのトチ狂った医者のお話、大大大好きだったので、今回収録されないと知ったときはかなり落胆したのですが、わたしと同じような腐女子のために、尼さんの電子で『ムカデ』だけで販売されています。もちろん購入済み。
あの主人公の最初から最後まで突き抜けてブレない異常さが、さすが綺月先生!と感嘆してしまうスペシャルな作品だと思ってます!

さて、蘇った獣シリーズですが、今後も7月まで毎月1冊ずつ発売されます。
しかも、最後を飾るのは新作で、あの作品(東のヤクザのシリーズ)と絡むらしいので楽しみで仕方ありませんね!
新装版1冊目が予想以上に旧版と違いがあったので、2作目3作目が一体どうなるのか。
記憶にあるあのシーンやあのプレイが無くなっているのでは…と不安も感じつつ、次の発売を楽しみに待ちたいと思います。

8

ガッツリ獣

タイトルそのままの「獣」、かなり本気の極道愛です。
関西岩城組の組長の妾腹の息子、志方廉が若頭の九堂亮二に拉致られ、「生きて償え、組に生涯を捧げぇ」と、三代目組長に無理矢理仕立てられる、表題作の「獣」はこのようなストーリーでして、のっけから激しく飛ばしています。
廉は「堕悪」という暴走族のヘッドで、対抗する「瑛堕」のヘッドの瑛は実は腹違いの弟。正妻の息子です。チキンレースで瑛に勝利しますが、完膚なきまでに打ちのめすくだりは本当に容赦ない。
その後すぐに九堂に、生まれてから十七年会ったことのない父親と瑛の死を知らされ、組長にさせられるわけですが・・・九堂はマジケダモノです。
筋骨隆々たる大男、背と胸に唐獅子の入れ墨を彫った九堂と廉のエッチシーンは最初から濃厚で、内臓までやられてしまいそうなのですが、一話目はまだ大人しいものだったんですね。
続いての「族・獣」はいろいろ特濃でした。
まず、エロは吐しゃ物舐め、眼球舐め、敵のインポヤクザによるSM場面もありまして、そこではヒルまで出てきます。ヒルプレイ・・・というのでしょうか。呆気に取られたところからの、九堂の日本刀による制裁。
ここは、グロイですね。そしてだめおしの廉と九堂の特濃過ぎるセックスへと。
陣先生があとがきに「内臓系オラオラ小説」と書かれていますが、匂わせる程度の「獣」をイメージして読んだ場合は確かに衝撃的ではあるかなと思います。
ですが、廉と九堂という魅力的なキャラクターと、迫力のある会話、惹きつけるストーリー構成と、完成度が高い作品ではないでしょうか。
発表当時は大分酷評もされたそうで、そのときの思いも書かれておられますが、繊細で真面目な人柄を感じました。

6

決して万人受けではないけれど、ものすごく惹かれた作品。

新しい作家さんを開拓したくて電子書籍を見ていたら、ちょうどキャンペーン中だったので、全く前評判なしで読んでしまったのですが、うっっ、すごい。しっかりとした重装備なしで、うっかり手を出しちゃいけない本でした。

極道は好きなテーマなのでよく好んで読むし、凌辱とかSMプレイなどの痛々しいものも、身体欠損などのグロいものも、わりと耐性がある方だと思いますが、それでもここまで激しい作品には出会ったことがなかったので、あまりの衝撃で2、3日この作品のことばかり考えてしまうほどでした。ですが、耐性のある方にはぜひぜひ読んでいただきたい、オススメしたい!と思わせるくらい、すごい魅力的な作品です。

ケダモノ攻め様の岩城組若頭、九堂は身体も大きく筋肉隆々、刀傷も身体だけでなく顔にまであるような、極道の中でもかなりの重戦車タイプ。そのうえ厳つい外見以上に中身は冷徹非道で容赦ないところが、威圧感をさらに感じさせます。

そんな九堂の相手は、組長の妾腹の息子で次期組長として突如極道の世界に引きずり込まれてしまった廉。父に捨てられ母と二人きりで生きてきた恨みを糧に、走り屋の頭として、日頃から敵対視している本妻の子どもで岩城組三代目となる異母弟とのバトルに勝ち、仲間の前で彼を犯し、罵り、嘲るという非情な仕打ちをします。結果、廉のそんな非情な姿を見た九堂に惚れ込まれてしまい、次期組長として無理矢理拐うように連れかえるところから二人のハードな関係は始まります。

どんなに意気がってみても、たかが暴走族と極道の若頭では格が違うのは当然で、反発しながらも圧倒的な力をもつ九堂に怯える廉でしたが、規格外の強さと非情さをあわせもつ獣が、自分だけに向ける恐ろしいまでの執着心に惹かれていることに気づいてからは、九堂にのめり込むようにはまっていきます。

しかし、体格に比例するようなかなりの規格外の、まるで真珠でも埋め込んだような歪な一物にずぶずぶと突かれ、拳さえも呑み込まされ、内臓を押し潰すような嘔吐さえ引き起こすような激しい繋がりで、恐怖と紙一重の快感を長時間与え続けられるのは、快楽というよりむしろ九堂という狂気を孕んだ獣を相方にするための苦行のようにもみえました。

ですが、そんな狂気じみた冷徹非道な獣に激しく愛される優越感はこの上ない快感だろうし、誰にも手懐けられない獣から向けられる一途な想いは独占欲を十二分に満たすたまらない喜びだと思います。

そんな激しい愛情を余すことなく感じられるすごい作品ですが、焼きごては出てくるは、凌辱シーンではとんでもない動物の出現にひ〰️っとなるは、吐瀉物や排泄物も口にするような、とにかく壮絶な作品なので、しっかりと心構えをしたうえで、ぜひ、このすごい世界を楽しんで頂きたいと思います。

3

内容はエゲツないけど、構成は美しいと思いました

「あまりにも強烈」というご評判から「いつかは読まねばならんだろう」と思っていた今作。
折角なので新年に挑戦いたしました。
「凄すぎ」というレビューを沢山読んで覚悟がついていた所為か、衝撃で読めなくなったり、具合が悪くなったりすることはなかったです。
これからこのお話に挑戦する方は、これまでレビューを書いてくださった姐さま方に感謝しつつ、この方法をお試しいただくことをお勧めします。

このお話が強烈なのは、勿論、大型猛獣系ヤクザである九堂の性癖がエゲツなく、性行為のネチッこさがとんでもないことや、17歳にして岩城組長になった廉を陥れようとする彼の周りの悪人の性癖がエゲツなく、性行為が変態であるからなんだろうと思っていたんですけれども、今回ちゃんと読んでみて感じたのはちょっと違うことなんですね。

廉は岩城組二代目の愛人の息子なんですが、父は認知もせず支援もせず放ったらかし。だから廉は父と異母弟を憎んでいたんですよ。それこそ、殺したいくらいに(片方は本当に殺しちゃう訳なんですけれども)。

それなのに結果として、
一番憎んでいた父が作った岩城組が廉の家族になってしまう皮肉。
脅されて憎んだいはずの九堂が何よりも大切な人になってしまう皮肉。
苦しくて嫌なのに止められないセックスが象徴していると思うのですが、その相反し矛盾する廉の心持ちが面白いと思ったんです。

理不尽な暴力によって成り立っているのに『義』を重んじる『ヤクザ』という在り方と全てがリンクしている様で、その構成に萌えました。

5

狂気と暴力の極道愛

初めて読んだ作家様の本がこの本です。

全く内容を知りませんでした。雑誌GUSH6月号でちょっとだけ紹介されていて、気になったので買ってしまいました。
紹介文に、BL界を震撼させた極道愛、と書かれていたので興味を持ってしまいました。
正直に言って、かなりゾッとしました。
思い出すと、今も手が震えるくらいです。
暴力や凌辱、人前やら殺/人まで結構リアルに書かれてあって、何度も怖くなり本を閉じました。
ですが、この後どうなるんだろうと先が気になって、つい読んでしまいました。

唯一、本を閉じずに読めたのは、最後の短編『八重の桜』です。
組の家族と一緒に花見を楽しんでいる話でした。
ブルーシートだけではお尻が痛くなるから畳を引いていたり、組の子供たちがやんちゃだったり、お母さん達が強かったり、意外とほんわかしていました。
そして、刺青にまつわる会話でした。
散る時は一緒に。
こういう愛なんだと感じました。

怖かったけど、もう一度は読めないけれど、なんだか引き込まれる作品でした。

裏社会で思いつくのが、『ほんと野獣』や『ファインダーシリーズ』や『フェロモン探偵シリーズ』しかすぐには思い出せない私には、かなり強烈な作品でした。

4

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