大学生×水族館のダイバー 厚さ240mm、水槽越しの恋。

コミック

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たそがれ、君に会いに行く

tasogare kimi ni ai ni iku

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表題作たそがれ、君に会いに行く

今波・不器用な性格の大学生
新見・水族館のダイバー

同時収録作品ともだちの間

裕史・慎也の同級生/和樹・慎也の姉の彼氏
慎也・高校生

同時収録作品あとかた

安野司・中学~社会人
塚田・ヤクザの跡取り・中学~社会人

同時収録作品ほしぞらランデブー

有坂
柏井

あらすじ

不器用な性格が原因で失恋し傷心の今波は、夕暮れの水族館でダイバーの新見と出会う。
水槽越しに筆談で話しかけられ戸惑う今波だが、恋の悩み相談をするうちに次第に打ち解け、彼に癒されていった。
そんな時、今波は飲み会で2つ年上の川西と知り合う。
自分を受け入れてくれる川西に惹かれていくが、川西に新見を紹介したことから、
一人は水槽の中という奇妙な三角関係に発展していき――…?

作品情報

作品名
たそがれ、君に会いに行く
著者
きゆひこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784861348747
2.9

(24)

(2)

萌々

(5)

(9)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
63
評価数
24
平均
2.9 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数9

失う前に気づけて良かった

hontでは、読者評価がダリアコミックスeで1位の作品だけど、ちるちるだと厳しめの評価が意外、神評価が・・・ナンジャコリャ?!
・・ちるちるの姐さん方、目が肥えてんのね。私は若葉マークだから、入れたわよ。

水槽越しに筆談して、交流する二人。
ダイバーの新見さんは、優しい人。今波の新しい恋を知り、そっと身を引いてしまう人。
現実社会でもそうですが、慈母性高い人は、包容力も高い。そんな母のような愛を持つ人は、自己犠牲を苦に思わないから、失ってから存在の大きさに気づくことが多いです。

失う前に、気づかないと、一生後悔する・・のですが、この作品の今波さんは、失う前に気づけました。
ほんとによかった。

2

設定が面白い!

たまたま買ったダリアで読んでから気になっていたきゆひこ先生。
表紙の綺麗なブルーが美しく、かなり好きなカバーでした!

お話は水族館のガラス越しに筆談で恋をするというちょっと変わった感じ。
まあよくある二人が同時に気になって〜という三角関係なのですが、うち1人とは全くリアルに話せない状況なのでどうなるか気になっていました。
が、ハッピーエンドでよかった!

そのほか短編が3本収録されています。
設定や流れが結構独自の視点で面白く、特に刺青の子のお話は切ない。
続きがあれば読んでみたいです。
あとは絵柄や背景の描き方が好みだったので、今後の成長に期待して萌×2

3

意外とビター

表題作は水族館の水槽壁越しの恋のお話で、カバーイラストそのままのピュアラブ系ですが、、、
実はこの主人公君、絵の雰囲気を裏切ってというか、むしろ絵の雰囲気を体現してというか、結構アレなのでは?でも、ほのぼのハッピーエンドのようで、まあ、よかった?のよねと、もやっとしたまま読み進めていくと、
その後に続く短編が、なかなかなアレ具合で、
結局くっつかない同級生(ともだちの間)、死んだ人を思い続ける元やくざの息子(あとかた)、がビターエンド。
聖地巡りで知り合った女装っこ(ほしぞらランデブー)は一応ハッピーエンドだけど、ロマンティックが過ぎるでしょうと、ちょっと引き気味。
この、弱そうな絵で、きれいにお話がまとまっちゃわないところが逆に魅力なのかな。

1

設定に頼りすぎた感が否めない。

ブルー系の綺麗な表紙と 切なげなタイトルに惹かれ購入。
著者さんの デビューコミックスです。
表題作の他に、3編のお話が入っています。
さて・・・
ほぼほぼ 髪の色でしか 主要人物の区別が出来なかった為、続きを読んでいるつもりだったら 知らない名字の人ばかり出てきて「あ、違うお話だったんだ…」という状況に何度か陥りました。

では、印象に残った作品のレビューを少しだけ。
【たそがれ、君に会いにいく】

不器用で緊張しやすい性格のせいで 恋人といつも長続きしない大学生(今波)と、水族館のダイバー(新見)、今波の友人の先輩(川西)の、主に水族館を舞台にしたお話。

「筆談」が物語の大切な役割を担っているのは分かるのです。
ガラスを隔てて・・なんて、ロマンティックですし。
が、、新見さんは 職場の先輩に怒られるほど、仕事中に 今波君(お客)と世間話(筆談)をしては ダメですよ。
今波君も、初対面の仕事中の人に 身の上話(失恋の詳細)をするなんて、不器用の設定がブレてきます
そんな風に感じたので 初っぱなから少し躓いてしまいました。

えっと、この二人に川西さんが絡んでくるわけですが・・・
大人っぽくて優しい川西さんとは気も合うし 一緒に居て楽しい今波君だけど、新見さんの事も気になって・・・という内容。

これは 物語の終盤、川西さんに ズバリ「あの言葉」を言わせない方が 何かもう少し盛り上がったのでは、という気がしないでもない。
ですが、前・後編、番外編と、この話は描かれていたので、心理描写も丁寧で グッとくるシーンもあり 黒髪の新見さんも可愛く、私は なかなか好きでした。

【ともだちの間】

同級生(慎也)の部屋に行ったら その子が自慰をしている場面に遭遇してしまった。
慎也は どうやら隣室から漏れ聞こえる、姉と その彼氏(和樹)の「行為」をオカズにしていたらしい。しかも慎也が興奮していたのは和樹の声だった。
俺(裕史)だって ずっと前から、慎也のことが好きだったのに・・・

自分が自慰を手伝えば、慎也はもっと和樹の声に集中できるだろ?と、どさくさに紛れて慎也の体に触れる裕史。
それなら、むしろ慎也君を一人にしてあげた方が集中できるんじゃあ…と、ツッコまずにはいられなかった。

この作品、最後 数ページのところで「それ、今 見せる?!」と言いたくなりました‼終わりに含みを持たせたかった?
続きは同人誌で…とか、そういう事でしょうか?
同人誌を手に取るにしても やはり、作品・作家さんへの愛着ありきだと 私は思うので、残念ながら今回は そういう気持ちにはなりませんでした。

どの作品の設定も 目を惹くものがあるし、ハッとさせられる様な 台詞・モノローグもあります。
一冊まるごと表題作だったら、どんな感じで描かれるのかな?と 感じた作家さんでした。













5

筆談から始まる恋話。

申し訳ない気分になりますが、私の方は「コヨーテ」目当てで雑誌「ダリア」を買って、暇つぶしに読んでみたら、この作品に惹かれてて、コミックを購入したという流れです。本当に久しぶりに買った雑誌なんですけど、こんな作品もあるのか~と意外な発見をしてビックリwww(褒め言葉)
ストーリー構成についてはすでにほかのお姐様方が書いてくださったので省きます。この作品で出てくるキャラたちは、優しすぎるところがあり、優柔不断なところが減点です。とくに攻めの今波くん、モノに拘らず、あやふやな気持ちで人と接する、一体何をどうして欲しい、とはっきりしてもらいたい。
あとは、エロないから具体的な役割はなんだろうね。新見×今波の匂いプンプン漂ってるから先入観でまあそうなるなと期待していたけど、結局違うんかい(苦笑)
たまにはこんな淡白で優しい作品はいかがですかwもし一冊まるごと表題作だったら、もっと評価が上がるのかもしれません。ちょっと残念ですね。

3

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