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表題作アーモンドを七粒 2

渡辺,営業成績トップで異動してきた同期
葉月,会社員,商品企画部

その他の収録作品

  • Eight Almonds
  • NINE!(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

律儀で不器用な葉月は、営業成績トップで顔も性格もいい渡辺を軽薄な男だと思っていた。けれど、一緒に過ごすうちに距離が縮まり、葉月の恋愛対象が男だと知られてからは体を重ねるようになる。渡辺を好きなわけじゃない―― でも、恋人のような関係が嬉しい葉月。そんなある日、渡辺にとって葉月は遊びで「ユウキ」という人物の代わりだと聞いてしまい…

作品情報

作品名
アーモンドを七粒 2
著者
夏水りつ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
アーモンドを七粒
発売日
電子発売日
ISBN
9784813031185
4.1

(138)

(64)

萌々

(42)

(22)

中立

(8)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
21
得点
562
評価数
138
平均
4.1 / 5
神率
46.4%

レビュー投稿数21

攻めザマァの名作

今更語るべくもないくらい、攻めザマァと言えば必ずおすすめに出る作品ですが、本当に、攻めザマァや健気受けが好きな方には全力でおすすめしたい名作です。
受けと攻めの立場が逆転するところが攻めザマァの醍醐味だと思っているのですが、葉月が想いを語って、葉月と渡辺の立場が逆転する場面が何度読んでも切なくて泣けてしまいます。
攻めザマァからハピエンに辿り着くまでのラストの展開もページ数はそれど多くないのですが、傷ついた葉月が再び渡辺と向き合うまでの心の移り変わりが丁寧に描かれています。
何度も読み返したくなる名作です!夏水先生の新しい作品も読みたいな…

1

葉月がカッコよくて大好き(*^ω^*)

まず、表紙からいいです⸜ ( •⌄• )⸝
1巻では、表と裏とで別々だった2人が、2巻では笑いあってる表紙!
よかったねぇ(*´∀`*)


受け様の葉月と、攻め様の渡辺。
自分は渡辺にとって「ユウキ」という人物の身代わりでしかなかった事を知ってしまった葉月。
しょっぱなでの葉月がめっちゃ好き。
「このみじめさから逃げたりしない」という葉月の強さ、潔さ。
うわー頼りない感じだったのに、とってもかっこいい!
好感度爆上がりの大好きなシーンなのでした。

そして、吹っ切れて清々しい葉月の一方、覇気がなくなる渡辺に、心からざまぁ(ᐛ )です。
再び葉月に近づこうとする渡辺の姿がとっても気持ちよくてニヤニヤしっぱなしでした。

お泊まり計画が上手くいかなくて、ジレジレの渡辺もよかった(*´꒳`*)
独占欲見せてくれて美味しかったよ♡ありがとう!(´▽`)

0

さくさくハピエン

葉月がうじうじこじらせキャラかと思ったらそうでもなかったですね。勝手に思っていてごめん。
渡辺にすぐユウキのことを言って、自分の気持ちを伝えて、はっきりしていた。

で、しばらくしたら、もうユウキのことはいい、と言うのが好感持てた。

逆に、ややこしかったのは渡辺の方かw
ユウキのことが深刻そうだったので、どんだけ〜?と思ったらそこまでではなく。ちょいと拍子抜けしましたw

そんなこんなを乗り越え、表紙通りハピエンでようございました。

タイトルの意味になるほどと思いつつ、ほんとは美容のためじゃないの?のオチはおもしろかったです。

0

お互い初めての本気の恋をこれから存分に楽しんで

 もっと拗れてしまうのかと思っていたけれど、想像していたよりは易しい展開でした。結城とのことは、思春期にはよくある過ちなんじゃないでしょうか。同性愛者だろうが、異性愛者だろうが、好きという気持ちを素直に認められないこと、周囲からの見た目を気にしてしまうことってままあると思います。少し後味が悪かったかもしれないけれど、渡辺の人格を疑うような内容ではなくほっとしました。結城と会ってわだかまりを解消したシーンまで入っていたら、もっとすっきりできたかも。

 葉月の言動には常に好感が持てましたね。結城のことを知ったことを隠すのでもなく、渡辺に自分の正直な気持ちをぶつけたり、一度仲が拗れたにも関わらず、渡辺の良い所はちゃんと認めて、素直に自分の方からまだ好意があることを伝えたり。真っ直ぐで、変に迷うことがない。渡辺のような臆病な人には彼のようなタイプがちょうど良いのかもしれません。ここぞというタイミングで電話が鳴ったりするなど、少しドラマチック過ぎるシーンもありましたが、葉月が疎遠だった家族との関係を改善する一歩になったようですし、終わり良ければすべて良しですね。全体的にテンポも良く、余分なシーンがなくて、非常に読みやすい作品でした。

0

期待ほどのザマァではなかったけど…

不穏な1巻のラストに胸がざわつきましたが、この表紙でバドエンはないだろう…と。

ユウキの代わりにしていた事が葉月にバレて、言い訳もできるわけなく拒絶されてしまった渡辺。
会社でも行きつけのバーでもやさぐれた態度をとってしまい、負の連鎖にハマってしまいます。
そんな渡辺を放っておかないのが葉月の優しい所ですね。
葉月は1巻と全然印象が変わって、凄く強くなったと思う。傷つく事で強くなったのは切ないけどだからこそ優しくなれたのかな。

分かりやすく荒れてる渡辺に対し、傷つきながらも淡々と毎日を過ごしている葉月に気づいてくれる上司が居て良かったです。

同級生からの電話で、渡辺とユウキに何があったかがふんわり分かるのですが、その時の気持ちはユウキへの未練じゃなくて後悔だったんじゃないかなと思いました。
ユウキに再会して、何を話したのだろう…凄く気になる部分ですが、描写はありません。

葉月にやっぱり好きと言われて、それでも受け入れてもらえない渡辺。
前半の負の連鎖がまだまだヌルイと思っていたのですが
そう、ここからが本当の「ザマァ」なのだよ!
と悪い笑いが出てしまいました。
言うほど苦しんでなかったので、まだまだ不満でしたが描き下ろしでも運命に翻弄されていてちょっとスッキリしました。
もう少し苦しみの描写が多かったら神だったかも。

最後はまるく収まりホッとしました。
紆余曲折を経た2人には、ユウくんとアイリ以上のバカップルになっていただきたいものです。

そしてシャンパン兄さん…スーパー攻め様だと思ってたのにまさかの…w

2

美容と健康と、恋の為に。アーモンドは適量をどうぞ。

うーん、これは。期待していた程の「攻めザマァ」展開では無かったかも。
と言うのが感想です。期待し過ぎてしまったのかも。

渡辺は、過去の初恋を拗らせていたものの。当時の、10代だった自分の性癖とその気持ちを受け入れられなかったこと。それは、家族に気付かれて恥ずかしさに心を閉じてしまっていた葉月と似ていて。
それでも葉月は素直に自分の気持ちを伝える。「ちゃんと、好きだった…っ。」と。
渡辺はどうだったのか。彼は過去の自分を清算する為に片恋で初恋の相手、葉月に似ていたという結城に会いに行く。結城は出て来ない。
過去のセフレだと言う男には水をぶっかけられたりして。うーん、その位では「攻めザマァ」では無いよね。しかも彼には後に赦されてもいる。
そして、時間的にも物理的にも隔たれていた葉月にも赦されている。
会えなくて、話せなくて、謝りたくて。渡辺はギリギリしてるけども。それで顔色悪くなっちゃったりするけども。それだけでは「攻めザマァ」って程では無かったかも。
許されてからは、割とアッサリ甘あま後日談。
早く2人きりになって、イチャつきたいのに、仕事などで中々2人きりで過ごせない事に苛立つ渡辺。そう、まるで渡辺の方が本気になっているみたいで、そういうのが「攻めザマァ」って事なの⁈ かなぁ。うーん。自分でも何が見たかったのかは謎ですが。
葉月との恋が本物なのだと、ガツンと知らしめて欲しかった、かな。

1巻の冒頭で、世のバカップルたちに毒付いて、自分には手に入らないことと諦めていた葉月が恋をして。「世界は俺たちのためにある。」と、渡辺に言われて。手を握り合う。そのシーンがとても好きです。誰憚る事なく恋をしたい。その気持ちは誰が何と言ったって、恋人たちだけのもの。それはかつて、自分の気持ちに蓋をしていた渡辺にとっても、家族に後ろめたい気持ちを抱いていた葉月にとっても。奇跡みたいで普通のこと。誰にも訪れる普通のこと。結構重ためなテーマをそっと滑り込ませた様な。

ところで、私が読んだコラムでは、美容と健康の為に、アーモンドは25粒食べるのが良いみたい。けれど、恋には7粒が効きそうね。

0

もっとざまぁを・・・

私にはこれダメなやつでした。

よく漫画とかドラマとかにある(これも漫画ですけどね)誰かと重ねるって感覚が私にはまったく理解できないのですよ。それって普通にあることなの?
似てる人を好きになるってのも私には理解できない。そんなものなの?
そういうの理解できない人間が読むなって?(笑)そうですよね。

なんか似てるから気になってちょっかい出してまではいいとして、かたくなにその後悔の相手に寄せようとしていた渡辺が許せない。眼鏡にこだわるとか!なんだそれ(怒)
つまり葉月自体を全然見ようとしていなかったのに、いつ本当に好きになったよ?
葉月に拒絶されてからもフラフラ遊んでたじゃねーか。
そんな奴がこんな簡単に改心するのか疑問しかない。

それと職場のおかっぱ女、鬱陶しい。いちいち心配顔で干渉してくる親切の押し売り女。
私の中でこのおかっぱ女すごい存在感放ってて。気持ち悪かった。
ある意味渡辺よりも嫌なキャラだったわー。

渡辺に葉月はもったいないなぁ。って思った。

4

♯世界は二人のためにある

何度も読み直している、大好きな作品です。

終始、葉月がカッコいい!
惨めな自分から逃げない姿勢、大人な対応…
そして、相手が自分のことをどう思っているかわからなくても、きちんと自分の気持ちを伝えられる強さ…
とても好きなキャラクターです。

それに対して、意外と子どもな渡辺。
イライラさせられたし腹もだったけど、自分の気持ちを自覚してからは好感が持てた。

世界は2人のためにある…そう、周りなんて気にしない。
そして、意外と周りも気にしてない。

素敵なハッピーエンドでした。

ちなみに、アーモンドの成分にはモテ効果があるらしいですね。
あながち、アーモンドのおまじないも遠からずなのかも…

3

表紙に幸せの予感

表紙から幸せそうな二人の様子にほっとします。

アーモンドを七粒食べるのも、渡辺が葉月やメガネにこだわるのも、青春取り戻したと浮かれたり男相手にとか葉月のこともう切るとか暴言吐いたり。みんな理由がはっきりしましたね。

葉月がアーモンドをきっちり七粒食べてた理由が切ない。そして渡辺にちゃんと好きだったと潔く言ったのも悲しいけど立派。
その後元気のない渡辺を心配する葉月がいい人すぎる。
渡辺が葉月に好きと言っても届かないのも仕方ない。
時間をおいてやっと二人の気持ちが通じます。渡辺もいいやつになりましたね。
今度は渡辺が葉月に対してメロメロで独占欲わいちゃって、なかなかお泊まり出来なくてもどかしい感じなのですが最後はメガネなしでエッチ。

葉月に素敵な恋人ができました!
サラッと読めますが余韻が残るお気に入りのお話です。

1

おせーよ渡辺!でも手遅れではない。

 前回、1巻を読み終えて、この作品が(私にとって)神作品と成るかどうかは今巻の渡辺の働きに一任しましたが、結果、彼の頑張りで『神作品』となりました!!(拍手)
 
 前回、とてもとても気になるところで終わっていましたが、「ユウキって誰だ?」と渡辺に聞いた葉月は、泡を食ってる渡辺に、「俺は渡辺のことがちゃんと好きだった」と涙ながらに吐露します。いや、読んでるこっちも、しょっぱなから号泣です(涙)。 
 そして夜の街を彷徨う渡辺は、「真面目なお付き合いなんかやってられっかよ」とか言いながらも、気持ちを押し殺したような顔をしてるんですね。もし、むりやり渡辺という人間を擁護するとしたら、きっと、葉月と付き合い始めてから、高校の時のユウキへの秘めた恋心を思い出し、そんな初恋の相手を傷つけた後悔とか罪悪感で、葉月への気持ちも無意識に押し殺そうとしていたのではないでしょうか。自分だけが葉月と幸せに過ごしていることに、抵抗を感じるようになったのかも。
 ヘタレだし不誠実だし、本当に刺されてもおかしくない(そこまでゲスではないww)と思える渡辺ですが、ゲイバーの顔見知りに恋愛感を非難されたり、変わらず同僚として助けてくれる葉月の優しさに触れたことで、もう一度最初からやり直そうと、ようやく腹を決めるわけです(おせーよ!!)
 一度目は葉月の心にまで届かなかった渡辺の告白がようやく届いた時は、再びもらい泣きでした。

 惨めさから逃げなかった葉月と、苦い過去とちゃんと向き合えた渡辺を賞して、文句なしの神作品です!!

6

冒頭が神

久しぶりに、商業BLを読んで「素晴らしい」と思える作品に出会えました。評価も神にしちゃいました!!

冒頭が神がかってます。
初っ端から泣かされました。

地味な受けって、結局うじうじしてたり、攻めのことを諦めてしまったりしてしまうキャラが多いと思うんだけど、
この作品の受けはちゃんと自分の気持ちを相手に伝えることのできる、強い受けでした。

そこからの展開もよかった。
二人の気持ちの変化とかをじっくり描いてくれているので、時間の経過を読者も感じることができました。

両想いなのに、くっつかないところも素晴らし!!!
なかなか描けないと思う。

本当に、受けが強くて、それがとても良かった。
ちゃんと2人の愛が伝わって、こっちまで幸せになれました。

12

予想外が重なって

この作品は個人的に色々予想外なことがあって、それが逆に評価を上げたのかも・・・・・・と今になって思います。
1巻完結だと思って電子で購入してしまい2巻出るまで待ちに待ったし、この作者さんだからきっと美しいエロが満喫できるかしらと思えばイイ意味でそれも違ったし(特にこの2巻)、そして渡辺!彼が思いのほか下衆野郎で・・・・・・(笑)
1巻の最初から幸せそうなカップルと葉月の対比が印象的でしたが、それは彼が自分には絶対手に入らないと思っている世界だったんですよね。
渡辺が自分に近づいた理由をなんとなく知って『自分が今みじめなのは渡辺のせいで、自分が渡辺を好きだったことは本当だったしそれは紛れもない事実である』ということを真っ向から受け入れる葉月。
実際、葉月の方が断然男前だし大人でした。(対してやっぱり下衆な渡辺www)
1~2巻を通して、葉月は『会社と家の往復だけで他に特別なことは何もない』ということが、TVとテーブル前にしてもぐもぐとアーモンドやらコンビニ弁当やら肉まんやらを食べるシーンを描くことで上手に表されています。
そうすると益々1巻の鍋の日々とかツリーの日のデートがどれだけ葉月にとって特別だったかとか、2巻で渡辺がどんなに誘ってきても、断わったり笑顔で躱したりしているのがどんな思いの果ての行動なのかとか更に深く感じられて切なかったです。
病院に行くシーンはちょっとありがちな感じでしたが、その後お互いが告白しあっても決して劇的に関係が変わることはなくて。どうなるんだろうとドキドキしながら後半を読み進めました。
課長もゲイの美人さんも良い人で、会社のとりまきの女子たちもなんだかんだでいい子ばかりで。ストレスのない登場人物たちのおかげで楽しく読めました。
思ったより最後のラブラブ描写は少なかったのですが、その分渡辺が苦しんでいると思えばこちらとしては楽しめたわけで・・・・・。
ただやっぱり渡辺はイケメンでしたね。ストライプシャツとネクタイは私の萌えアイテムですし、その点は感謝しておきましょう(笑)

4

わーたーなーべー(怒)しょがない許すの2巻

まってました。
1巻終わったところで、苦しかったー。
待てずに月刊誌?の方に1回手をだして、また「くぅぅぅっ」ってなって、辛かったー。
ホントは神評価でもいいかと思ったけど、1巻終わった後の辛さが長かったのでそれで★ー1.
まじで「っざけんなよ、なぐるぞ渡辺(怒)」って思ってましたが、はづきが許したあげたので、しょがない、許す(泣)
これから1巻からお読みになる方は、ちょっと投げてもいいものを身近におかれた方がよろしいかも です。怒り心頭になること請け合いなんで。
カッコいいからって何しても許されると思ってんじゃねーっ
とぷんぷんだった私。

まあ、渡辺もちゃんと苦しんで、振り返って、反省して、その上で前に進もうと頑張ったから、許す(あたしが許してどうすんだ という話もあるが、許す です。(笑))
頑張って、はづきがちょっと微笑んでくれた時は、うるってきた。
電車の中で、ぎゅって渡辺がしてくれるところもはづきと一緒に泣いた。
よかったよね、渡辺。よく頑張った、うんうん。

というように、かなり切なく胸いたい系に思いました。
いいように終わってよかった~・・・・と息ついてたら
最後のシャンメリーーーーーーーーーーーーーーー!
(あ、電子本だったからついてたんだ・・・紙媒体だと
 別のおまけっぽい、ごめんなさい)
やっぱり夏水先生、おまけが素敵でした(笑)
皆さまご存じのシャンパン兄さん、たった1Pですがご登場あそばされます。
ぜひとも、ご尊顔を拝してくださいませ!
お兄様、わたくしもお膝にのせて!

それと追加。
いきつけ?のお店の ちーままみたいなお兄さんが、いい味だしてます!
渡辺をちゃんと叱ってくれて、読んでるこっちの気持ちを代弁してもらってる感じ。「てめーざけんなよっ」って。
最後は渡辺にちょっと惚れてた?のかな?
かっこいいお兄さんでした!

3

あーちゃん2016

はるぽんさま。コメントありがとうございます。
やっとちるちるの機能を理解できたはず。
きっとこのコメントを入れれば、はるぽんさまのコメントの上か下かに
私の返コメントがならぶはす・・・・
すいません、試験運用みたいなことをしてます(笑)
私もちるちる読み専から移行したばっかりなので、どうかご容赦を。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

はるぽん

初めまして。
タイトルで大笑いしてしまい、コメント入れさせていただきました。
渡辺ムカつきますよねー。でも受けの幸せのためなら許さざるを得ない。

優しさは人を変えるね

切ない二巻でしたね。
なんか、ゆうきの身代わりだったと知っても、それでも渡辺を好きな葉月が健気でした。自分の方が傷ついているのに渡辺のことを気にしたり、なんか課長じゃないけど、こちらが心配になるくらい。
それに引き換え、渡辺のヘタれっぷりにはかなりイライラしましたね。
でも、あっさりくっついてしまうよりも、ゆっくりゆっくり自分の気持ちを確認して、相手を思いやって、と言う近づき方が好きなので、切ないし、焦らされたけど、それがたまりませんでした。

ゲイバーの美人の脇役さんとか、上司とか家族とか、夏水さんの漫画には悪い人が出てこないのも好きだなぁ。お人柄かなぁ。

そして、気になっていたシャン○リーのその後。なんと、おまけペーパーでの登場でした。しかも、お相手が…ラムネ。なんでそこであえてのラムネなのか、もうちょっと噛み砕いて教えてほしい。こどもビールじゃダメですか?!見かけはすっかりビールみたいなラベル貼って、みんなをだまくらかしてるけど、飲んでみたらリンゴかーい!って言う、シャン○リーよりお子さまなあいつ。ぜひ、当て馬に使ってほしい。

6

あぁ~~。長かった。

待ちに待ってた2巻がやっと発売されましたね~。
電子書籍で購入した1巻ですが、結局紙本でも購入し、何度読み返したことか・・・。

もっと攻めざまぁな展開でもよかったかなぁ~と。
2巻の最初は、意外と男らしい所を見せた葉月(受け)だったんだけど、やっぱり渡辺(攻め)の事が好きだから仕方ないか。突き放す事が難しかったのかな。

他の姐さん方もおっしゃられてますが、夏水りつせんせの今までの作品とはちょっと違う展開で、力技のエロ展開にもっていかず新鮮でした。

最後の方は少し急ぎ足気味でしたが、渡辺の必死さが可愛かったんで神よりの萌×2です。

4

腹黒攻めが健気天然受けにハマる話

サラリーマン同士の身代わりすれ違いラブ、2巻にして完結巻です。
同時収録もなくまるまる1冊×2巻というページ数で、内容的にはこの半分で収まったと思うのですが、それが2巻ぶんになることによってじっくり丁寧に描かれた作品になったと思います。あったら物語やキャラクターの厚みを増すけどなくても別に大丈夫だった、というエピソードが多かった気が。

ゲイだから、これまでの人生で少しだけつらい思いをしていた受け。世界から自分だけが疎外されているような、自分は幸せになれない、というような気持ちを抱いています。
そんな受けに恋を教えたのは、一見リア充のイケメンモテリーマンの攻め。攻めには高校時代、好きだったのにそう言えず、傷つけてしまった初恋の相手がいて、受けがその人に似ていたために近づいてきた男です。
受けを身代わりにして、高校時代の初恋を取り戻すように楽しく付き合っていたけれど、身代わりにしていたことが受けにバレてしまった、というのが1巻のラストでした。

自分が誰かの身代わりだったことを知ってしまった受け。謝ろうとした攻めを「(謝ることで)俺にお前の重荷を下ろさせるな」と遮り、「俺はちゃんと好きだった」と告げる受けは男前でした。
それに引きかえ攻めのヘタレさ、ズルさと言ったら…。腹黒で、隠してはいるけど自分本位で、受けと似た初恋の相手に対しても、受けに対しても不実。受けとも「いつだって別れられる」と思って軽んじていた男です。まあ、根は優しい人だと思うのですが。
そんなひどい攻めが、受けの可愛らしさや、これまでの人生での肩身の狭さ、諦めなんかを知ってどんどん受けに本気になって、ハマっていくのには文句なしに萌えるし、きゅんとしました。脇キャラたちがいい仕事をしていました。攻めの行きつけのゲイバーの客とか、受け攻めの同僚とか上司とか、話を回すだけの都合良いキャラっぽくなかった。

途中萌えない展開が長くて、ほんの少し冗長に感じた部分もありましたが、いい作品だったと思います。

4

いつもとは違う感じで。

前回不穏な空気感で待てをくらってから早一年半。w( ̄Д ̄;)モウソンナニ…
表紙を見ただけで安堵しちゃいましたよ。笑
帯にも「世界は二人だけのためにある」なんて煽ってくれちゃってます。

で。

前作の渡辺のもやもや行動&発言を回収するべく読了したわけですが。
なんというか。
夏水作品には珍しいすごく行間を読む作品だなぁ、と思います。
いつもは直線的に好き!→ラブラブvvって感じなのですが、
好きが絡まって引っかかってる感じかな。
なので暫くもやっとしてました。(^^;

葉月に「ユウキ」の姿を重ねて逢瀬を繰り返していた渡辺。
「二人の世界」をついに手に入れたと思った葉月に対する裏切り。
いや、もう、ホントに1巻の渡辺マジでクソ野郎です。
(だから葉月に三下り半を突き付けられるわけですが。笑)

「二人の世界」が幻で、やはり自分には届かない世界なのだと
誰とも繋がることがない世界にいるのだと感じている葉月。
カップルへの悪態はただ強がっていただけなんだなぁ、と思うとちょっと
切ない。
でも、そんな弱った葉月を上司がやさしく見守っていてくれたことを知って
葉月が吹っ切れる姿と相反する渡辺の堕ちっぷりのシーンが印象的でした。

やっぱり"葉月"に最初近づいたのは過去への贖罪だったのかなぁ。
「自分が本気で男を好きになる」という事実を受け入れられず
傷つけた過去の埋め合わせというか。
決して認めたわけではなかったので、本気じゃない、と言いつつ
でも葉月にどんどん惹かれていって。
やっと腹をくくった頃には、葉月には渡辺の想いは届かない。

結構切ないぎゅっとするシーンなんだけれど。
葉月も渡辺のことを好きなのに、受け入れない理由がよく分からない。
"手に入らないモノ"の中に渡辺を加えて過去の事実として受け止めているというか。
"好き"の線引きをして、その中に誰も入れないようにしているというか。
"好き"の充電が切れてしまったのかなぁ…。
あぁ。葉月の気持ちが分からなくてはがゆいっ o(>_<)o
でも、この気持ちが交差してるのに離れていく感じが一番ぎゅっとします。

時間をかけて渡辺が改心(笑)するのにあわせて葉月との距離が再び縮まったときに、電車の中で"手に入らないモノ"を葉月に与える渡辺はそれはそれは男前なのだけれど、なんというか、唐突なんだよなぁ。苦
正直。え?何故今?、ここで??と一瞬面喰いました。
もう少し脈絡というか、何かきっかけがほしかったかな。

本作では二人のそれぞれの葛藤が紡がれていて、
それぞれがそれを乗り越えた結果が表紙の笑顔なんだなぁ、と。
いつもの夏水先生の作風とはちょっと違った本作は行間を読者が埋める感じなので読み手の感覚でいくらでも印象は変わるかも。
たまにはそんな夏水先生の作品を読んでみるのもおすすめですよ♪

ちなみに。最終話と描き下ろしはいつもの夏水作品テイストです。笑
エチはなんと描き下ろしのたった4Pと極小。Σ(゚д゚;) スクナッ
あとがきシャンパンシリーズも初回限定ペーパーでしかお会いできませんっ。・(ノД`)アリエナイヨォ
ので、シャンパンシリーズご所望の姐さまはお急ぎくださいませっ

4

俺はこの惨めさから逃げたりしない

夏水さん作品で一番好きになりました
前巻に知ってしまった
渡辺が自分に誰かを重ねていただけ
その衝撃でとても悲しい事実を抱え
渡辺と距離をとろうとする葉月

異変に気付いた渡辺の問いに
「ゆうきって誰?」と逆に問う葉月
言い訳をする渡辺に
「俺はこの惨めさから逃げない
本当に渡辺が好きだった
俺は悪くない お前が最低最悪だっただけだ」
と泣きながら罵倒する葉月

私も泣けました
葉月の毅然とした強さに
泣いても惨めでも愛されてなかったけど、
それでも自分の思いを否定せず、
辛くて辛くて堪らないけど
事実を受け止め様とする実直な健気さに
泣けました

葉月は強いんです
そして強いから優しいんです
自分はさておき渡辺の事を気にかけるんです

渡辺も徐々に自分が認めたくなかった
同性への初恋
拗れた恋愛観に疑問と後悔を持ち出します
多くの人を傷つけたと

だって前巻で葉月とのセックスでずれた
メガネをわざわざかけ直し二回目に突入した時、
渡辺に殺意を覚えましたもん
そんなにまでも「ゆうき」を葉月に
重ね押し付け葉月の想いを踏みにじる非人間渡辺に

だけど、渡辺も葉月への想いは「ゆうき」
を重ねていたのではなく、実はまるで似てない
葉月自身を好きだったと気づくのです

心を入れ替え懺悔し、葉月に何とか想いを
伝えた渡辺
でも、葉月の心には届かない
傷が深すぎて...

この「ため」の部分が凄く好きでした
あれですんなりくっついては全てが
軽くなってしまう
あれだけ、想って裏切られていた
葉月の気持ちを何とかもう一度自分に
向けようと、おっかな吃驚頑張る渡辺にも
ようやく愛着が湧きました
必死さが可愛かったです

ようやく葉月の心に想いを届かせることの
出来た渡辺
渡辺の心を受け入れる事の出来た葉月
に良かったねぇと心から大喝采でした

紆余曲折を丁寧なゆっくり進行させた事が
この本に重みを与えたと思います

人は弱いと自分を守る事で必死になり
誰を傷つけても気付かなくなります
その弱虫渡辺が
強くて真っ直ぐでちょっと抜けてて、
でも優しい葉月に触れて
変わっていくそんなに素敵な素敵なお話でした

もう当分読み返して萌えたいと思います
ちなみに私の萌えは「ため」です
渡辺の想いが葉月に届かなくなったという
焦らしシーンにめっちゃ悶えました

沢山の人に愛される作品になるといいなと
思い感想を書きました!

35

表紙絵が本当の想い

なんとかハッピーエンドで終わってよかったです。

激しくBLガンガンという感じではなく2冊にわたるゆっくりなお話しで
じっくり2人の日々を覗けた感じで、しっとりと読めました。

話を読んでいく中で、お互いがすれ違ってから
すれ違っている溝を埋める出来事があって、
これからドンドン仲が回復するのかと思いきや
また時間が流れていき、ちょっとした感じで溝が埋まり
また時間が流れるの繰り返しで、本当にゆったりしたお話しでした

アーモンドを七粒の理由もわかったし
すごい可愛くて一生懸命だった思いだったことに
感動しています

3

「逃げたりしない」

2人の関係を昇華させる切っ掛けになったと感じる、印象的な葉月のセリフです。

もっと深く関わっていると思い込んでいた“ユウキ”は、然程ストーリーには展開されず、トラウマとは言い難いなぁ、程度の印象ですね。(渡辺が捻くれるには少しインパクトが少ない様な、でもそれは少年時代だったから大きな傷になったのかな?)

葉月の真っ直ぐで飾らない気持ちが、渡辺に良い変化をもたらしたのだと思っています。
また、美人な飲み屋の彼(モブ)も渡辺に良い刺激を与えた様に思います。彼は渡辺に好意を寄せていたのかな。。

同性を好きになる事に向き合えない心内や、葛藤、羨望など、感情の動きが主に描かれています。
また、
仕事に妥協しない姿勢や同僚と協力する仕事姿や、
こんな課長良いなぁ、と思う上司が出て来たり、
良い妹だなぁ、と思う小話があったり、
人情味のある一冊なのではないでしょうか。

5

まぁるく収まりました

1巻がとても気になるところで終わっていたので待ちに待った2巻でした。
ちょっと荒れ気味な1巻でしたが、2巻はそれぞれの気持ちの変化をゆっくり丁寧に描かれた感じ。
でも、クリスマスプレゼントの中身はわからないままだし、ユウキと話してきた内容も言ってない。
二人の関係はめでたしめでたしなんだけど、その辺は想像にお任せ?
1巻が強烈だったので、2巻はちょっと物足りなく思うくらい穏やか展開でした。

7

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