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表題作いとこい

シロ,神社で会った元狐
結城克之,ワケあり高校生

同時収録作品いとこい

クロ,受に飼われている黒猫
馳川尊久,高校3年生,攻の飼い主で克之の幼なじみ

その他の収録作品

  • ひとりじめ(描き下ろし)
  • なわばりにて(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:漫画

あらすじ

10年ぶりに子供の頃過ごした街に戻ってきた克之は、なにかとツイてない出来事にばかり遭ってしまう。
厄払いにと訪れた神社で妙な格好をしたけもみみの子供と出会うも周りの人間には見えてない様子で、家までついてきた上に「食わせろ」といきなりキスをされ唾液を飲まれ………。
あれ?なんかさっきより成長してる…?
おまけに「オマエと交わりたい」と言われてしまい――! ?

縁の糸が織りなす不思議なけもみみファンタジー!

作品情報

作品名
いとこい
著者
あずみ京平 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801955899
3.8

(41)

(11)

萌々

(16)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
155
評価数
41
平均
3.8 / 5
神率
26.8%

レビュー投稿数5

狩衣の狐神と高校生のファンタジー

狐の神様?×高校生のファンタジックなBLです。

子供時代に住んでいた街に戻ってきた受け。最近偏執的なストーカーに悩まされていて、藁をもすがる思いで親友と一緒に近所の神社に行ってみたところ、賽銭箱の上で狩衣を着た子供を見かけた。親友には見えていないらしいその子供は受けの部屋までついてきてしまい、「力を得るためだ」と受けにキス。力を得た彼はみるみる大きくなって、さらに力を得るべく受けを押し倒してきて…。


狐耳付けた狩衣もふもふ攻めと、なかなか苦労している高校生の再会ラブです。
子供の頃の因縁があり、縁を結ばれている受けと攻め。ですが「おまえを俺の嫁にする!」とかいう系統のオレ様攻めじゃなく、何も問題がなければ受けのことも放置しておこうと思っていたらしいです。なのに受けがほいほいストーカーに粘着されていたので姿を見せた模様。
どうせならもっと執着してくれてたほうが個人的には萌えたな、と思ってしまったくらいクールな攻めでした。

受けにまとわりついているストーカーも退治してくれたのですが、攻めはあっさりクールだし、大概粘着されているのに受けはストーカー(正体は伏せます)のことをかばうし、その点は全然ドラマチックじゃなかった。こんなストーカーとは縁切っちゃえよ、と思うのに許してもらってるし、ストーカーも病みまくりで「恋情と劣情でどうしようもなかった」とか言ってた割にすごく簡単に身を引いてるし、これくらいで普通の関係に戻れるなら最初からするな、と言いたい。

まあ絵は綺麗だし、狐耳つけた狩衣攻めはかっこよく子供姿は可愛く、エロも豊富でビジュアル面では楽しめました。
受けの先輩とその飼い猫のスピンオフカプの話も組み込まれていて、2組の人外攻めBLの話が読めました。こちらは黒猫の猫又×ほだされ高校生というカップリングで、こちらもビジュアルは素敵でした。

4

攻めの設定が好き( ´͈ ᐜ `͈ )

概ね楽しめたは楽しめたのですが
率直な感想としてはお話の失速感は否めませんでした。

評価は萌えあたりかなぁ?と悩むところですが、
設定は好みだったので萌え×2です♪

表紙でも分かりるようにケモミミ万歳\(^o^)/
そして、力が弱まるとチミっ子に、力が満タンだと青年体になるという設定が…!
・エッチ開始前→子供サイズ
・キスをすると→中高辺りのサイズ
・行為が進むと→大人サイズ
あああ、どのサイズも全て可愛い…///
大っきくなったりチミっ子になったり最高+゚。*(*´∀`*)*。゚+

絵がとってもお上手な作家さんでとっても可愛いかったです!!
(あ、可愛いしか言ってない…)
サイズが変わる力の摂取方法は「体液摂取」
BLあるあるだけど、王道は大事(ФωФ)

他、萌え箇所は受けがフェラしてる時の表情w
全然エロくなく普通に可愛いのが良いっ!
攻めのthkをモグモグしてるコマにキュンとしました(^//^)

さて、肝心のお話はといいますと
「縁切り」「縁結び」がキーワードになってきます。
攻めは縁を結んだり切ったり出来るのですが、神様ではありません。
昔々、自分がしたことの罰、贖罪として刑期だそう。
この辺りがやんわり触れただけで掘り下げられなかったのは残念。

受けはなぜか悪い縁を結んでしまうタイプらしく、
幼少期には母親から虐待、現在は友人から激しい執着心。
その度に攻めから救われてきたのでした。
それと同時に、攻めの刑期が短くなるようキッカケを作ったのは受けで。
BがLするというより縁で繋がって成り行き?の方が強い印象です。

攻めにとって受けは特別な存在というのがわかったのですが、
受けは攻めをどう思っているのか…イマイチBL的な萌えは得られず。

また、話は脇CPへと移動していったのも残念でした。
(脇は脇でスピンでじっくり読みたい派)
主人の前ではワンコのような猫又攻めとおおらかな受けの組み合わせは微笑ましかったです。

2

本当は優しいクールな狐

人外ファンタジーでした。
2カップルがメインのお話です。

・神狐?・シロ×高校生・克之
・ネコマタ・クロ×尊久

メインCPはシロと克之です。
縁結び兼縁切りの神シロを唯一見える人間が克之であり、
2人は幼い頃に縁を結んでいます。
シロは自分の存在を維持するために、
克之の体液が必要なので、
早々にいやらしいことをされてしまいます。

本当は優しいのにクールに振る舞うシロが良かったです!
シロは人知れず克之の事を守っているのだと知り、
ようやく2人は心身ともに結ばれます。

タイトルの『いとこい』とは、
いと恋しい…でしょうか?
愛おしく恋しい…でしょうか?

どちらも当てはまるようなお話でした。
クロと尊久CPはあっさりしてましたが…

0

人外…おいしい設定ですね

人外ものてやつね。
攻めが元狐のシロ…妖怪?かな。
高校生の克之が幼い頃にシロと縁があって再会。
シロが力を使ったり保ったりするのに必要な"ご飯"が克之の体液を摂取&交わること。
おいしい設定ですね 

けも耳は特に興味はないけど抵抗なく読めました。

やっぱりあずみ先生作品は絡みの絵がとてもよくて好み。
エロすぎなくてきれいで、でもちゃんとえっちで触れている気持ち良さが伝わってくる感じ。

特に受けくんが、攻めくんの首や肩を抱いたり、背中に腕をまわす描写が好き。もちろん攻めくんは受けくんの体をしっかりホールド。これ基本✨(個人の感想です)

理解力不足なので、妖怪が見える見えない、縁が切れる切れないのルールがよくわからなかぅたw

あと、見落としているのか、克之の母親がどうなったのか、克之はなぜどこへ引っ越して行ったのか、そしてなぜまた戻ってきたのかがわからずw 読み返します。

0

良くも悪くも緩急がないかも?

設定が私のツボにドンピシャということもあり、発売前からかなり期待していました。しかし、読み終わってみると絵はとても安定していて綺麗だったのですが、全体的に話が浅いかなという印象。話が始まり、主人公と攻めは早い段階で再会を果たすわけですが、主人公は攻めについての記憶がありません。それなのにすぐに行為に及ぶというのはいくら設定がそうさせていても、展開が急に感じられました。しかし主人公は許容しているし、そこ!?という流れでの行為のシーンがそれからも複数ありました。(表紙のカップルの他にいるもう一組にも同じことを思いました)そのせいで行為が浮いているとも捉えられるかと思います。
あまり深いところまで踏み込んだ話はなく、主人公と攻めとの過去の話もあまり葛藤もなく進んでいたような…。
当て馬役?の子も退場するときはあっさりとした扱いでした。もう少し活躍させてあげて!と思いました(笑)
全体として、絵、キャラクター設定はとてもよかったのですが、神社、人間とそうでない存在、三角関係等、せっかくの良い背景設定が上手く活かされておらず物足りなさを感じました。
基本的に障害物があまりなく、二人が幸せであればいい!という方にはオススメです。タグにシリアスとありましたが、結局最後は皆幸せですし、そこまでシリアスではないと思います。

3

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