• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作ひとりぼっちガーネット

真田雄貴,高校2年生
姫川透,高校2年生

その他の収録作品

  • こころばせアクアマリン(描き下ろし)
  • のびざかりシトリン(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • ヤキモチライン
  • レンアイライン

あらすじ

気が合えば誰とでも寝る、よく言えば〝博愛主義者〟な雄貴。
ある日、不思議な魅力を持つ姫川に校内でぶつかって怪我をさせてしまい
責任を感じた雄貴は怪我が治るまで手を貸すことにするも、
なかなか頼って来ない彼に対してついお節介を焼いてしまう。
決して同じ学校の人間とは寝ないことをモットーにしていたはずなのに、
姫川へのちょっかいが行き過ぎてえっちな関係になってしまいーー!?

博愛主義のチャラ男子×感情の乏しいワケあり男子
友達?セフレ?こいび…ともだち??

心と感覚がゆるりほどける、甘苦な青春ラブ

作品情報

作品名
ひとりぼっちガーネット
著者
あずみ京平 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801967090
3.3

(26)

(2)

萌々

(12)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
84
評価数
26
平均
3.3 / 5
神率
7.7%

レビュー投稿数6

姫川かっわいぃぃぃ♡

博愛主義と言う名の薄愛DK真田。
大学生と偽り偽名も使い、男でも女でもとりあえず寝ちゃうが
別れる時にはこじれちゃうタイプ。

そんな真田がぶつかってけがをさせたことから
他のクラスの姫川と話すようになるが
世話焼き体質が発動して、何かと自分を卑下する姫川に構い始める。

姫川が大人しいだけのキャラかと思ったら
中々の重い過去持ちさん。
自分の感情を押し殺してきたことで痛覚まで鈍くなってしまう程に。


序盤の真田の軽さからパパっとくっついてパパっとラブラブになる展開を想像したけど
姫川の口下手(?)さや、真田の意外にも誠実(?)なところで
モゴモゴもたついて、結果初々しく可愛い男子高生の恋愛って感じでした!!

何よりも、感情の出にくい姫川が
セックスで感じるようになったり、真田との会話で
表情を変えたりするようになるのが
見ていてめちゃくちゃ癒されました!!


真田の友人2人が
描き下ろしで可愛いことになっちゃってたのでそちらも可愛くてキュンキュンでした♪

2

数倍えろかった

表紙綺麗だな...繊細な話なのかな、と事前情報なしに読んでみたら、想像していた数倍えろかったです。
でもえろメインで内容なし、というわけではないので楽しめました。
買ってよかったと思います。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

受けの過去がかなり重く、母親の恋人に、母のいないところで何度も犯されていたという事実。
それがあって、表情が乏しく感覚が鈍い、今の受けができあがっています。
過去は重いですが、さらっと説明されている程度。でも過去描写はあります。

攻めとのきっかけが、なし崩しのえっちなのはトラウマを刺激しないのか...と不思議でしたが後々解明されました。
ほんと2人が出会えてよかった、と思える結末です。

攻めのチャラいけれど、案外真面目な部分が発揮され、受けと向き合っていく過程が丁寧で読みごたえがありました。
描きおろしも多くて、大満足です。

1

切ないけど萌える・・・!

いろんなものが詰まっていて形容し難い・・・

ヤリチンDKと重めの過去持ちゆるふわDKがカラダの関係から恋人まで発展していく話なんですが、姫川くん(受)の生い立ちがなかなかエグいです。一応救われてる?んですが、幼いころ母親の彼氏?から、、でいろんな感覚を感じなくなってしまった、というかなりセンシティブな設定です。

そんな中、攻くんとのえっちもはじめは何も感じず、、気持ちがノってきたらカラダも反応し始めて、という流れはだいぶファンタジーですが、受ちゃんの過去を思うと心があったかくなります。二人まとめてぎゅーーーっと抱きしめたい・・・♡

そんな特殊設定、ストーリーも面白いんですが、一番の想定外な収穫は、えっち度。

こんな可愛い絵柄なのにめちゃくちゃえっち・・・!

感じるとき/感じないとき、それぞれのエロさがあって、真田くんがドキドキムラムラするのがすごくわかる・・・!

2019年に終わってて絶対続編ないんですが続編を強く希望したい1冊です。

0

予想外にダークで深い内容でした。

キレイな絵柄の表紙ですが画が好みではなく、試し読みもチェックしてスルーでしたが、
電子サイトでの高評価が気になり購入したところ、予想外な展開で、
最後まで読んで、すぐに読み返してしまいました。

受けが感情の乏しい人形のような可愛さ…これがネックですが、
読み返すと、けっこう深い内容だなと感じる難しいテーマでした。

博愛主義という名のヤリチンモテメンDK雄貴が、怪我をさせた姫川に責任を感じて、
ケガが治るまで世話を焼くことになり、関係が深まっていく展開です。

人形のように可愛い不思議な魅力をもつ姫川ですが、控えめな性格でどこか掴みどころがない印象。
ひょんなことからカラダの関係を持つ二人ですが、その経緯も独特でした。
姫川とのカラダの相性がいいこともあり、それ以降も雄貴から行為を求めますが、
対する姫川は感じる様子はなく、かといって嫌がるでもなく淡々とし、雄貴が良ければいいという感じ。

自己アピールの強い異性にウンザリしていたモテメン雄貴は、
いつも控えめで自分に価値がないかのように振る舞う姫川に、どんどん惹かれていき、
関係が深まるほど、姫川が少しづつ感じだしたことで、何度もカラダの関係を持つようになります。

姫川に好意を寄せる雄貴の友人や、雄貴のストーカーが当て馬となりますが、
人形のような姫川の背景が解る経緯に驚き…。
昔母親の連れの男から乱暴されていたと、姫川がストーカー女に淡々と話し、
そのまま雄貴に伝えられるんですが、姫川の行動がリアルだなぁと感じました。

誤解もありすれ違う二人ですが、雄貴が姫川を大事に想う気持ちから向き合うことに…。
雄貴もけっこうゲスなモテメンのヤリチンですが、
性虐を知らなかったとはいえ、自分の欲求を優先して姫川を抱いていたことに、
もの凄い罪悪感をもつことができる人間で本当に良かったです。

人形でいろと言われ、人格を否定されて性虐を受けてきた姫川…
本当の人形のように何も感じない状態になり、反応がないのがつまらないと捨てられる。
祖母宅で生活しているのも、感情が乏しく、自己肯定感が低い理由も、これで納得ですが辛い。

雄貴との性交がトラウマを悪化させることにならず、
感情を取り戻す再生につながる結果だったのが何よりです。
背景を知って読み直すと、姫川の初めの反応が普通ではなくて怖いと感じてしまう。
祖夫母に大事にされているのも、雄貴と関われるようになったステップかな…。
姫川が雄貴を好きになれて良かっただけでなく、これからは溺愛で大事にして貰えるはず!

表紙からは想像がつかないダークな内容ですが、深く掘り下げてありいい作品です。
画が好みではないので評価は萌2よりの萌。

友人二人のスピンオフがあるんでしようか?
眼鏡を外した黒髪クールイケメンの岩瀬くんの恋にも興味津々です。

※シーモア:修正・棒は白抜きです。

2

あらやだ、ちょこっとしか出てこない岩瀬くんが一番萌えます⁈

何が萌えるって、主人公の友達で常に冷静なツッコミを入れてくれる「ザ・脇キャラ」な、岩瀬くんが一番萌えます。しかも終盤に畳み込む様に、萌えます♡ 以上です。と、言ってしまってもいい様な…。
意外と重ための不安を孕みつつ、不思議な展開のストーリー。
学校外では大学生のフリをして、そのイケメンぶりを利用するヤリチン、雄貴。友達には呆れられているが、別れ際が悪くて いざこざやストーカーが絶えない。トンデモ野郎なのだ。
そんな彼が、友達の肇が淡い想いを寄せている姫川に興味を持つ。すれ違った際、階段から転げ落ちた姫川を病院に連れて行ったのをキッカケにグイグイ距離を詰めて行き、何でも受け入れてくれるみたいなので、諸々すっ飛ばして 挿れてしまう。そう、特に抵抗しないと思っていた姫川はどうにも、「感じて」いない様なのだ。綺麗なお人形を抱いているのと変わらない、その反応。しかし雄貴はその気持ち良さに虜になって行く。ここちょっと読み手側としては気味が悪いんですよね。姫川は魔性なのか、何なのか? 本当に「お人形さん」なのか?
気持ちよりも性欲が勝ってしまう雄貴は、その後もガンガン抱いてしまうんだけども、徐々にその異常さに気付いて行く。…行くんだけど、「お人形さん」らしい無垢さにも惹かれて行く。
結果を言っちゃうと、姫川の「不感症」には辛くて重たい理由があって。というお話です。
そこはきちんと描かれてはいないので、雄貴と恋をすることで 感覚を取り戻して行くというところが、少し唐突な感じもします。
ヤリチンで去る者追わず 面倒くさがり、の雄貴が初めての独占欲を知り、恋をする事で成長をするというお話なので、心の「不感症」から脱するという、互いの不完を補い合う関係に成ったと言えるかも。
冒頭「自分なんか」と、やたらと自身を卑下する姫川が、雄貴はアッサリ受け入れるのに、「友達になろう」という西原くんを拒絶するのもなんだかなぁ。しかも雄貴を受け入れてからは西原くんと友達になれている。姫川曰く、「雄貴はグイグイ来るから。」という理由なんだけど、この最初の拒絶を見ると、「お人形さん」は孤高の姫なのかな?と、ミスリードされるので。少しの間困惑させられます。
姫川が祖父母と暮らしているのには理由があって。お祖母さんがいつも豪華なお弁当を姫川に持たせているのを見ても、彼は愛されているのが分かる。このお祖母さんとのエピソードを見たかったかも。一方で、高校生の癖に豪奢なマンションで一人暮らしをしている雄貴の方の事情は分からず。
彼がしょーもないヤリチン生活に突入したのはそれはそれで家庭環境のせいかも知れない。

表紙で紅い瞳で描かれた姫川は、「ガーネット」なんだろうけども。宝石無関係です。
描き下ろしで「シトリン」「アクアマリン」と韻を踏んで題されたそれらも宝石無関係です。
何だったんだろう??? 強いて言えば、青春と恋のキラキラって事かな。

この人騒がせなカップルをずーっと傍観していた岩瀬くんが、同じく友達の西原くんに自分の気持ちをようやく伝えられる、終盤が一番きゅんとしました。ここから2人はやっとスタートなんだけど、これスピンオフ商法行きますかね。小さな恋のストーリーでここで終わって欲しいかも。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP