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表題作絡める首輪

鈴(モデル)
みよし(ウリ専)

同時収録作品絡める首輪

木村(客)
みよし(売り専ボーイ)

その他の収録作品

  • 欲しかったもの(描き下ろし)

あらすじ

「何をされてもOK」なウリ専デリヘルのみよしと
DV持ち人気モデルの鈴は体だけの関係を続けていた。
鈴がどんなに夢中になっても、みよしの心は読めないまま。

アッチの相性は最高のはずなのに…。

そんなある日、鈴がドラマの撮影で訪れた屋敷が
みよしを買い続けている客の家で――!?

作品情報

作品名
絡める首輪
著者
粉子すわる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
シリーズ
甘える首輪
発売日
ISBN
9784758075947
3.6

(52)

(12)

萌々

(17)

(16)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
181
評価数
52
平均
3.6 / 5
神率
23.1%

レビュー投稿数8

みよしさんメイン!

前作読了後絶対続きあるやろ!と漁ったらあったのでそのまま購入してレビューです。

前作から引き続いてのカップル(仮)がカップルになりうとするまで、なお話でした。
私は性癖上とってもみよしさん贔屓なのでみよしさんによりそっての今作はとても感情移入しやすくよみました。
何でも受け入れているみよしさんの闇が愛おしくって可愛い!
みよしさんに掘り下げもっともっとあってもいいくらい笑

みよしさんがかわいいかわいいといっている鈴くんもとってもかわいい!
鈴くんもなんでああいう性癖になったのかちょっと気になります!

0

綺麗で残酷な人形達に心が宿る。

『甘える首輪』の続編。
好きという気持ちがなんなのかわからない、モデルの鈴とウリ専のみよし。
前作は攻めの鈴視点で、「みよしに離れてほしくない」という気持ちが鈴のなかに芽生えたことが描かれていました。
今作は受けのみよし視点。あいかわらず好きという気持ちがわからず、客の気持ちが愛情に変わると逃げてしまう。
でも鈴のことは「素直でかわいい」と感じ、客に囲われてる間も隙を見つけて鈴と会い、感情を自分に向けないでほしいと願う…それってみよしも鈴を手ばなしたくない、特別な感情じゃないか?

そして鈴はセックス中に首を締めなくなり、みよしへの独占欲もでてきて恋を自覚する。たいして、みよしもSM客とストーカーの諍いから鈴の元に逃げ、ウリとは関係無く「抱いて」と迫る。
鈴の気持ちを聞いても「好き」がわからないままのみよしだけど、「鈴の気持ちに応えてあげたい」と…
いままで感情を動かしたことがないから自覚がないだけで、それってもう好きになってるから!

綺麗で残酷な人形達に相手を想う心が宿りました。

好きがわからなかった二人、鈴は素直(ちょっとバカ)で理由もないただの性質だとわかるけど、みよしのミステリアスには生まれ育った環境に謎がある気がする。
描き下ろし「欲しかったもの」で、相手が自分を求めて豹変するのが見たいと思うようになった、みよしの過去エピソードが描かれています。でもこれだけがみよしを作ってるとは思えず…髪が白い理由とか、過去編も読んでみたいです。

今作も、作者さんが丁寧に仕上げたのが伝わってくる綺麗さです。

4

読み応えあり!

『甘える首輪』に比べると、内容も長さも読み応えがありました。
みよしにハマる木村さん、ユウジくんの登場で、みよしがどんな人物なのかがだんだん分かってきます。
木村さんにみよしが縛られてるシーンは雰囲気があってエロい。絵が綺麗なので、エロシーンはもっと長くてもいいかな、と思いました。
「好き」がわからなかった鈴くんもみよしに恋して、みよしも「鈴くんの気持ちがわかりたいから、もうちょっと一緒にいよう」と応えます。描き下ろしで少しだけみよしの過去が出てきますが、もっと知りたくなりました。一緒に朝を迎えた二人、人肌のあったかさに気づくシーン、良かったです。

事務所の大人たち、藤木さんも緑さんもスパイスが効いていて、どこか壊れた感じの若者たち(+木村さん)と現実世界の架け橋みたいに思いました。

3

これからの2人

『甘える首輪』の続編で、
再び、鈴とみよしのお話です。

DV癖があるモデル・鈴とウリ専・みよしは、
未だにお金でみよしを買う関係を続けていた。
2人とも人を好きになることができず、
みよしに至っては何人もの男の人生を狂わせてきた。
相手が本気になっても、
みよしはその気持ちには応えられない。
自分はどこかおかしいと考えているみよしに、
ついに鈴が本気に…

ただただ甘えて、みよしの事ばかり考えてしまう鈴が
可愛かったです。
どんなに好意を向けられても同じだけの気持ちを
返す事ができなかったみよしが、
鈴に告白されて初めて人を好きになりたいと思う。

多分、ずっとみよしにとって鈴は特別だったのだと思います。
ウリは辞めて、初めて鈴と朝を迎えるみよしが
人肌のぬくもりに気付き、
抑えきれずに鈴に抱きつく場面はとても良かったです。

まだまだ好きになるには努力をしなければいけない
みよしだけど、少し恋のつぼみが膨らんできたように
思います。
今後の二人を見守りたい気持ちになりました。

また、みよしに人生を狂わされた男として、
モデルのユウジと金持ちそうな木村が登場しましたが、
よくわからないままフェードアウトした感じ…
2人はどうなったのかな?

事務所の緑が男前でカッコよくて、
きっとユウジは更生できるのでしょうね。
この2人のスピンオフには興味があります!

0

心の救済。

感情に欠落を持つ2人。
性癖がDVの鈴と〜DVされても必要としてくれるなら受け入れる〜みよしのお話。
そこまで、重くなかったな。
新たな登場人物も増えて面白かった。

前作だけを読んだ時〜謎だけ残して読み終えたけど、そこの部分が綺麗に回収されている。

みよしには、人を好きになる感覚がない。
しかし、物足りなさを日々感じていた。
感情が動く時は、気に入るタイプが現れる時。
それが、鈴。
しかし、その為に起きる悲劇。
そんな2人の揺れる心の動きが絶妙で良き。
鈴に普通の恋愛感情が芽生え、DVも自然と無くなるとか。

最後に、2人には愛が芽生えたのだが〜感情が追い付かないみよしは、ただ一緒に居たいと思った、自分に向けられる温もりと愛情が足りないものだった。で終わるんだけど。
元々、感情が欠落している人物に〜突然、愛だの恋だのに結び付けることも無く、そこが良かった。

0

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