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表題作皇帝と宦官

泰藍
宦官嫌いの皇帝陛下
海燕
楽天家の宦官,陛下の情人

同時収録作品皇帝と宦官

文昌
陛下の息子,太子
麗琳
学芸官,花形役者

その他の収録作品

  • 宦官小噺-春の徒然夢うつつ-

あらすじ

昼はあどけない顔。夜は後宮の妃より魔性。
海燕は歌や踊りを披露する宦官。
仕事の要領が悪く叱られてばかりだけど、前向きで元気いっぱい(楽天的とも言う)。
ある日、皇帝の夜伽を命じられ、そこで待ち受けていたのは――!?
話題沸騰・嫉妬と欲望が渦巻く淫靡な宮廷ドラマ、遂にコミックス化!
描き下ろし30ページ収録!
「ち●こ帯」が宮廷で大流行海燕も興味津々で…。

作品情報

作品名
皇帝と宦官
著者
日野晶 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスデラックス
シリーズ
皇帝と宦官
発売日
ISBN
9784799730799
4

(109)

(44)

萌々

(34)

(21)

中立

(7)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
13
得点
426
評価数
109
平均
4 / 5
神率
40.4%

レビュー投稿数13

去勢されてても立派なBL

宮廷王朝は全くの無知です。
今までドラマや小説など見るコトもなく今回初めて「宦官」という言葉を知りググり衝撃を受けました。元気なtnkぶった切る去勢って・・・中国の歴史怖い・・・。(宦官は中国だけのものではないですが)

と。宦官すら知りませんでしたが、とっても面白かったです。
「男根を切られた男は男なのか…」と作者さんのあとがきにありましたが、個人的には立派なBLだと思います。挿れたいのにモノがない悲壮感にもがく姿や、イキたいのにイケないもどかしさなど、違った角度のストーリーを見ることが出来ました。

「殺せ」「首を出せ」的な物騒な言葉は出ますが残虐に感じるシーンはありません。(※tnk切られるシーンはあり) メインカップルの受け(表紙のチミッ子)のホワワーンとした明るい性格や脇に登場する愉快な仲間たちのおかげで、ハラハラすることなく楽しめました(﹡´◡`﹡ )

◆皇帝(泰藍)×海燕

表紙のチミっ子・海燕(受け)のおバカな明るさは画面全体を明るくしてくれます。
厳つい皇帝様に至っては、受けと一緒だとただの可愛いオッさんにしか見えないw
海燕の笑顔にすっかりほだされた皇帝の溺愛っぷりが萌えた〜ヾ(*´∀`*)ノ
海燕のためなら軍を動かしちゃうとは。。。さすが規模が違いますw

んで。海燕が暗殺された疑惑や浮気疑惑での取り乱しっぷり!
皇帝が末端にいるイチ宦官の身一つで怒り狂う様にキュンとしました。

3話にギュッと詰め込まれているので、出会いからラストまでが性急に感じたのは残念。皇帝が宦官嫌いの部分は触れていないし、海燕や皇帝が恋に落ちる部分がイマイチ分かり難かった…。心の移り変わりをゆっくり楽しみたかったな。
でも書き下ろしの後日談はとっても良かったです。
海燕も皇帝も立場は違えど同じ不安を抱え、それでも相手を想う「好き」の気持ちを一緒に大切にして。。物語の余韻をシットリ楽しむことが出来ました。

◆文昌×麗琳

麗琳は不器用さが切ない。
賢いから無茶なことをすればどんなことになるか分かってるだろうに…。よりによって皇帝から愛人を奪って囲おうとするなんて(´•̥ ω •̥` )計算がうまく出来なくなるほど焦ってて、それほどまでに海燕が好きだったのかな…。

と、とんでもない事を仕出かした麗琳でしたが、その命を助けてくれたのは、皇帝の息子である文昌でした。奴隷以下の「犬」として生かすことで麗琳の命を守り、海燕の一件で怒りの収まらない皇帝を宥めすかして何とか収めようとしています。
文昌は文昌なりに守っていたのに麗琳は気付かぬまま。体を重ねるごとに心はほだされるけど一生犬扱い宣言で心がすれ違って…。ショックを受けてる麗琳の姿が切なキュンでした。

1つだけ残念だったのが、麗琳が文昌にほだされるのはよく分かったのですが、文昌が麗琳に入れ込むのが何故だったのかは何度読み返してもわからなかったのがモヤモヤしました。(読み取る力不足)

こちらの後日談のお二人もとっても良かったです。
愉快な犬仲間たちと共に文昌と笑って時を過ごし、永遠の愛があるかどうかはわからないけど、新芽を出し育む花に愛をなぞらえて幸せに過ごす2人の姿に心がほんわかしました(﹡´◡`﹡ )

6

ナンバーワンというよりオンリーワン。

作者さまもあとがきにBLとしてカテゴライズされるのか?という疑問を呈される疑惑さがあります。
もし、BLのBの定義を生殖器の存在にするならこれはBLではない。ただ、精神や染色体に置くなら紛れなくBLという・・・
ま、宦官が失った部分はBLコミックでは修正されて闇に消える部分でもあるんで気にしたら負けですね。
定義でもたつきましたが、内容としては中世?(いつ頃を狙ったはわからん。なんせ宦官の歴史は千年以上あるんで・・・)中国では普通に宦官がいて、そうでなくても同性愛自体は普通にある、という認識なんで案外背徳感とかはなし。むしろ宮廷の日常に同性とのエロが溶けてます、特に麗琳編の方。
電子版にはなかった宦官についての基礎知識、背景も文面説明があり敷居は低くなったと思われます。
とにかくあっけらかんと可愛い海燕に振り回されてときめく皇帝の泰藍、とにかく性格が歪んでいて美人な麗琳に振り回されてるようでそれ以上に手練れな太子、文昌の挙動が素敵であります。
コメディ主体な半分、駆け引きシリアス主体な半分でできたオンリーワンです。作者様は別バージョンの宦官もの連載中ですが、題材が難しいのに素晴らしい。

5

オススメ

やっと紙になりましたね!布教しやすくなりました。
皇帝×アホで素直な宦官と、絶倫太子×美人でプライドが高い宦官の二編が読めます。

宦官の説明ページもあってお勉強にもなるのでおすすめです。
絵柄が可愛らしい作家さんですが、おじさんも描けるところがポイントが高いです。
えっちなところはとてもえっちで、笑えるところ
あり、涙ぐむところもありで、満足感が高いです。

なにより宦官がかわいい!!

もっと宦官について知りたいです

2

宦官のこと、もっと知りたい!

先に『帝國の宦官』を読みましたが、
そちらより全然好きでした!
とても良かったです!!

去勢された宦官の海燕が、
一人のおじさん?として出会った泰藍が、
実は皇帝だった……という展開なのですが、
もう一人の宦官・麗琳が絡んできて一悶着あります。

海燕と泰藍が相思相愛に、
そして、麗琳は皇太子の文昌と良い仲になります。
私は後者のカップルにとても魅力を感じました。

掴み所のない文昌と性格の悪い(笑)麗琳の、
一言で言い表せない関係性にワクワクしました。
海燕が好きだった麗琳が自分に性器がなく、
海燕と一つになれないことを悔しく思う姿も良かった。


年老いてもそのままの関係でいてほしい……
そう思える2組のカップルでした。

1

宦官受けでも、BLです♡(先生のあとがきに対する読者アンサー)

落ちこぼれの学芸官の海燕が、人間違いによって陛下である泰藍と出逢い、泰藍が陛下と知らず仲を深め、見初められていくお話です。


先生が、あとがきでtn…を取ってしまった男は果たしてBLとなるのだろうかと危惧されておりましたが、まったく問題なくBLだったように思いました。

そして、なにより個人的に攻めのほうが身分が高く、寵愛される受けが大好物なので、大変美味しく読ませていただきました。
ですが、このふたり。
先にも述べた通り、海燕が泰藍のことを陛下と思わず好意を抱いたこともあり、出逢ったときから対等関係が続き、
海燕の与り知らぬところでめっっちゃ泰藍が権力をかさに? 溺愛しているところが良き良きでした♡!


で、まあ、この権力をかさに、、
という部分で、海燕の契兄弟的同じ宦官で華やかな学芸官である麗琳と、太子というcpも事件に関わってくるわけで。

この一冊で、タイプの違う
やんごとなき身分の攻め×宦官のお話が読めちゃうお得なお話でもありました。(続刊で、このふたりが主役のお話もあるようです)



で、海燕はとにかく天真爛漫でカワイイですし、歳が離れすぎて海燕におっさん呼ばわりされる泰藍は、意外と妾など積極的に作りたいと思わない、この好きな人だけ大事にしたいという、溺愛攻めマインドがとても良く、
BLにおいて比較的王道cpをいくふたりの関係を安心して最後まで楽しく読めました!


他の宦官シリーズも読むのが楽しみです♡

1

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