逃げる弟 追う義兄(超・過保護)

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表題作花嫁は義兄に超束縛される

洲崎蛍一,28歳,,受の義兄,不動産会社取締役専務
洲崎昊洸,21歳,洲崎家の養子,大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

幼い頃に両親を亡くし、洲崎家に引き取られた昊洸にとって、義兄の蛍一は世界の全てだった。
蛍一が家を出てからは見捨てられたと思い、疎遠になっていたのに、昊洸が一人暮らしを始めた途端、義兄の束縛&過保護がヒートアップ!
反発するも、間の悪いことに代理で女装バイト中に、蛍一が店に襲来!?
不運は重なり、会社重役兼人気作家の蛍一がその場をスクープされ、昊洸は「秘密の恋人」と書かれてしまう。
そのせいで、蛍一と同棲(?)する羽目になった昊洸は毎日ドキドキさせられっぱなしで!?
超過保護な義兄×いじっぱり義弟の溺愛ラブ

作品情報

作品名
花嫁は義兄に超束縛される
著者
真船るのあ 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773088434
3.1

(8)

(0)

萌々

(2)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
24
評価数
8
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

ブラコン義兄×ツンデレ義弟

タイトル通り、超束縛系の義兄攻めが登場するお話。
受けの女装もあり、なかなか内容盛り沢山の花嫁モノです。

あらすじ:
幼い頃に両親を亡くし、友人の洲崎夫婦に引き取られた昊洸(受け)。
義兄で御曹司の蛍一(攻め)は、昊洸が大学生になっても超過保護で…

昊洸の両親が亡くなる前は、幼馴染だった二人。
蛍一にべったりだった昊洸ですが、蛍一が家を出て一人暮らしを始めたことや、彼女を作ったことに傷つき、彼を「蛍一」と呼び捨てするように。以前よりも距離を置くようになります。

そんな昊洸の態度などお構いなしの蛍一。
大学進学を機に一人暮らしを始めた昊洸を心配し、こまめに連絡させたり、度々大学にやって来たりと、昊洸の友人に呆れられるほどのブラコンぶりを見せます。

一見ブラコン兄×反抗期の弟という関係性ですが、実は昊洸は昔から蛍一のことが好き。
過保護な兄を口ではウザがっていますが、本当は兄に負けず劣らず彼に執着している、何とも可愛いツンデレさんなのでした。

物語は、蛍一がバイトする会員制高級バーで、女の子の代打で女装することになったことから思わぬ展開へ。
女装のことを知った蛍一は、縁談を交わすため昊洸に仮の恋人を演じるよう提案。蛍一の家で同居生活が始まります。

クライマックスでは、昊洸を狙うストーカーを蛍一が撃退。
お互いの長年の想いを打ち明け合い、晴れて両想い→ラブ甘エンド。
ラストには両親にもカミングアウト。実は両親は二人の気持ちにずっと前から気づいており〜ということで大団円にまとまっています。

女装展開は必要だったのか?とか、両親物分かり良すぎないか?とか思うところはあるものの、読後はハッピーな気分になれる甘いお話。
真船るのあさんらしい、可愛くて楽しい花嫁モノに仕上がっていると思います。

3

受けをほっておけない攻め

王道というのかな?ほぼ予想通りというか。

なかなか主人公が切ないですね。
見捨てられたのに進学して一人暮らしを始めたら、急に義兄が過保護になって。

あれもダメこれもダメなのは過保護ひいては愛情の裏返し。
この義兄がなかなか硬派ですね。心配性の過保護の過干渉なのに絶対に自分の気持ちは伝える気がなくて。一生秘密にするつもりで。

溺愛の嫉妬強めの攻めが好きなので、表面上はあくまで過保護なだけの攻めは、ちょっともの足りず。義兄弟ということの葛藤も最近読むBL的には新鮮でした。

まだ3冊しか読んでないのですが、真船さんは花嫁ものが多いですね。くっつく=花嫁なのかな?そしてエロいシーンが少ないですね。
え?もう入っちゃうの?もうおしまい?でした。

0

血の繋がりのない兄弟モノ

真船るのあ先生と緒田涼歌先生のコンビによる花嫁シリーズです。
好きな花嫁シリーズなんだけど、今回のは残念ながらハマりませんでした…。
いつもは親が再婚して義兄弟になったとか、バイトで婚約者を演じてる内にとかですが
今回は幼い頃に養子縁組して義兄弟となり一緒に暮らしていて
その点で複雑な距離感が生まれた結果なんだと思いますが
昊洸(弟/受け)の子供っぽい言動がいつもより気に障ったのと
蛍一(兄/攻め)の元彼女がしゃしゃり出てくるのがどうも耐えられなくて…。
元彼女は現在蛍一の編集担当というだけの関係なのですが
昊洸に対する蛍一の気持ちを大学時代から知っていて
いつまでも進展しない二人にじらされて、昊洸を挑発したんだそう。
本人は「背中を押してあげた」と言っているのですが
昊洸にしたら“元彼女”というだけでも気になるのに
いちいち突っかかる態度をとっていたのを「背中を押してあげた」って
いやー、ないない(笑)
まぁ同じ口で「余計なお節介焼いちゃったわよ」と言っていたけど
ほんまに余計なお節介だと思いました。

全然関係ないけど蛍一さんHする時、眼鏡外すんですね。
伊達眼鏡じゃないと思うのですが
私の中で「眼鏡=ムッツリ」のイメージがあるのか
長年焦がれていた人を抱く時は隅々まで見たくなるんじゃないかと思ってて
でも眼鏡を外していたのでちょっとガッカリしたというか(笑)
外したお顔がイケメンだったので女除けの為にしてたのかもしれませんが
もっとガツガツしてほしかったのも
残念だと思った要因だったのかもしれません…。

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