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表題作星に落ちる絵筆 上

朝比奈 凌星(田舎の高校生・美術部)
桐島 翔悟(東京からの転校生・兄が有名な画家)

その他の収録作品

  • 第0話(描き下ろし)
  • しょうごとりょうせい(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下 翔悟くんと凌星くんの夏休み

あらすじ

画廊のオーナーだった父の影響で幼い頃に絵を始めた翔悟。
有名な芸術一家に生まれ、「天才の弟」という劣等感の中で育ち、
大好きだった絵も、いつしか楽しんで描けなくなっていった。

そんな環境を変えるため、と兄の計らいで知り合いのいる小さな島に引っ越すことに。
そこで翔悟が出会ったのは兄と同じく 〝神に愛された手〟を持つ凌星だった。
圧倒的な才能の差に戸惑い、衝撃を受けた翔悟が取った行動に凌星は――?

星空の下、絵筆が描き出すいびつで純情なアーティスティック・アオハルラブ
櫻川なろ2ndコミックス 上下刊、同時発売で登場!

作品情報

作品名
星に落ちる絵筆 上
著者
櫻川なろ(なろ) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
シリーズ
星に落ちる絵筆
発売日
ISBN
9784801957336
3.8

(42)

(12)

萌々

(15)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
159
評価数
42
平均
3.8 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数2

「天才の弟」の苦悩

上下巻2冊まとめて発売になった作品。表紙がとってもツボでジャケ買いしました。それでは内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。






主人公は高校生の翔悟。彼視点で話は進みます。

父親は画廊経営、母親はバイオリニスト、兄は天才画家と呼ばれる新進気鋭の画家。
という芸術一家で育った翔悟。
翔悟自身7歳の時に絵を描き始めますが、翔悟よりも後から絵を始めた兄の方が賞を総なめにし、「天才」の名をほしいままにしています。
優秀な家族と、それに反比例するかのような自分へのコンプレックスを抱え鬱々としている彼を心配し、自身の友達が教師をしている小島へと行かせた翔悟のお兄ちゃん。

翔悟がその島へと行くところからストーリーは始まります。

その島で出会った、天才肌の絵を描く同級生の凌星。
兄と同じような才能を持つ凌星に衝撃を受けた翔悟は、「オレのものになって」と行為を迫り…。

というお話。

んん~、話がちょっと分かりづらかった。

天才的な絵を描きながら絵自体には執着を見せない凌星も。
凌星の才能に驚いた翔悟が、なぜ体の関係を迫ったのかも。
無口で何事にも執着心を見せない凌星が、翔悟にだけは執着心を見せ、こだわるのかも。

一番最後に『しょうごとりょうせい』というタイトルで、翔悟と凌星の子ども時代だろうというストーリーが描かれています。
子どもの頃に出会っていたんですね。その時に何かあったのかな。

いかんせん、翔悟と凌星の二人の気持ちが見えてこないので上巻だけではちょっと意味不明。
上巻は「天才の弟」としか見てもらえない翔悟の根深い劣等感がいかにして生まれたのかに終始しているお話でした。

3

伏線だらけの上巻です

上下巻なのでこちらの上巻ではまだ色々と謎が多いです。
ただ、凌星の絵に魅入られて、自分のものにすればその才能も手に入れられるんじゃないかと体の関係を求める翔悟が早くも見られますし、早い段階でその辺の気持ちとかすっ飛ばしてそういう関係になっているだけに抱き合っているときの凌星の表情や寝ている翔悟を見下ろす凌星など今後の伏線らしきものが至るところに散りばめられているような気がします。

番外編で小さい頃の二人の様子が描かれていたのでそこからこの時が「初めまして」じゃないんだと言うことも読み取れました。

0

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