オメガバース×裏社会×三角関係のハードエロスラブ

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表題作背徳の遺伝子

秋月,α,28歳,αを暗殺する謎の男
蛍,Ω,18歳,秋月の暗殺を手伝う

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下:漫画

あらすじ

Ω(オメガ)の蛍(ほたる)は大好きなα(アルファ)の秋月(あきづき)の命令で、標的(ターゲット)に
犯されながらの暗殺任務を果たす。しかし逃走中、新米刑事の石蕗(つわぶき)に顔を見られてしまい、
秋月から様々なお仕置きを受けることに…。
一方石蕗は、αでありながらβ(ベータ)ばかりの職場で肩身の狭い思いをしていた。しかし、
蛍と出会った近隣での事件発生を知り――!?
描き下ろし後日談収録。

作品情報

作品名
背徳の遺伝子
著者
アカギギショウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
ISBN
9784865541878
2.8

(26)

(3)

萌々

(4)

(10)

中立

(4)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
3
得点
65
評価数
26
平均
2.8 / 5
神率
11.5%

レビュー投稿数3

α過剰の世界のお話。

ちょっと変わった設定のオメガバースでした。続篇、出たら読みたい

Ω、β、αの三つの性の人工比率のアンバランスが生じて、α同士の共食い現象が起きている社会設定、どこかの偉い人?が、過密になったαの人口削減策として殺人依頼を出している。
誰かから依頼を受けてα殺しを仕事している秋月(α)と蛍(Ω)
βが多い職場で、αいびりをされている石蕗←(α過剰社会なのに、何故β過密?)
・・・といった設定で、あり得そうな社会問題を描いた作品。

秋月は、αの両親を殺害された時に受けた銃弾の破片が頭部に残っていて、鉛毒で多分長生きできない体。そのため、愛しているけれど蛍と番になることをためらっている人。

蛍は、女顔の少年。家出した後、唯一愛情をかけて世話をしてくれた秋月に恩と愛を感じている。善悪の基準は全て秋月。秋月が居ないと生きる意味を失いかねないくらい盲愛している。

石蕗は、殺人犯を追う刑事。思いやり深い人で、蛍と秋月を見逃してしまう。

この三人のドラマは、きっとこれから波乱含みで面白くなっていくのだと思います。誰がα過密対策の殺人指令を出しているのか、も興味深々。βが指令元なら、抗争は泥沼化しそう。
でも。。続編が無しでもうこれで終りなら、残念。
他にない設定なので、神評価。

1

ふむ

オメガバースだと思うとついつい買ってしまう。
発情ものに弱いのか・・・結局エロスしょって
・・・はい、スイマセン(´;ω;`)ウッ…

特集ページでみて、面白いかも!
と衝動買いな作品です。
読み終えてみて、設定とか構成とか面白いなと思う反面
もう一つなにか足りない気がするのです。
正直うわっつらだけ見てる感じがするというか。
BLというカテゴリで読んでしまっているせいなのかなとも思うのです。
というのが、オメガという体質を利用し、アルファを誘惑。
まどったオメガを殺すことを生業としている受。
それは好きな人がそういう仕事を生業にしているから。
増えすぎたアルファを粛正するために。
警察として動いている刑事さんの動きを主体に~なお話なのであります。
正直、刑事さん主体の話なのでそこに愛が生まれるのかと
ずーーーーーっと追いかけていたのですが
結局愛は生まれることはなく。
受との性交はあるにせよそこに愛はなく。
受が大好きでしょうがない攻とは愛はあるものの、
肝心の部分がしっかり描かれることもなく。

受がなぜこの仕事に身を染めたのか
愛してやまない攻との初めての。
その点ではいいなと思うのですが
結局。。。どうなのよと。

少々辛口ではありますが、ちょっともったいない部分かなと
思うのでした。
作画もきれいなので、次回作に期待

5

続編の余地を残したかな?

オメガバース×クライムサスペンス。
読まないわけにはいかないじゃないか。

Ωであることを利用して、ターゲットのαを誑かしては殺す。
コンビを組んで暗殺を繰り返す、実行犯の蛍と指令を出す秋月。
あるとき、現場から逃亡中に蛍がぶつかった相手は…。

予想していた流れとは違いましたが、それが逆に良かったです。
始まりは秋月がただ蛍を利用しているだけに思えたけれど、じわじわ垣間見える秋月の表情や反応に「…あれ?」と思ってから萌えが加速しました。

親からΩであることを知らされずに、襲ってきた同級生のαに怪我をさせてしまった蛍が、その後の周囲の対応に絶望して街をまさよう辺り、切ないです。
どん底の生活から救いあげてくれて、パートナーとして自分を育ててくれた秋月への忠誠心と思慕が強まるのは当然な流れ。
だからこそαでありながらβだらけの署内で理不尽な扱いを受ける石蕗と意気投合したりなんかしないでくれー!と願いながら読み進めました。

ハッピーエンドを期待しつつ、ページをめくり続けましたが…。
犯罪の方も、石蕗との関わりも中途半端に。
秋月がα殺しをする理由や、蛍と番うことを躊躇う理由は分かったものの、えーと…?
描き下ろしでほんわかしあわせな気分を味わえるせいで、何となく「ハッピーエンドでよかったー」なんて本棚に戻しそうになりましたが、ちょっと待てと。
とりあえず冒頭部分から変わったことがあるとするなら、秋月と蛍の絆がさらに深まったことと、警察に知り合い(と言っていいのかな?)ができたことくらい。

何も、解決、してない。

BL作品には「1巻」という表記がなかったのに、数年後に続編が出る作品も少なくないですね。
人気次第ではこの作品もそういうグループの1つになる予定だったのかな?と思わずにはいられない終わり方でした。

事件解決がゴールであれば、まだゴールに辿り着いていません。
その面でのスッキリを求めると、物足りなさが残るのでご注意を。

1

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