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表題作スクランブルメソッド

音喜多光希,36歳,マンション開発販売会社相談役
久嶋藍,25歳,大学客員教授,元FBIアドバイザー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

かつて想い人と死別して以来、恋のひとつも出来ず生きてきた会社社長・音喜多は、ある日出会った変わり者の天才青年に心惹かれ…?

若くして莫大な資産を築いた人生の成功者・音喜多だが、かつて想い人を亡くして以来、本気の恋情とは無縁に生きてきた。そんなある日、音喜多は死別した相手と酷似した顔立ちの青年と出会う。その青年・久嶋は、華奢で可憐な外見とは裏腹に、二十五歳にして博士号を三つ持ち、元FBIのアドバイザーという経歴を持つ天才だった。彼に強く惹かれた音喜多は、側に居たい一心で行動を共にするが、天才ゆえ人の心が分からないという彼に、身体だけの関係を提案され―。

作品情報

作品名
スクランブルメソッド
著者
谷崎泉 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
スクランブルメソッド
発売日
ISBN
9784344839281
3.6

(52)

(21)

萌々

(11)

(6)

中立

(8)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
10
得点
175
評価数
52
平均
3.6 / 5
神率
40.4%

レビュー投稿数10

奇妙な二人だけど・・多分 恋

音喜多光希は、死別した恋人と瓜二つの久嶋藍に一目ぼれ。
惚れた弱みで、理解不能な天才・久嶋に振り回される。
体だけの付き合いを提案されても、幸せ。

以下発刊順。全部読むか、は、検討中。

音喜多光希x久嶋藍のシリーズ:調べたら5冊既刊
①スクランブルメソッド   2017/03/01
⓶コンプリートセオリー  2019/07/30
③同) OFFICIAL 35   2020/05  「スイーツストラテジー」番外編2編
④オーセンティックプルーフ 2022/03/16
⑤同) impossible plan   2022/04  京都に行くエピソード

このシリーズは、
お構いなしで恋人を振り回す、天才久嶋の予測できない我儘リクエストと、(天災と書いたほうが良いのかもしれない)
それを喜んで受けて叶えようと頑張る音喜多氏のM気質が奇妙で面白い。

凄く奇妙で変わったラブコメ。
出だしを読んで、まるでストーカーのような行動を取る音喜多氏は、どうやって久嶋と接近していくんだろうと、心配になった。

0

不思議な読後感

笠井あゆみさんのイラストが美しく(妖艶なやつは手に取りにくいけどこれは大丈夫!)、内容的にハマるかな?と悩んだ末に手を出しました。

スパダリの攻めと超天才の受け。しかし受けは掴みどころがない!だから攻めも攻めあぐねる(笑)
受けの九嶋は博士号を3つも持っていてFBIで捜査協力したりする犯罪心理学を教えている大学准教授。
なんと25歳!!!
ただ、九嶋は相手の気持ちが「分からない」という欠点があります。また、身体に傷痕と焼印があり、謎。今後の伏線でしょうね♪

攻めの音喜多は、なんでも手に入るお金持ち&男前。しかし九嶋は手に入ったようで入らない…
そんな二人が事件を解決しながら関係を深められるのか?!というお話。

エロくもなく、あからさまな恋愛ものでもなく、事件自体も九嶋が謎解きする感じですが、コナン風(笑)というか一話完結で続いていきます。
こちらには3話収録。
九嶋と音喜多のやり取りを読んでる笑っちゃうとこもあるんですが、コメディでは無いし。

でも続きが読みたくなっちゃう、どういう状態なのか謎ですが、それが谷崎泉さんの技なんですかね~。

2

一筋縄ではいかない恋模様にワクワク✧*。

出会いはロマンチック…と思いきや、尽く想像の上をいく久嶋に音喜多と共に振り回されました。初恋がきっかけの筈が軽く飛び越えて久嶋にハマっていく音喜多は1歩間違えばストーカーだけど、何だかんだ受け入れてるのは相手が久嶋だから。久嶋の裏にあるものは想像以上に重そうだけど、音喜多なら一緒に背負えるんじゃないかなぁと思った。音喜多にはまだまだ長い道になりそう。ラブ度は低めってあとがきにあったけど、一筋縄ではいかないのが楽しいし、事件を解決していく久嶋の手際が見事で気持ちよかった。笠井先生のイラストも素晴らしかった✧*。

1

変わり者すぎるのが可愛い

これまで何もかも思い通りに生きてきたような
ハイスペ高慢・音喜多が久嶋にだけは通用しない!!!
久嶋は人の気持ちが分からない変わり者で…
音喜多のプッシュにものらりくらり、音喜多さん不憫すぎる(笑)
変わり者すぎて、そこが可愛くみえてきたり、
変わり者だから?何かを抱えているから?色気がグググっときたり。
傷が感じるのって、めちゃくちゃエロい!!

3つの事件を通して少しづつ本当に少しづつですが、
関係性の変化にキュンとしました!
真の問題はまだまだこれからってことなので、次巻も合わせて読むと
久嶋へのいとしさ増します!!
挿絵もとっても美麗でした!!(シーモア修正良)

2

夢中になって読みました

既に続編の「コンプリートセオリー」も刊行されてますが、2冊とも本棚に眠ってたので今月の新刊が届く前に読みました。

両方とも大ボリュームでしたので今まで寝かせてましたが、何故早く読まなかったのかと悔やまれました。

他レビューを見ると今巻では謎がそのままなのと、久嶋という人物が糖度が低いために中立が多くて驚きました。

でも私のようなBLにプラスを求める方には堪らない一冊だと思います。続巻の「コンプリートセオリー」では謎が明らかになっているようなので(自分はまだ読んでません)、2冊一気読み出来るので迷ってる方がいらっしゃっるならお勧めします。

内容は3章に分かれていてそれぞれの章で事件があり、久嶋の頭脳と音喜多の人脈を駆使して解決して行くのです。
2人以外の登場人物も個性的でクスッとする場面も沢山ありました。
そしてとてもスペックが高くスパダリであるはずの音喜多が、久嶋の前だけではポンコツなのがとても面白いのです。久嶋に至っては頭脳以外は全てがポンコツです。

2人の仲は身体だけの関係で音喜多はその事をとても気にしているようですが、久嶋の人物像からしても少しは情があるように思ってしまいます。

ちょっと変わったBLが読みたい方にお薦めします。

3

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