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オレの嫌いな利息53,000円だけ男

ore no kirai na 53000endake otoko

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表題作オレの嫌いな利息53,000円だけ男

本条那智,ホスト
吉佐はじめ,ヤミ金の取り立て屋

その他の収録作品

  • その後のある日の吉佐家
  • 小夏のある秘密ごと
  • あとがき

あらすじ

元ヤンキーの吉佐は、取り立て相手、ホストの本条那智が苦手だ。利息しか返さない、吉佐にスキと言ってくる、でも能天気で憎めない…

作品情報

作品名
オレの嫌いな利息53,000円だけ男
著者
花千花あね 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799733189
2.7

(20)

(1)

萌々

(4)

(5)

中立

(9)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
45
評価数
20
平均
2.7 / 5
神率
5%

レビュー投稿数5

ちょっとごちゃごちゃしてたけど

絵柄もまあまあ可愛いし、話も明るくコミカルに…という感じは伝わってくるものの、ちょこちょこ気になる点がいくつか…

ストーリーは、借金を取り立てに行くヤンキーくんと、なぜか利息分しかいつも払わないホストくんの話。
ホストくんはヤンキーくんのことが好きで、毎月会うために返済せず利息分しか払いません。で、その好きになった理由が簡単でびっくりしました。あと、実は学生らしいけど、一体何歳なんだか…
泣いたり笑ったりでちょっと軽いけど憎めない、好きな感じではあったのですが、いまいち掴めないキャラクター像でした。

そして、いちばんこの設定いるかな…と思ったのが、主人公が殴られると実は興奮して欲情しちゃうっていう設定。今までそんな素振りがなかったのにいきなりエロの場面で出てきて、お互い殴りながらしてるのはちょっと突然だなぁと思いました。

あと気になったのがコマの小ささかな。1ページに10コマ近くあったりするので、盛り上がるシーンもいまいち迫力がなく感じてしまいもったいないなぁと思いました。
それぞれの過去だったり、突然の正癖発覚だったり、いろいろ詰めすぎたのでは?感が少ししました。

会話のテンポやノリ、絵柄は良かったので今後期待したいと思います。

0

絆され、流され…最後は「え?」

きれいな表紙に惹かれて購入しました。
ちょっと、いや、かなり共感しにくい話でした。

両親を亡くして、小さい弟妹の面倒をみることが最優先事項。憧れの人・我孫子に誘われて始めたヤミ金の取り立てで生計を立てている吉佐。
担当している取り立て先のひとり、本条はホストで女たらし。取り立てに行くたびに違う女といて、返してくるのは利息分だけ。

という始まりなのですが…。
理解の範囲を超えたと言いますか。
最初はおかん体質の吉佐がダメンズな本条に絆され、流されという話かと思っていたのです。この時点でメイン2人のキャラがどうしても受け付けなくて、読み進めるのが苦行だったのですが、本条の育ってきた環境が出てきた辺りまではまだ良かった。
吉佐の過去。何でしょうか、あれ。ひどすぎるでしょ。気に入らないとぼっこぼこ。通りすがりにぼそっと文句言われてもぼっこぼこ。息をするようにひとをタコ殴りしては、荒れ立った気持ちを鎮めるために女を抱く。
えーと…。
何か前半と人物設定ブレてませんか?「仕事で女を抱くのめんどい。孕むしー」的なことを言う本条は本当に最低なのですが、このとき怒ってましたよね、吉佐?命を軽く見るやつはー!って。
命はたしかに大事。だけど自分もたまたま妊娠させなかっただけで同じように道具として女性を使ってたんじゃないかと、嫌悪感が増してしまいました。
本条が吉佐に惚れたエピソードも全然良い話じゃなかったし、何というかもう最低人間同士がくっつこうと何だろうとどうでもいいか、という気持ちになりました。

単なる顧客の本条が我孫子にあんなに偉そうなのも変。昔、母親から酷いやり方で取り立ててた恨みがあろうとも、お金は借りたら返すのが当たり前なんです。本人も言っていたけれど「借金した人間が一番悪い」。それを逆恨みして、さらに現在はただの顧客。人事に口出す権利もないし、偉そうにできる立場でもない。意味がわかりませんでした。

そしてただひたすら殴り合ってヤるというのも、そういうご趣味の話なら「暴力マニア向けです」と表紙に大きく書いておいてほしかったです。意味のない暴力が嫌いなので、もう本当に不愉快でした。
暴力嫌いな方は要回避です。

本編は完全に「しゅみじゃない」でした。
かろうじて「中立」になったのは描き下ろしの妹目線のおかげです。
ただ、この描き下ろしのために本編を読むほどのおすすめではありませんでした。

お好きな方には不愉快なレビューでごめんなさい。

2

受けも攻めも好きになれない

受けは友人からは「男気あふれる昭和の男」と評される愛されるバカみたいな扱いだけど
路上で難癖付けられて一方的に暴力とか、犯罪者の上司を盲信して攻めに暴力とかまぁいわゆるヤンキーです
「正しい暴力()」って何だろう
一方で、泣き虫な攻めの女扱いの酷さにも引きました
殴り合いSEXありです

0

ごめんなさい

これがデビュー作なのかな?と言う作家さんに少し厳しめではありますがちょっとキャラがタイプじゃないのでごめんなさい。

まずは、受け。可愛らしいちっちゃいヤンキーで、友達思い、小さい弟や妹の面倒を見る世話焼きタイプ。と、このくらいの設定にとどまっていれば良かったのですが殴りあうと欲情すると言うのがちょっと個人的には足さなくてよい設定でした。

そして、攻め。甘いマスクのホストで女の人がしょっちゅう泊まりに来てると言うモテ男にするなら、女の子にたいしてのあの態度はないですね。あれじゃモテないんじゃないかなぁ。それと、お母さんが借金をしていたときにされたエピソードがあるなら、自分が同じ会社から借金をするとか、そこで働く吉佐くんに惚れちゃうとかは、少し無理があるような気がしました。

そして、我孫子さん。本条の母親の話とか聞いてる限りだとやはり普通に悪徳ヤミ金って感じなのになんで吉佐くんにだけは優しいのか。この人、カッコいいだけに残念。

絵も可愛らしいし、ヤンキーもキャラとしては嫌いじゃないのですがやはり漫画なので悪いことはしないヤ○ザさんが良かったなぁ。

ほんと、読むだけしかできないのに厳しいこと書いちゃいましたけどこれからに期待ですね。

0

明るいバイオレンス物?

初読み作家さんです。
電子書籍で電子限定おまけ付きで読みました。
丸ごと1冊表題作シリーズです。
主人公は元ヤンキーで今はヤミ金の取立て屋の吉佐と、学生ながらホストとしても働いていて吉佐が働くヤミ金業者から借金している本条。
吉佐は憧れの先輩の元で働いているのですが、かなりの苦労人で、両親を失った後は幼い弟と妹を一人で養っています。
元ヤンキーですが仕事に対しては真面目で、昔は短気ですぐに手が出て問題だったのですが、今は暴力を禁止されていてそれを守っています…ですが、客である本条の人でなしの言動を見て我慢が出来ず、思わず手が出てしまいます。
吉佐は本条が苦手なのですが、本条は吉佐が好きだと言ってきて…というお話。

全体的にはコミカルで、吉佐と弟・妹たちとの生活もほのぼのなのですが、吉佐が憧れている先輩や吉佐と本条の間にも割と頻繁に暴力的なシーンが出てきます。
暴力をふるうと興奮する、という吉佐の性格も関係しているのですが、私はちょっと苦手でした。
吉佐が普通の生活をするために頑張っているので好感が持てるところがありましたが、本条の方は酷くて、人を人とも思っていない所がかなり気になりました。
吉佐が本条に好かれてしまって気の毒だなぁ…と。
吉佐の弟と妹は可愛くて癒されました。

0

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