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昔大好きだった洋楽のタイトルと同じだったので読んでみたら、すごく楽しくて幸せな気分になるお話でした。
サブカルに浸りながら趣味を謳歌する大学生達の、キラキラ楽しそうな若さがオババにはもう眩しくて眩しくて。
CDすら絶滅しそうなこのご時世に、部屋にぎっしりLPレコードが並んでる子あり、マイナーなインディーズバンドで活動してる子あり、女の子との合コンに命をかけてる子あり、腐男子あり。みんなそれぞれ好きなものは違うけど、気の合う仲間同士、家吞みしながらグダグダ楽しく騒いでて。あ~そうそう、学生時代ってこんなんが楽しかった。
そんな仲良しグループさんを見守る、店長のボブさん。
バーのマスター兼レコード屋の店長で、この人がまたいい味出しているのです。
学生さんたちの宅吞みにサラっと混ざり、セクシャルなことに免疫がなくてすぐにぶっ倒れちゃう子が美人さんに絡まれてると、さりげなく庇って「俺じゃダメかい?カワイ子ちゃん」とか言っちゃうのです。
みんなで遊びにいった先で、涙の電話を受けて「どーしよう!」となっている若い子がいたら、荷物は預かっとくし皆には言っとくよ、と諭吉を胸ポケットに入れてやりながら「こっちのオジサン(自分のこと)より、そっちのオジサン(諭吉)の方が役に立つぜ」とか言っちゃうのです。
あ~も~いいなあ。若いころに、こんな頼りになる大人がそばにいてくれたら、絶対に青春時代って楽しいよなあ。
メインカップルのラブストーリーも勿論素敵なのですが、ほんまにこの話は脇がいい。
VIVA LA VIDA=ビバ人生!!
タイトルにぴったりなお話でした。
最高でした!
表紙の印象と少し違ったのは、ポップな物語の中に切なさがあったというところです。
かき回そう、ジンセイも、愛も。
その通り、洗濯機・レコード・人生・頭の中…色々かき回されちゃってます。
ゲイのジョージと大学生のエイト、その友人たちとの温かい交流の物語です。
ジョージの彼・伴ちゃんは最低な奴でしたね…
まさか結婚しているとは…
失恋したジョージに告白するエイトが、全然嫌味がなくつけ込んだ感もなくって、とにかく感動しました!
二人は大きくは進展しなかったけど、それでもこの先には幸せしかないと思わせてくれるラストでした。
友人の面々も楽しくて優しくて、大好きです!!
「平々凡々な日常を経て平穏無事に人生を終える事が目標」
そんな事を日々つらつら考えているような今時の冷め気味な大学生が主人公。
そんな彼がゲイの男を好きになり、到底平々凡々とは言えないような感情を経験する。恋を丁寧に描いた話でもあるし、めっちゃ気のいい仲間達との友情を描いた話でもあるし、、、
とにかくほんと良かった〜〜!
みんな若い今時の子なのに(偏見すまぬ)情に厚くて良い子達で、なんか皆の屈託のない笑顔に何度も涙腺を刺激されてしまった(多分泣かせる話ではないのだけれど笑)。
ボーナストラックは短いながらも幸せいっぱいで最高でした。
泡沫の鱗でハートを掴まれこちらも読んでみましたが…物事に向ける視点が優しくて、可愛い男の子を描かせるとめちゃくちゃうまいですね。なんか次々読んでみたくなる作者さんです。
中盤まではありがちなストーリーかなぁと思ったんですが、中盤以降の展開に思わず悶えるほど萌えを感じて一気に評価が上がりました。それこそ宇宙人のような行動の読めなさと屈託のない明るさを持っているゲイのジョージ。コインランドリーで彼と遭遇してしまったノンケの瑛人は、自分の部屋の隣に越してきて、しかも彼氏もいるという彼に振り回されながらも、時折見せる健気さや寂しそうな表情とのギャップに惹かれていきます。
ジョージは別にポジティヴな仮面を被っているわけではなく、落ち込んだ時に無意識に明るさでカバーしてしまう癖があるんでしょうね。彼氏の浮気に気付き、ジョージが辛さを押し殺しきれなくなったところで瑛人は好意を伝えます。もちろんジョージにはちゃんと選択肢を与えて。ここからの流れがすごく好きですね。
傷心中の相手に告白したことに関して、「やるときはやんねぇと」とジョージに言っちゃう瑛人も、「お前の言う通りオレは押しに弱いんだ…」と瑛人に言っちゃうジョージも、お互い正直者で素晴らしい。洗濯機の前で交わす一連の会話がとても印象に残っています。相手が弱っている時に押したって、さっきまで失恋していたけど新しい相手に靡いたって、いいじゃない。それが恋をするということ。ジョージの「すき」の伝え方も、2人が濡れ場に至りそうな瞬間仲間が雪崩れ込んでくるのも、最後の最後まで笑いと萌えと可愛さを詰め込んであって、ソライモネ先生の作風が好きだなぁと感じました。
元あびるあびい、現ソライモネさんの新刊が出たので、あびるあびい名義時代の未レビュー作品を引っ張り出してきた。
買った頃にレビューしてなかったのって、この作品のメインキャラの、ジョージのように暑苦しくアホっぽくしているけど実は…なキャラがちょっと苦手なのと、瑛人が味わうような巻き込まれ方の騒動がかなり苦手で、、、
この、基本おしゃれな絵の中で挟まれる、ドタバタしたギャグ絵のテンポの良さとかは楽しいし、瑛人の友人達とのやり取りもスピード感あってマンガの作りとしては上手いなと思うけど、どうもこのノリについて行ききれなくて、萌一つで。