孤独な魔人×優しい少年、二人だけの箱庭で少年は咲き狂う――。

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表題作魔人の箱庭 ~囚われの淫花~

ハディール
魔人
ロロ
16歳、薬師

同時収録作品 魔人の箱庭 ~囚われの淫花~

ランドルフ
都の大商人の息子
ロロ
16歳、薬師

その他の収録作品

  • Epilogue
  • あとがき

あらすじ

残忍と恐れられている魔人・ハディールに命を救われたロロは、彼に想いを寄せていた。触手樹に犯されそうになったことがきっかけでハディールと結ばれたロロだったが、神父にハディールとの仲を知られてしまい…

作品情報

作品名
魔人の箱庭 ~囚われの淫花~
著者
かわい恋 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041056851
3.4

(44)

(10)

萌々

(15)

(8)

中立

(6)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
7
得点
140
評価数
44
平均
3.4 / 5
神率
22.7%

レビュー投稿数7

メラン×アビーノの番外編希望

何もかもがハッピーエンド!
と、綺麗に収まるお話が最近多い中での、勧善懲悪が蔓延る人と魔物との身分差?的な悲しくもある内容で。
だからこそ綺麗ごとばかりじゃないこの本は、すぐに内容に入り込めたし、感情移入も自然にしちゃってたし、気付いたら読み終わっていたし、面白くて読み足りないくらいだし…と、
魅力要素を挙げたらキリがないです。

父親の病気を治す為に魔人の庭に忍び込んだことがきっかけで出会ったハディール(攻)とロロ(受)。
それからも月1での交流を繰り返し、徐々にじわじわと愛情をお互いに育んで遂に両想いに!
までは、割と早い段階できます。
それからが特にロロにとっては、波瀾万丈というかやり切れないというか。
神父さんが本当にヤだ!
亡くなった父親に頼まれた責任から厳しく言ってしまうのは分かります。
だけど、育ての親としてロロの幸せを奪うなんて、なんかもう泣きそうになりました。
心神深いって、一歩間違うと怖いってこういう事なのかなあ…と。
あとは、間男最低ランドルフ。
こいつに限っては救いようがないというか、思い出すだけでイライラします笑。
でも、実際にこういう奴って居るんですよね。
そういう、現実でもありそうな(実際あるだろう的な)話を盛り込みながら進められる展開に
一喜一憂させられたお話でした。
ここまで喜怒哀楽が出てしまう本というのも私にとっては珍しく、それだけ入り込んでいたんだなあ…とつくづく思います。
ファンタジーだからって綺麗なことばかりじゃないよ!
みたいな、リアルに読めるこの1冊は本当にオススメです。

4

過度なエロがあまり好みじゃないので。

父を治す薬草を求めて、恐ろしい魔人ハディールの庭に入ったロロ。だが、魔人ハディールは、周りが噂するのとは違い優しい一面もあった。ハディールとの出会い日から三年、薬師となったロロは、月に一度ハディールの庭を訪れるうちにやがて彼に好意を寄せるようになる。ある日、迷宮近くで魔物に襲われそうになったところをハディールに助けられ、それをきっかけにして二人は恋人同士となる。だが、幸せだった二人は突然引き裂かれてしまう。

ベースは美女と野獣っぽい感じですかね。
魔人とはいえ純粋で、優しくて、傷つきやすいハディールにとても心揺さぶられました。ロロも優しい性格だけど、自分の信念はきちんと貫く健気な子で、好感が持てました。二人とも、自分の痛みより相手の痛みの方が辛いと感じるお人好しさんです。
ストーリーはとても好みで、途中何度も泣きました。ただ、エロがちょっと多すぎかな、と。せっかくロマンチックで感動的なお話なのに、心の結びつきより身体の結びつきが強調されていたのはもったいない気がしてなりません。

ところで、メランの嫁はハディールの魔法とかで成長させたアビーノじゃあかんのん?

6

溺愛エロ

冒頭をサンプルで読んで、攻め視点の切ない鬼畜エロが気に入って購入。
でも本編は、確かに切ないしエロいんだけど、鬼畜シーン1割溺愛シーン9割といった感じで、あれ?と思いました。

内容は、父を助けるために薬草摘みに禁断の地へ足を踏み入れた少年が、魔人と出会ってしまう……というストーリー。
攻めはひたすら穏やかで、受けを溺愛してくれる人。一方の受けは、素直でおっとりしてて優しいタイプ。
攻め・受け以外のサブキャラも愛嬌があって可愛かったです。
猫の執事さん、たまらなく可愛い。

今度また、溺愛ものが読みたい気分のときに再読したいなと思います。

1

溺愛

溺愛モノがすごく読みたくなってこちらを購入しました。

人間のロロと魔人のハディールのお話です。
プロローグはハディール目線から始まります。
内容がすごく切なくてなぜこうなっているのか何もわからなくて辛かったです。
そこから二人の出会いからのお話が始まります。

途中でランドルフという最低な人間が出てくるのですが
このランドフルという人間のせいで
ふたりの歯車が狂ってしまいます。
ここのハディールとロロのそれぞれの気持ちのすれ違いがすごく辛かったです。
愛ゆえに…というやつですね。

最後はちゃんとハッピーエンドだし
溺愛攻めなので読んでいて幸福感がすごかったです。

かわい恋先生の作品は溺愛攻めが多く心が疲れた時にとても染みます。
エロが多めなので苦手な方もいるかもしれないのですが
私はとても好きな作家様で、今回の作品もとても好きだなぁと思いました。

0

溺愛魔人×人間、切なくエロティックな恋。翼プレイも❤︎

切ない想いを抱えながら、受けを凌辱する攻めー

という序盤のとても印象的なシーンから、グイグイと作品世界に引き込まれました。

2017年刊行のかわい恋先生のこちらの作品、Kindleアンリミにて拝読。
魔人ハディール×人間の少年ロロ、というカプです。


瀕死の父親を救うため、どんな病気も治してくれるという夢の薬草を摘みに、
こっそりと魔人の庭を訪れたロロ(受け)。
そこで番人のドワーフに見つかり殺されかけたところをハディール(攻め)に救われたことがきっかけで
交流が始まり、いつしかお互い心を寄せ合うようになるもー

と続く、異種族間ラブストーリーです。


人間と魔人・魔物との対立関係、
ロロの母親がハディールに殺されていた?という因縁、
ロロに裏切られ(正確には裏切ったわけではないのですが;)怒り狂った
ハディールによる監禁と、冷たくも激しい情事…

と、物語を盛り上げてくれる要素盛りだくさん!


プラス、えち要素もてんこ盛り。

魔界の植物による触手プレイ、ハディールの翼を絨毯にして乗っかって騎乗位プレイ、
翼で全身をさわさわしながらのプレイ…
と、体位もシチュもプレイもてんこ盛り。回数も多い。


あまりにエロ寄りの作品だと一歩引いて読んでしまうこともあるのですが;
こちらの作品ではそうならずにのめり込めたのは、ひとえに
攻め・ハディールの溺愛、切ないほどの思い、献身があったから・:*+.


受けのことを愛して愛して…という攻め、大好きです。

最初に体を繋げた時には「魔人などと体を繋げさせてすまなかった」と
謝り命を絶とうとするなど、ヘタレなのか?と思うぐらいの態度だった
ハディールですが、中盤〜後半にかけて激変。

途中、誤解からロロに冷たく当たったりもしますが…

「ロロを守り愛し、慈しみたい」という気持ちが伝わってくる情事や
終盤の”炎事件”からの救出など、グッと萌えツボを押されるポイント多々、でした。

特に、炎で翼が半分燃えてしまっても
必死にロロを火から守ろうとする姿に胸打たれる( ; ; )

そしてラスト、
うお〜、そうきたか!という、自分的にはちょっと驚きの展開がありました。

確かに心が通じ合っても、魔人と人間では、
”寿命の違い”という問題があるものね。。

「翼、額に美しい石持ち」というハディールのビジュに爆萌えだったのですが、
同じ姿になったロロ、その覚悟と愛が刺さりました。
人間界との訣別を選んででも、愛する相手と共に過ごしたいー

健気なロロの一途な気持ち。たまらないなあ。。


そして忘れちゃいけない、可愛い脇キャラ!!
ロロの手作り・木彫り猫人形がハディールに命を注ぎ込まれ、
猫に変身したメランとアビーノ。(この二人(2匹?)くっついてくれないかな…❤︎)

特に弟分のアビーノの「ロロたま」「おくちゅり」という
舌足らずな話し方に萌え、萌え、萌え…!!!(๑˃̵ᴗ˂̵)・:*+.

物語にほんわか癒しの風を吹かせてくれる存在でした。


エロエロだけど、確かな純愛。
糖度100%の異種族間ラブストーリー、堪能しました☺︎

0

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