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表題作祝福された吸血鬼

フロース・元第四王子・14歳→19歳
アウロラ・吸血鬼・500才オーバー

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

不老の肉体と高い魔力を持つ、死と闇の眷属・吸血鬼──。
元は小国の王子だったアウロラは、外見は弱冠17歳の美少年。生きることに飽いていたある日、魔の森で、少女と見紛う少年を拾う。
傷つき疲弊した彼は、実は王位継承争いで国を追われた王子だった!!
アウロラの正体を知っても恩義を感じ、忠誠を誓うこと五年──。華奢で愛らしかった養い子は、若き獅子のような青年へと成長して!?

作品情報

作品名
祝福された吸血鬼
著者
宮緒葵 
イラスト
Ciel 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199008818
3.8

(49)

(14)

萌々

(20)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
184
評価数
49
平均
3.8 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数8

ナハツェールの物語

冒頭は、ラルウァから逃げるアウロラ。 この伏線回収は、最後部。
フロースが、ラルウァの気持ちを知っているのは秘密。
洋物も上手い宮尾先生。伏線の仕込みが上手い。
不器用なラルウァが気の毒。

不死のナハツェールは「心が清く魔力が強い者がなる」という定義。

拉致され同意なく仲間にしたラルウァをアウロラは赦せない
アウロラは、他人の情に鈍感で、常に独りよがり。
一方的に愛するラルウァを300年憎みながら、共に暮らす。

ラルウァが消えて200年、永遠の孤独の辛さを知る
妹に似た容貌のフロースを助けて、アウロラはラルウァを思い出す、
ラルウァの笑顔を理解できないアウロラは馬鹿だ。

--

アウロラ/ルーク:ラルウァにナハツェールにされた王子 金髪紺碧の瞳 
ラルウァ:菫色の瞳、白金髪。優しい孤独な人。アウロラを発見して暴走。
フロース/マクシミリアン:刺客に追われる王子 金髪碧眼

---
調べると、吸血鬼と少し違う伝承の妖怪。
★ナハツェール:
16世紀のドイツ語で(悪霊)(Nachzehrer)/ヴェネツィアの「吸血鬼」
変化は死後に起こり、伝染しない。 https://bit.ly/3DrcFpg

0

先生、面白かったです!

宮緒先生の書き下ろし。
先生が吸血鬼もの? どうやって、変態犬化するんだろうと
勝手に思っていた私。
変態犬臭は薄めで、(無いとは言わない) おお、ちゃんと吸血鬼ものだ!となんだか感動。
受けが可愛くてかなり萌えました。神より萌2でお願いします。

カラー口絵は2枚。1枚目はとってもキレイな星空風景と子供時代のフロースとアウロラ。裏も着衣です、大丈夫です。
中も いたしておられる図は2枚のみで エッチ度は低い方だと思います。

攻め:国を追われた第四王子。王家の血により魔力を使える。
   金の巻き毛、鮮やかな青い瞳。
受け:小国の元王子で吸血鬼。17才の姿。淡い色の金髪、紺碧の瞳。
その他、吸血鬼少々、攻めの妹、忠臣、受けの作り出した執事(ぴぴと鳴く)、蜘蛛から作った女官などが出てきます。

受けに対する吸血鬼の執着というか怨念めいた想いが、少し切なかったです。
やっぱり吸血鬼もの、こういう せつなさ は 必需品。
永く生きることに対する恐怖、絶望 というものが見えて、
でも 受けが面白すぎて、重たくなりすぎず、好みのテイストでした。
超切ないもの でなく、少し笑えるところもある吸血鬼もの でした。

攻めは変態犬というより、執着犬のように感じます。パンツへのこだわり は
今回なかったです(笑)そしてあまり五月蠅い と思う箇所もなかったので、
個人的には、え?ほんと宮緒先生?という気持ちです。(すいません)

蜘蛛から作った女官の動きを映像で見たいです。
Ciel先生の描かれた攻め受けがすごく素敵なのもあり、なんとかビジュアル化できないものかと妄想する作品でした。

10

コミカルなのにせつないとは……上手い!

あ、眩しい!イラストも文章も。
それなのに、いつものように「ぶっ○け」ちゃうんですね。
その部分は、いつもいきなり文章がお下品になる。
そういう宮緒さんが大好きです。

ほぼ時期を同じくして刊行された「桜吹雪は月に舞う」が、黒髪・しっとり系だったせいか、こちらの「ザ洋物」は筆が踊っているような書きっぷり。書いている最中は当然のごとく色々ご苦労もあるのでしょうが、とっても楽しそうです。
天使のように美しいとされるアウロラの日常でのズレっぷりと、ナハツェールに堕とされたことに端を発する悲しいエピソードがモザイクにちりばめられていて、「せつない」と「コミカル・シュール」が矛盾なく両立しています。なので、クスッと笑う、ギュッと胸が締め付けられる、ホロリとする、「こんにゃろう!」と怒る、等々、色々な読み方が出来るお話だと思います。
そんでもって、それら全てが上質な感情なんですよ。

宮緒さんのお話は最近ハズレがありません。
お代以上に楽しませてくれます。
これって凄いことですよねぇ……

4

一際際立つ人間の醜さ

吸血鬼もの、初挑戦でした。
何度か気になってはいたジャンルだったのですが、特に縁もなく。
今回、表紙イラストに心奪われタイトルが気になり購入。

読む時は注意してください!!
何度か、ふふっと笑ってしまうシーンが来るので、周りに人がいない状況で読む事をオススメします。
なのに、コメディ要素だけじゃなく、切なかったり焦れったかったり。
この1冊にはたくさんの素敵要素が詰まってました。

受けさんのアウロラも攻めさんのフロースも。
本当に魅力ある2人で、好感の持てる受け攻めさんだったと思います。
が。個人的に気になるのが、アウロラを吸血鬼にしたラルウァ。
この人、本当は不器用なヤンデレだったんだろうなあ…と。
フォルミードの話すラルウァの過去の話やら、最後の最後にフロースだけが知るラルウァの日記。
それだけしかラルウァの人格を分かる手段は書かれてないんですが、想像するだけでも
本当に切ないです。
出来ればラルウァも幸せになれる未来があってほしかったなあと。
振り返れば、主人公2人よりも好きなのかもしれません笑。

4

毒薬・・・いや霊薬の破壊力

すごく面白かったです。宮緒さんの描く執着攻めは、やっぱり大好きです。17歳の時にラルウァによって吸血鬼にされてしまったアウロラも、500年以上生きているのに初心で可愛らしいかったです。
神評価に届かなかったのは、ラルウァに救いがなかった為だったりします。他の方もおっしゃる様に、私も彼に感情移入してしまいました。ラルウァは身勝手で強引ではあるし、不気味さはあるけれども、アウロラに無償の愛を捧げたのも事実だと思うのです。無理やり身体を奪うことも、監禁することもできたはずだけど、それをすることもなく、ひたすら愛する者からの憎悪と殺意を受け入れ続けた300年は、彼にとって幸せだったのかなぁ。しかも、ラルウァの最期が悲しくて悲しくて・・・。人間である時も、吸血鬼となってからの千年以上の年月も、悪鬼と呼ばれ誰一人として彼を愛してあげなかったのかなぁと思ったら泣けてきました。
もしも、生まれ変わることがあるのなら、今度こそ本当に愛し愛され幸せになってほしいものです。

2

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