特典付き
前コミクッスから著者様のファンなのですが、シリアスとコメディのバランスが絶妙なんです。
そしてイケメンを描かせたら半端ないという、まさにデビルゲームの主人公並の美しさ。
ぴれーね様の仰るとおり、表紙から見るに想像できそうにない深さが感じられる作品かと思われますので気になったら是非おすすめです。
セバスチャンからしてみれば、この表紙がある程度物語っているかと思われますが…。
サブキャラも魅力たっぷりですので、スピンオフでもかまいませんので何卒続編をお願いしたいです。
私個人としては、もう文句なしの神評価です。
引きこもり歴8年のぽっちゃりおぼっちゃまと、健気で可愛い三十路の執事が、家を追い出されて100万稼ぐ為にホストになるというストーリーです。
表紙の印象からコメディかと思いきや、ヒューマンドラマ的な要素もありすっごく面白かったです。
太い客を捕まえながらも、信念を貫きセバスチャンだけを愛する富之介は見た目だけでなく心まで男前でした。
ホスト業界の物語というのも楽しめました。欲を言うならもっとホスト業界の闇も見たかったが。倉科遼さんのマンガ(BLじゃない)とかよく読んでたので、夜の世界でのし上がっていくけど、真実の愛は貫く!!みたいなBLをもっと読みたくなりました。
潤とか八神のスピンオフとかあればぜひともみたいです。
去年の2月に読破。1話が試し読み増量中だったのがきっかけです。
ギャグBL大好きなので、1話読んで
「なんこれwおもろい!w」
で即座に2話へと読み進めたら、ノリが2話以降でガラッと変わり、最終的には友情も家族愛もカムアウト問題も含めた、深くシリアスな話でとても感動しました。
まさかこんな内容だったとは。
脇を固めるサブキャラもキャラ立ちしててすごくいい。
トータルでめちゃくちゃ良かった。
…と思ったらなんと、BL AWARD 2018 ディープ部門センシティブ系受賞作品だったんですね。
ARUKUさんの「スクールナイト」や本郷地下さんの「世田谷シンクロニシティ」も受賞されてます。
やっぱり審査の方々は隅々まで読んでらっしゃるんだなぁ。
こういう1話と2話以降の評価がガラリと変わる作品っていーーーっぱいありますよね。
私にとって同様の現象が起こった作品は恋煩シビトさんの「パンデモニウムより愛をこめて」(My神作オブ神作) でした。
ちなみにこういう「しぼむ系」(←勝手にこう呼んでる) のお話がお好きな方には以下もオススメ:
・コウキ。さん「アヒルくんはソレを知らない」
・夏生あおとさん「ヲタ・ファタールの災難」
・猫野まりこさん「お前の全てを奪うまで」
以上、挙げた作品も本作も非常にオススメです。
引きこもりで頼りないお坊ちゃまと、ドジっ子執事のドタバタコメディかと思いきや、深くていい話でした。
この表紙で、こんな心を打たれる話を想像できましょうか。+゚(゚´Д`゚)゚+。
引きこもりでゲーム廃人のお坊ちゃま(ぽっちゃり)と、そのお坊ちゃまを甘やかしてばかりの過保護な母親のような執事。業を煮やした当主に「100万円稼いでくるまで帰ってくるな」と二人揃って屋敷から追い出されるという、どこかの番組のようなムチャぶりです。
テンポよくお話が進み、この始めの方はギャグ色が強いです。
こんな感じのドタバタコメディで進むと思っていると、どんどん深くなるのです。
ミステリアスなホームレスの八神、パワフルなオネエのねね子、ナンバー1ホストの潤、それぞれ個性的な人物との出逢いによって、お坊ちゃまは成長していきます。
このサブキャラ達が非常に魅力的。サブキャラなのに、一人一人が生き生きとしていて、しっかり作り込まれてます。
世間知らずでズレているお坊ちゃまなのに、セバスチャンの為だけに頑張る富之介。
富之介の事を思えばこそ、身を引こうとするセバスチャン。
二人の気持ちが丁寧に描かれているので、とてももどかしくて切ない(´;ω;`)
ほんと、表紙からこんな切ない展開を誰が予想出来たでしょうか・・・。
(あらすじから、簡単に予想出来た方はすみません(^^ゞ )
一途なお坊ちゃまのキャラクターも魅力的でしたが、これまたセバスチャンも素敵でした。天然でおっとり、そして親バカ。富之介が初めて働いている所を木の陰から見つめ、「ご立派になられて…!」と感涙しているのには笑えました。
彼の癒しオーラがハンパないので、悲惨な状況の時でも重苦しくなく楽しく読めました。
エロも濃厚、こちらは「坊ちゃま、いけません…!!」というセバスチャンの、罪悪感に苦しみつつもついつい流されちゃう感じがとても萌えました!
とりあえず、表紙でギャグのみと思ってスルーされた方には、深いですよとお知らせしたいです。
してやられた感、大。
こんなヒューマンドラマが潜んでいたとは。
ぼっちゃまに仕えて15年の執事セバスチャン。
あんなに可愛らしかったぼっちゃまも、今や立派な引きこもりニートのゲーム廃人。
見るに見かねた当主である攻め父に、100万貯めるまで帰ってくるな!と二人揃って屋敷を追い出され、ホームレスから始まり、やがてホストをすることに……。
「セバスチャンとピザとゲームがあればそれでいい」と言っていたニートぼっちゃまが、「ピザとゲームはいらない。セバスチャンがいればそれでいい。」となり、慣れないホスト業を頑張り、初給料で二人で寝るお布団を買ったりと少しずつ成長していくんです。
セバスチャンじゃないけど、うううっ……!!ぼっちゃま、ご立派になられて……と感涙しそうになる(笑)
序盤はギャグっぽいスタートだけど、ホスト業のハードさとか闇みたいなちょいシリアスを散りばめつつ、身分差を絡めた純愛路線になるというこの予測不可能さが良かったです。