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スウィートホームアローン

sweet home alone

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表題作スウィートホームアローン

西中島祐介
文芸誌の新人編集者
南方啓太郎(K太郎)
スランプ中の作家

あらすじ

変な夢を見た。母が俺に、微笑みながら話しかけて来る。「隣にいる方を紹介してくれる?」隣に誰がいるって……誰!?

話は少し前に遡る。俺は文芸誌などを手がける中堅出版社の新人編集。そんな素人同然の俺が、突然、売れっ子作家の南方K太郎先生を担当することになってしまった。南方先生は俺と同い年の若手ながら大変気難しくて有名……。正直俺なんかに担当が務まるとは思えない。案の定、南方先生は俺が担当になったことに不満タラタラで、先行き不安だ。とにかくなんとか仲良くなろうとまずは二人で酒を酌み交わしていたら、だんだん先生の様子が……。気づいたら、俺と先生は裸で朝を迎えていた。これは……この先どうなってしまうのだろうか?

※こちらの作品は書き下ろし連載作品となります。

スウィートホームアローン(1) 28ページ
スウィートホームアローン(2) 27ページ
スウィートホームアローン(3) 30ページ
スウィートホームアローン(4) 28ページ
スウィートホームアローン(5) 28ページ
スウィートホームアローン(6) 30ページ
スウィートホームアローン(7) 30ページ

作品情報

作品名
スウィートホームアローン
著者
松本蜜柑 
媒体
漫画(コミック)
出版社
グループPOP
電子発売日
3.6

(8)

(3)

萌々

(1)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
27
評価数
8
平均
3.6 / 5
神率
37.5%

レビュー投稿数3

予想外(失礼ですね)に面白いです!

新人編集者とスランプ中の作家のお話。
最初は作家の方に色々問題有りなのね、と思ったら。
編集者の方がもっと問題を抱えていて。
そのせいで来るもの拒まず、結果ヤリチン?に。
その原因を知った作家は自分に出来る事として作品を書くのですが、そのせいで二人の中は拗れてしまい。
でもお互いに惹かれるものが有ったのですね(編集者はそれが嫉妬とは気付いていないようですが)。
と言うお話なのですが、お話の流れに無理が無く、また所々でクスッと笑えて、不覚にもうるっとして。なおかつ色事もサラッとはしているのですが色っぽく。
よくまとまってて一気に読んでしまいました!
絵も独特ですがスッキリと綺麗な絵で、私は大好きです。
そんなに期待しないで読んだのですが、面白かったです。出来れば最後にもっとイチャイチャして欲しかったですけど。とても良い作品でした、お薦めです!
紙の本は無い、のかな。残念〜。

1

愛あればこそ なんです

【恋愛リスクコンサルタント】がイラつくくせにどっか面白かったんですよね
で 絶賛読みたい方向迷子中に久しぶりに思い出して深堀りしてしまった


お話自体はけっこうありがちな スランプ中の作家と天然担当編集者もの
親へのカミングアウトに悩む南方(作家)の恋人代役を仰せつかった中西島(編集者)の巡りめぐってほだされて ってな感かな って読みはじめたんです

とんっっっでもなかったッ!

コミカルなんです 南方のやんちゃなチワワ感のおかげで それにつき合う中西島が天然ぽくみえるので 出鼻はね
お話が進むにつれて 中西島がただ流されて 自分のことなのに常に他人事みたいな 自分がない人だって気づく頃には「なんなんだろ この自我のなさ」ってちょっとキモチわるい人になっていっちゃって


南方がカミングアウトに悩む理由がけっこう子どもっぽいところにあるのに対して 中西島の無関心を貫かなきゃいけない理由がエグい

そう 魅せにくるのは小説家と編集の ちゅっちゅシコシコ ではなく ふたりに与えられた家庭環境

この話 愛情過多で育ったおかげでその愛情をちょっと疑ってしまう幼稚な男と
どんなに望んでも与えられなかった愛情のせいで自分すらも愛せなくなって求められるものを与え続けるだけの男と の

でも 暗くないんだよな

込められたものはヘビーでもどっかコミカルなので 不憫攻めをお求めなら更に面白く読めるはず


スランプの南方の筆を走らせるほどの題材
書くことで中西島を傷つけても それでも取り戻してやりたかった中西島にはなかった感情

最終的にメッタ刺しで殺しあっちゃうところまで完璧に揃ってて
正直 文字読みたくない病のときには読む気になれない文字数だったけど ほんと面白かったわ

0

タイトルと表紙の印象とは違った

かわいらしい絵柄と表紙の2人の構図、タイトルから、甘々ラブストーリーかと思ったら、案外と切ないお話でした。

売れっ子作家の南方K太郎先生は気難しい、というより、かなりこじらせているメンドウな人です。
新人編集者として売れっ子作家先生のお世話をする西中島祐介は、求められることをこなそうとせっせとがんばるうちに、身体の方のお世話もしてしまいます。

勢いから始まる恋、のような展開。
作家の南方先生はすっかりほだされてしまって、かまってちゃん女子のようになったり、まるで乙女、かわいらしくなります。
対する西中島はまるで考えが読めません。悪気があるわけでもないし、打算的な行動なわけでもない、冷淡とも違う不思議な言動。人の心を理解しはじめたアンドロイドのような、どこか心に響かない言動は、読んでいてどうにも心にひっかかりました。

それぞれの過去があり、今があり、心に秘めたものをあかしあって、恋愛に発展していくのですが、そのやり取りが、普通の甘々恋人同士、ではなく、小説家と編集者という、言葉を商売道具にしている人同士らしさが出ていて、おもしろかったです。

0

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