元陸軍大尉で吸血鬼の男に抱かれ…。麗しき和風耽美ロマンス!

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表題作薔薇と眷属

式部政典 吸血鬼,行人の祖父の部下だった
三輪行人 大学生

同時収録作品昔語り

同時収録作品Since 1940

式部政典 三輪の部下
三輪 大佐

その他の収録作品

  • Since 2017(描き下ろし)

あらすじ

今は亡き帝国軍人だった祖父の館を大掃除することになった大学生の行人は、長い間放置されていた納戸部屋の中で洋棺を見つけた。好奇心から中をのぞくと、そこには謎の男が横たわっていて、行人の血を飲んだことにより男は完全に目覚める。その上、吸血行為には催淫作用があり行人が意識を失うほど二人は抱き合ってしまう。目が覚めてから事情を聞くと、謎の男は自身を「帝国陸軍大尉・式部政典」と名乗り、かつて祖父の部下で不老の吸血鬼だと語りだし…。

作品情報

作品名
薔薇と眷属
著者
きりみゆうや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
ISBN
9784344840379
2.4

(5)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
9
評価数
5
平均
2.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

もう少しエピソードが欲しい

吸血鬼ものと猫又の短編が収録されています。

表題作は祖父の遺言で年に一度、一族の者が1人で掃除をしなければならない屋敷の当番が回ってきた行人が、物置で棺を見つけるところから始まります。
棺で眠っていた式部は祖父の部下で、ウイルスで吸血鬼になったという設定。吸血はするけど、日中でも外を出歩けます。

祖父のことを好きで、病気だった祖父に生きてほしくて不老不死である吸血鬼のウイルスを持ってきたというのですが、どうやって相手に移せるかは不明でした。少なくとも吸血やえろすでは移らないみたいです。

もう少し、行人と式部が交流する場面を盛り込んでほしかったです。
吸血された影響で催淫状態になった行人は、式部のことを考えただけでからだが反応してしまうけど、こころの方は…。いつ好きになったのか分からなかったし、「あの人はこういうひとだから…」みたいなモノローグがあっても、「え?そう言い切れるようなイベントあった?まだ顔見知り程度しか会ってなくない?」状態で読者が置き去りに…。

式部の方も祖父を慕っていた気持ちが見た目がそっくりな行人に移っていったエピソードが圧倒的に少なくて。そもそも2人でしたことが一回だけ外出したってことだけなんです。
足りない…。圧倒的エピソード不足。

同時収録はもっと分からず。
最初から「ご存知、この面々です」って言う感じで始まるのですが、これって何かの番外編なのでしょうか?

作画が綺麗なので萌評価です。
きりみさんの作品は本当に作画が美しいだけに、ストーリーに深みが出たらもっといいのになあと毎回思ってしまいます。

0

設定は魅力的

以前、別のマンガ目的で購入したリンクスの雑誌で見て気になったので、単行本も買いました。
吸血鬼とか軍人とかの設定に惹かれたので。
えーっと・・・思っていたのと少し違いました。

大学生の行人が亡くなった祖父の家を掃除していたところ、吸血鬼で元帝国陸軍大尉だという式部と出会う。祖父の部下だったという式部に血を吸われ、抱かれる。行人は式部に惹かれるが、彼が祖父の事を愛していたのは明らかで・・・。

不老なのはともかく、吸血鬼と軍人の設定はあまり生かされてないかな?あと薔薇も。
雰囲気は耽美なのですが、なぜ二人がお互いを好きになったのかがはっきり描かれていないのも、あまり萌えられなかった原因かもしれないです。
もともとゲイだった行人は恋人と別れて、たまたま好みの男が現れて身体の相性も抜群だったし、式部の方は、ずっと忘れられなかった大佐そっくりの容姿というのに惹かれて・・・という風にしか見えませんでした。

4

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