• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作花贄

尭庵 蘇芳、伝説の反物師
葛原楓、呉服問屋跡取り

その他の収録作品

  • おまけ1▪️4コマ(描き下ろし)
  • おまけ2▪️4コマ(描き下ろし)
  • 神贄(描き下ろし)
  • アトガキ。キャラ設定。

あらすじ

京都老舗の呉服問屋「葛原」の跡継ぎである楓は、四季ごとに一本ずつしか織らないという伝説の反物師・尭庵の元に依頼に向かう。
しかし尭庵は花を使って染色しているため、季節はずれを理由に断られてしまう。
その後、花の代わりに楓の「気」を使って染めることもできると尭庵に言われ喜ぶ楓だったが、「気」を取り込む方法としていきなり尭庵に抱かれてしまいー!?

作品情報

作品名
花贄
著者
きりみゆうや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
ISBN
9784344833289
3

(8)

(0)

萌々

(1)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
23
評価数
8
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

いい意味で裏切られました

伝説の反物師と呉服問屋の跡取りとの、不思議な世界観に引き込まれるラブストーリーです。最初普通の恋愛ものかと思ってたら、ファンタジー要素が強くて、大好きなファンタジー!といい意味で裏切られました♪

お話は、呉服問屋跡取りの楓が、伝説の反物師・尭庵に出会うところから始まります。どうしてもその反物師に着物を織ってほしいと訪ねるのです。でも、四季ごとに1本しか織らないと最初は拒否されて…。
そこで、自分にできることなら何でもすると再度頼みます。それならと、尭庵が出した条件は、尭庵に抱かれることでした。その時に発せられる、楓の「花の気」を使って着物を織るのです。

着物の作る過程や、その着物を神に奉納している家柄(その着物を着ると病も治ると評判でした)や、尭庵という男の存在など、謎解きのような感じでお話が進んでいきます。と同時に、最初の出会いは最悪だったけど、楓は、尭庵に恐れを抱きながら惹かれていきます。
一方の尭庵は、楓を子供の頃から知っていて、再会した時も本当は嬉しかったのでした。

そんな、運命のような2人のラブストーリーと、ファンタジーが上手くミックスされていて、とても面白くてキュンキュンしました。初読み作家さんだったけど、他の作品も読んでみたくなりました。

7

彼岸花と。煽情的な表紙に魅かれて。

表紙に違わぬエロティックな展開です♡白い背中に紅い紐。耽美。
美形反物師の和服がまずエロい。和服で乱れるなんて、エロいに決まってますからね。
交わることで、「気」を取り込み、それで着物を織るという…
機織りしている間は覗いてはダメそうなので(鶴の恩返し的な?)描かれて無いので。霧壬先生もよもやそこは考えて無い気がします!考えてたら描く気がします…
「気」を取り込む為、と抱かれる楓との深い縁が描かれているところも良いです。
着物と言えば、京都。(加賀とか色々在りますけどね!)というのも、その人外的な旧い設定と相まって、(描き下ろしに神様まで登場しますし。)世界観がゆるりと感じられます。「はんなり」という言葉があるように、京都時間があるような気もするのです。
欲を言えば、針子として現れた河骨も男臭くて魅力的ですし、キャンキャン絡む杜若もいつから尭庵に仕えているのか気になりますし。神様もイタズラが過ぎますし。とても気になります。周りの人達の深掘りをして欲しかったかも。
また、半分だけ人外となる楓が今後どのくらい生きられるのかも気になります。だって、どうやら尭庵は不死身っぽいですし…せつない別れが想像出来ます。
その日が二人を別つまで。幸せであって欲しいものです。

0

京都弁は脇のおっさん一人。

京都だというので期待しましたが、おっさん一人だけが京都弁で他は特にという感じでした。
着物絡みの和風ファンタジーですが、何となくBL、ファンタジー、現代物の三つがうまく混ざっていなかったような。内容は分かるのですが入ってこなかったです。
特に何もないのに、キャラばかり出てくるのも苦手なノリなので置いてけぼりで終わってしまいました。
ファンタジーが特別苦手という訳でもないのですが、BLは現代物の方が好みみたいです。こればっかりは好みの問題ですよね。
不得手な人でも読ませる!というお話ではないと思います。

絵も綺麗なのですが、受けがやたら口を開けているのがすごく気になってしまいました。エッチシーンも、あまり色気がなかったです。
残念。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP