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表題作漆黒のローレライ

いつ樹・元ヤクザ
メル・歌姫

同時収録作品表題作

岸和田・ヤクザの組長
いつ樹・組長の右腕兼情夫

同時収録作品表題作

小田切・マル暴
いつ樹

あらすじ

ゴロツキだった自分を拾ったヤクザ・岸和田の右腕兼情夫として組に尽くしてきたいつ樹。
しかし、目障りなマル暴の刑事を葬るために岸和田が自分を裏切り利用したと知り、
その情報を警察に売って北の大地へ逃亡する。
逃げ延びた冷たく荒れた海の町で出会ったのは、異国の地をひく美しい唄うたいの少年。
重く沈んだ心が洗われるような歌声に導かれ、いつ樹はこの地に隠された岸和田との因縁を暴くことを決めるーー。


やまねむさしが描き出す、複雑な愛憎絡み合うハードボイルドラブ!

作品情報

作品名
漆黒のローレライ
著者
やまねむさし 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864423113
3.5

(12)

(3)

萌々

(3)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
42
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数3

優しいやくざと歌姫

なかなか読み応えあってよかったです。

裏切られ逃亡したやくざと、やくざ嫌いの歌姫が北国で出会った。。(アトム風。。)

キーパーソンとなる岸和田。過去の因縁とは、なぜ、情夫だったいつ樹を切ったのか。。

歌姫のメルがいる酒場の店主もなにやら訳ありそうで。。

いろいろな脇役がしっかり活きていて面白いです。そしてハードボイルドテイストが私の好みにマッチ。

マル暴の刑事、小田切がいいキャラでしたね。ゲスいチンピラ風で、いつ樹に横恋慕しているとみせかけながら実は。。とも思わせて、ストーリーを動かしていきます。

ちょっといつ樹が優しくまっすぐすぎて、こんなヤクザいないよな、と思いつつも、なかなか楽しめました。

1

超ハードボイルド

青年漫画のような内容と絵柄なので、好みは分かれるかもしれませんが、THEヤクザ物って感じでカッコいい!!
Hシーンが非常に少ないので、もう少し甘々が見たかったなーという思いもありますが。
元受けの攻めが男前でクールでカッコいいです!
止むを得ずですが、数人のお相手としているので苦手な方はご注意下さい。
酷い話だと同情はするものの、復讐に周りを利用しなくても。。と思わずにはいられませんでしたが、きっと元飼い主にも主人公への愛があったと思いたい。。
ビターなヤクザ物好きにはオススメです!!

1

攻めの受けが好きな人にぜひ

ほの暗い裏組織の話です。伏線が張り巡らされていて、読むうちに回収されてすごい!!って感心しました。すごい。

ちなみに私は裏表紙のあらすじを見て買いました!黒髪くんが元情夫の設定です!滾る…。
この本、攻めのいつ樹が受けなんです(何を言っているかわからないと思いますが…)

表紙の黒髪がいつ樹、金髪がメルといいます。
この作品の根本はいつ樹×メルですが、内容はもっぱらいつ樹総受け。作中の言葉を借りるなら「いつ樹…テメェはマル暴に犯されてばっかだな」って感じです。
岸和田×いつ樹、宇津井×いつ樹、小田切×いつ樹が描写されています。

組長である岸和田に拾われ、情夫をしていたいつ樹ですが、ある日宇津井という刑事にレイプされてしまいます。岸和田のとある復讐のために利用されたことに気付たいつ樹はそのまま組を抜けます。
逃亡先で出会った歌姫・メルに惹かれますが、メルはヤクザのことを嫌っており話になりません。そしていつ樹を追ってきたマル暴の小田切と手を組み、岸和田の秘密を探ることに……。

ちなみにこの作品でガッツリやってるエロシーンは小田切×いつ樹しかありません。無理矢理レイプです。
(岸和田×いつ樹はフェラシーンだけ。宇津井×いつ樹は過去回想でちょっと。おまけの書き下ろしにいつ樹×メルのラブラブえっちがありますが)

この小田切というマル暴の警察が良いキャラしてるんです…。いつ樹のことが好きな、今までにないチャラい感じの頭のネジがぶっ飛んだキャラです。
ぶっちゃけいつ樹とメルの当て馬なんですが、本当ゲスで鬼畜で大好き。
いつ樹をレイプしてる最中に、岸和田さんに電話かけて声を聴かせるってシチュエーション、相当ゲスですよねw


最後は、ハッピーエンドです。
いつ樹は岸和田のことを本気で好きだったから利用されていただけの事実に苦しみまくっていましたが、
メルと過ごすようになってからは立ち直れたようです。


ちなみに、メルは高飛車で勝気な美人です。私はそういう受けが好みじゃないので(明らかに女性みたいな受けは苦手で…すみません)購入を迷ってましたが、買って良かったな~~。
いつ樹が呪縛から抜け出せて、更生できたのもメルのおかげです。ふたりの髪型の変化とかにも注目すると月日の流れが感じられて良いかもしれません。
ただ私はどうしても小田切にも幸せになってほしかったです。

3

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