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表題作官能リマインダー

町田ルカス
ハーフ、メイクアップアーティスト志望
橘 宗平
カメラマン志望の大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし番外編

あらすじ

過去のトラウマから、縛られないとイけない性癖を持つ宗平。親友への恋心を断ち切るために訪れたフランスで、美貌の男と一夜を共にする。
ところがなんとその男・ルカスと、大学の同級生としてまさかの再会!?派手な見た目や軽薄そうな口ぶりとは裏腹に、望み通り縛って抱いてくれるその手は優しい――
ルカスとの身体の関係から抜け出せずにいたある日、腕に残る情事の痕を親友に見られてしまい…!?

作品情報

作品名
官能リマインダー
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199607301
4

(222)

(98)

萌々

(65)

(44)

中立

(13)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
24
得点
895
評価数
222
平均
4 / 5
神率
44.1%

レビュー投稿数24

スパダリと意地っ張りの駆け引きがイイ、いい、すごく良い!

もう良すぎて「イイ」って言葉しか出てこないです。
雑誌で何話か読んだことがあるのでストーリーは知ってましたが、一冊通しで読むと、気持ちを見透かしてる大人な言葉の数々にグッサグサと萌え心を貫かれます!
それと絵もすっごく、すっごく、すっごく良かった!

日仏ハーフで大学生兼ヘアメイクアーティストのルカスと、意地っ張り大学生カメラマンの宗平。
宗平が失恋旅行でフランスに行った時に、事故に遭って、たまたま助けてくれたのがルカス。そして「男にキスされて平気な人でしょ?」と見抜いてるルカスにキスをされ、災難続きの宗平は一つくらい良い思い出が欲しくて、一夜限りだから「縛って欲しい」とオネダリして…
それが日本で、しかも同じ大学で再会!カラダの関係もズルズルとってお話です。

宗平は、高校の時に付き合っていた大学生に自分をさらけ出すことができなくて「石を抱いてるみたいでつまらない」と振られてしまう。その後に付き合った男との縛りプレイで目覚めたものの、「痛いのがイイ」じゃなくて、「縛られると(エッチの時の)手と足の置き場に困らなくていいから」って…
頭ガッチガチな意地っ張り!

スパダリ風なルカスに愛され甘やかされ、ガチガチな宗平の心もだんだん溶かされていく。その溶かしていくルカスの言葉の数々がもう!経験豊富でいろいろ見抜いてるから痛いトコも突いてくるんだけど、ちゃんと逃げ道を用意してある優しく甘い追い詰め方で…
スパダリと意地っ張りの大人な駆け引きがたまりません♪

『気まぐれなジャガー』で紙から聞こえてくるはずの無いギターの音を感じさせるウノハナ先生の絵に感激しました。
今回はルカスの碧の瞳!マンガはモノクロだから色なんて見えないのに、でも色が感じられるんです。それが綺麗すぎて見惚れました。
聞こえないはずの音や見えないはずの色を感じさせるウノハナ先生の画力に震えます。

そして、ルカスに気持ちを打ち明ける宗平の言葉、意地っ張りが精一杯の気持ちをそのまま伝えているのも、言葉のセレクトも良すぎて、読んでて自然と涙がこぼれました。
エッチシーンも官能的でとても良いです。ルカスが縛ってくれなかった時の宗平はエロいしかわいいし良いもの見せてもらいました~♪

あと、宗平が片思いしてたノンケ友達・彰大の存在が三角関係的な良いスパイスになっています。彰大の優越感に浸った独占欲も人間らしいエゴで良かったです。
ルカスのお母さんも良い味出してるし、脇役の使い方までうまくて、なにからなにまでパーフェクトでした!

本編は宗平目線、描き下ろし番外編はルカス目線で縛りエッチが復活してます。
感じてる宗平をルカス目線で見るのも良いですね~。

電子購入。修正は甘めです。charaにはこのまま頑張ってもらいたい!
電子限定特典はマンガ4ページ。
帰ってくる宗平を家の前で待ってるルカス、ルカスは顔色の悪い宗平を心配して、宗平は事故で壊れたカメラを買い直したと話す。二人の何気ない日常なんですが、すごく自然で、駆け引きが濃かった本編の後で読むと癒されます。
宗平のとっておきのデレに気付いてないルカスの気の抜けっぷり…
宗平の気持ちを掴むまでは神経研ぎ澄ましていたのが、気持ちが通じてリラックスできてる証拠かな?宗平のデレはもちろんかわいいです。

16

縛るってステキ。

緊縛物好きの私としてはカバーを読んだだけで興奮してしまい、さらに帯の煽り文句で大興奮!大好きなウノハナさんで緊縛物が読めるなんて嬉しい〰️!それも攻めの希望ではなくて、受けのおねだりときたらもうたまりません!縛りと言っても芸術的なものではなく、手足拘束のあたりが私にはちょうど良くてますます萌えました〰️。

普段は目立たない地味な宗平が、エッチの時に石のように全く反応できない自己防衛とはいえ、自らを縛ってとお願いするシーンはメチャクチャエロくて悶絶…。
大人しそうな宗平が終始エロに関しては貪欲で、1人エチにあれこれお道具使ったり、奥まで入れてとおねだりしたりと、このギャプに参りました。あぁ〰️好きだ、こういう隠れ淫乱な受け。

一方のルカスは一見チャラいようで、愛情深いし、優しいし、外見も、血筋も何もかも揃ってるスパダリ君。
そんなモテモテの彼でも、殻を作ってなかなか心の中は見せてくれないのに、身体をだけはエロに正直な宗平にはどんどんのめり込んじゃうの、わかるなぁ~うんうん。
ただ私としてはウノハナさんの描く骨太の男子が大好きなので、中性的なハンサムくんより、もっと男くさい方がよかったなぁ~。美容関係者でハーフだから王子様になっちゃったのかとは思いますが、ちょっと残念でした。

縛られているのは身体なのか心なのか。
縛っているのは宗平の過去の辛い経験なのか、口に出せずに苦しんだ彰大への想いなのか、それともルカスと離れたくないという気持ちなのか。
そもそも縛り付けているのは宗平なのか、ルカスなのか。縛られることの安心感と、縛られないことの不安と自由。

縛るということについて色々な方向から楽しめた縛り好きにはたまらない一冊でした。しかしそんな私でも、縛られた両手より〈ぎゅっ〉としがみつくように抱きしめた両手に一番きゅん…ときちゃったんですけど(笑)

6

宗平の気持ちめっちゃわかる!!

ウノハナ先生は感情表現が上手い!
本当に上手で毎度のことながら登場人物に感情移入しすぎちゃいます。

好きすぎてどうして良いかわからないって気持ち、恋したことある人なら誰でもわかるんじゃないかな。
ただ宗平はそれがちょっと重くて、臆病で、好きになった人がそれについていけなかっただけ。
でもルカスと会って、怖がりながらも前に進んでいく姿はとっても可愛かった!

ルカスは良いやつだね、ほんと。
持ち前の明るさで宗平をぐいぐい引っ張っていくのとっても良かった!

きっとずっと想いあって幸せに暮らしていくんだろうなと思わせてくれる2人でした。

4

溺愛攻めにクール受け!キュンとします!!

密かに恋していた親友に彼女ができてしまい、失恋した宗介が傷心1人旅先のフランスで出会ったイケメンハーフのルカス。一夜限りの思い出のつもりだったのですが、なんとルカスは同じ大学の生徒で!?というお話でした。

攻めも受けもキャラが良くて面白かったです。
ルカスの溺愛に、クールな宗介が段々陥落していく様子が可愛くてキュンキュンしました。当て馬くんに対してルカスの愛情が強すぎて勝負にならなかった。

溺愛攻め良いですね。何度読んでもドキドキします。

0

トラウマの言葉が攻に溶かされていく

Kindle unlimited にて。ウノハナさんで緊縛テーマ(しかも真面目そうな受)って想像つかないで読みました。

宗介が元々どうして感情を出すのがそこまで難しいのか、家庭環境までは深く描かれませんが、身体の関係を持った相手に酷い言葉をかけられ、それがトラウマになって自分を縛ってしまうのが痛々しい。この言葉、かーなーりキツイと思いました。
そんな受を初めから受け入れ優しい言葉をかけ触れるルカスに癒されました。彼も縛り方を覚えたり、どうすればもっと彼が踏み込んでくれるか考えて、言葉で行動で好意を伝えていく、モテ男だけど実直さが好感しかないです。
正直1巻完結ではなくもっとじっくり心理も関係性も環境も書いて欲しかったです。そのくらいこの距離や関係が魅力的でした。間男?の関係持つ勇気はないけどキープしときたい…みたいなズルさも、人間らしくて魅力的でした。

この作品でとても好きだったのが、性格の違う二人がひょんなことから出会い触発されて、相手のことを考えて自分とは違う見え方を想像し世界が広がっていくこと。素敵だなと思います。
そして最後には不器用ながらも宗介が気持ちを伝え、縛りがなくルカスの腕に掴まりながらHするの良かったーいくらでも読みたかった笑

0

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