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表題作純情秘書の恋する気持ち

伊崎惣真
35歳,経営企画部長
山田葵
25歳,秘書室所属で伊崎に憧れている青年

その他の収録作品

  • デキる部長の最後の恋
  • あとがき

あらすじ

秘書室所属の葵は、憧れの経営企画部長の伊崎に、
ある日仕事のお礼に個人的な食事に誘われたことから……?

作品情報

作品名
純情秘書の恋する気持ち
著者
名倉和希 
イラスト
佳門サエコ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403524387
3.3

(38)

(3)

萌々

(14)

(17)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
124
評価数
38
平均
3.3 / 5
神率
7.9%

レビュー投稿数8

ちょっと強引すぎるかな

タイトルの通りです。名倉さんが書く攻めは、変態だけどかっこよくて優しくてたまにちょっとヘタレ、でもスパダリ紳士みたいなのが多いんだけどこの話の攻め(伊崎部長)はスパダリ紳士というよりわがまま強引攻め?みたいに感じました。読んでいてオイオイ強引だなあと思うことがしばしば。あと言葉使いがちょっと偉そうでそこがマイナス。ドS攻め?なのかなんなのか、私は冷めてしまった。好きな人は好きだろうし人それぞれだと思うけど、葵が大事ならもっと優しくしてやってくれよ〜とモヤモヤしましたね!

0

デキる部長と純情秘書の恋(⌒‐⌒)

思えば、雑誌掲載にて読んだこちらが、名倉先生との初めての出会いかも。

受け様の葵は、新入社員として入社した会社で、先輩にいやがらせを受け体調を崩して辞めた経緯を持つ。
今の職場では、データ解析と書類作成を得意とする秘書として奮闘し、かわいがられている。

攻め様の伊崎は、部長待遇で引き向かれてきたデキる男。

実は葵と伊崎は前職が同じで、伊崎に助けてもらったこともあり、その時から伊崎に恋をしていた葵。
伊崎の役にたちたくて、伊崎からの仕事の依頼には気合いをいれて頑張っております。

そんなある日、お礼をしたい、と伊崎から食事に誘われて。
楽しく食事をしたけど、次回のお誘いは断った葵。
その理由に納得して、その時は引き下がったけど、しっかり口説く気満々の伊崎ですよ。
紳士なハンター( ☆∀☆)

酔っ払った葵が、かわいくて楽しくて、こりゃ〜伊崎ってばお酒勧めちゃうよなぁ。
お持ち帰りされた葵が、朝になって伊崎と2人でくっついて寝てると理解した時。
掛け布団ごと起きたら、伊崎に寒いよ、と言われ、謝りつつ掛け布団とともに伊崎の横に戻るって(≧▽≦)
静かにテンパってる素直な葵に笑いました。

伊崎の為に危険も顧みず動いていた葵に対して、心配のあまり叱りながらの伊崎の性急な告白。
いいなぁ、茶目っ気もあり強引さもあり。


書き下ろしでは、恋人となった葵がかわいくて、同棲に持ち込みたい伊崎のウキウキにやにやぶりが楽しめます。
食事デートの後、我慢できず暗がりに引き込んでキスしちゃったのを、部下に見られていた事に気付いた伊崎が、口の前に指を立てて『内緒』のサインを送るんですけど。
ギャーーーσ(≧ω≦*)
そんなんデキる男にされたら、悲鳴ものですよ!!

前の会社で葵を辞職に追い詰めた先輩に再会した上に、ストーカーされ心労する葵でしたが、伊崎との仲直りエッチは盛り上がってました(///ω///)♪


イラストは佳門サエコ先生。
男っぽい色気のある伊崎と、純情かわいい葵が素敵でした。

1

ほのぼの王道

イケメンエリート溺愛攻め×控えめでピュアな癒し系受けという王道で、さらっと楽しく読めました。

でも、ときどき受けの言動が古い少女漫画のヒロインみたいに感じてしまうことがあって、そこが微妙に受け入れられなかった……。

憧れの人である攻めから食事を誘われるも、これからどんどん膨れ上がるに決まっている恋心をずっと隠し通す自信はないから、食事は一度だけ応じてそれを一生の思い出にし、それ以降は社内メールのみで仕事面で陰のサポートをしていきたい、直接会わないという決意を受けはするんです。
まるで電信柱の影でこっそり見つめてるだけで満足してるような何ともいじらしい決意。
ここは好感が持てました。

だけど、攻めからそっとキスをされたシーンで
「いま、伊崎部長になにされようとしていた?まさか、ままままままま、まさか、キス?まさかのキス?嘘だよね、だれか嘘だと言って。そんなことありえないって!」
というくだりが、男性感皆無というか古き良き乙女感満載で、読んでて思わずムズムズしました。

そして防音って何?レベルの全てが筒抜けアパートで目隠しエッチをおっぱじめて、初ドライまで経験して派手に喘ぎまくる受け。
これはきっと、近隣から苦情が殺到→恥ずかしくてアパートにいられなくなる→僕のマンションに引っ越しておいで(しめしめ)という攻めの外堀作戦の一つかと思ってたら、外廊下にいる当て馬に聞かせるだけだったとの事でちょっと拍子抜け。
あんなに派手な嬌声を周囲に響かせながらも、その後も素知らぬ顔をして安アパートに住み続けている受けは、意外と強心臓だなと思いました。

攻めは仕事が超できるエリートなんだけど、後半になるにつれ溺愛ぶりにタガが外れかかってる感が加速していて、そこはなかなか良かったです。

2

甘くて、時々笑わせてくれる

上司に対する初心な恋心がさらりと書かれていて実に読みやすいお話でした。
結構シビアなシチュエーションがたくさん出てくるんですよ。
会社でのいじめで体調を崩して退職するとか、創業者一族が幅を利かせていた過去のある会社に役職付でヘッドハンティングされた場合のやりづらさとか、顧客名簿の持ち出しとか、同時収録作品ではストーカー被害とか。
でも、全然ドロドロしないの。
主人公の葵が『自分の窮地を救ってくれた憧れの人』である伊崎部長を必死で想ういじらしさだとか、健気さだとかが前面に押し出されている所為で、シビアな現実に読んでいるこちらが傷つくことなく読めます。

ただ、あまりにも物事が上手くいきすぎて、個人的にはちょっと物足りなさもありました。
私は、名倉さんの『愛に目覚めて~』とか『始まりは窓~』とか『恋をするにもほどが~』とかが大好きなんですけれど、あの破壊力を期待した所為もあるかも知れません。

でも、酔い潰れたために伊崎部長のマンションにお泊まりしてしまった葵くんが、部長の「恋人はいない」という言葉を「ゴミ箱に長い髪も落ちていなかった」という事実で確認する所は、ちょっと吹いちゃった。恋愛初心者なのに、何を確認しているんだか!
あと、超スパダリのはずの伊崎部長が葵を愛するあまり、どんどん変態チックになっていく所とかも。
この手のおとぼけをかましてくれる名倉さんが好きです。
大変和みました。

0

愛される純情秘書、萌え!

乙女の夢のど真ん中を行くようなお話でしたね。
伊崎部長素敵です!

恋愛初心者の真面目で一途な葵。憧れから好きになった伊崎と転職先の会社で再会。

転職先で真面目に伊崎の仕事に取り組む葵。
仕事のお礼に食事をすることになりますが一度だけときっぱり次の誘いを断りひっそりと恋していこうとする葵。

葵を溺愛する室長と部長の冷たい火花。

大好きな伊崎にじっくり口説かれ恋人になり何もかもを教えてもらう葵。はぁー!たまりません。

葵が酔って心の声が言葉になってたのもいいですね!

頼りになって最後の恋人と言われ全力で守ろうとしてくれて。
老後の将来設計まで!
過干渉で過保護で囲いこむ伊崎とそれを愛情と喜ぶ葵。いい相性ですね。

後半の寺西事件はこちらもしんどかったです。そこに久保田に伊崎との関係を知られていることがわかりパニックになって。職場で変な噂をたてられるトラウマを刺激します。
寺西はどこまでも葵を苦しめますね。
結局伊崎が寺西を撃退してくれますが寺西の動機がまさかので。

週末も連休も思う存分伊崎の部屋でイチャイチャしてちょうだい!そしていつか同棲できるといいですね。

2

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