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表題作ワークデイズ

王子沢恵・ 総合商社食品部販促課勤務
榊孝美・食品会社開発室勤務

あらすじ

総合商社ナノ・ジャパンに勤める王子沢恵は出張先で、真面目で頑固だがどこか可愛げのある男・榊孝美と知り合う。同じ契約先を争うライバル同士だったが、榊に惹かれた王子沢はそのことを隠し通す。が、出張から戻って出席した異業種交流会でふたりは偶然にも再開し…

作品情報

作品名
ワークデイズ
著者
榎田尤利 
イラスト
高橋悠 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
ソリッド・ラヴ
発売日
ISBN
9784813010050
3.5

(18)

(3)

萌々

(6)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
63
評価数
18
平均
3.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数4

王子沢おめでとう!!

アズマリシリーズで当て馬だった王子沢…。
私は君の幸せを望んでいたんだよー!というわけで
本作で満足しました♪

ポジティブすぎる性格の王子沢と
ツライ過去の経験から、何も期待しない、信じない主義の榊が
相反しながら惹かれあう…。
こういう展開、大好きです!

そして、自分のせいではないのに
次々と揉め事に巻き込まれる榊…。
それを助ける王子沢。
鉄板ですが嬉しかったです(笑)
そうでもしなきゃこの二人は恋に落ちてくれないでしょうし。
(榊なんか特に)

酔っぱらって色々吐露しちゃう榊が可愛かったですー!
普段は律儀で真面目すぎて仕事人間なのに!!
いいんだよ、うん、王子沢には全部委ねちゃいなと
酔いつぶれたシーンではつい一人で「どわー」と悶えてしまいました。
ツンのギャップって本当に破壊力ありますよね。
どうしようかと思ってしまう。
(どうもできないけど)

両語りが不評のようですけど、
私はそんなに気にならなかったです。
どちらの気持ちも把握しておいた方が
なんとなく安心して読めるので…。
ハラハラして先を急ぐように読まなくてもいいし。

「マァイ・ペン・ライ」というタイ語は、
沖縄の「なんくるない」のような意味の言葉で
後半工場に出向いた榊が口にしたのが印象的でした。
今までそんな事言うような人間じゃなかったのに。
でも、そんな風に肩の力を抜いて
これからは王子沢と幸せに生きてほしいです。

しかし…何と言っても榎田さん特有の言い回しが最高です。
このお方、なんでこんなに面白いんだろう。
毎度の事ながら、例えとかいちいち笑ってしまうのに、
心情の描写ではきゅうぅぅとさせてくれます。
改めて素晴らしい作家さんだと思いました。
どの作品も榎田さんテイストが溢れていて中毒になります。本当に。
一生懸命コンプ中なんですけど、あと一息…。
頑張るぞ!(決意)

3

シリーズ番外編

『ソリッド・ラブ』『レイニー・シーズン』『オール・スマイル』と、三作続いた吾妻&伊万里シリーズの番外編です。番外編にして完結編かな。
ついに王子沢が主役になりました!
シリーズ本編では、最強の当て馬として私のハートをがっちり鷲掴みしてくれた王子様、もとい王子沢。
吾妻くんに長い片思いしてた彼ですが、やっとシアワセを見つけてくれて、嬉しいような。親友に片思いしてる男のストイックさに萌えてた私としては少し寂しいような、微妙に鬼畜な気分ですw

相手役はライバル会社の榊。クールビューティなメガネ受けです。パッと見では吾妻とは180度違うタイプなんだけど、内面的にはどこか似てる部分もある。
タイで出会い、惹かれます。

ちょっとタイの描写がくどかったかなァと思う。外国を舞台にしてるから仕方ないんだけど、観光案内的な部分や習慣案内的な部分での描写が長くなると、『そんなもんいいから早くラブを見せてくれ!』と、お預けくらった犬状態になりました。
それだけにキスシーンまでたどり着いたときには、王子沢と一緒になって榊の唇を貪ってる気分でハァハァしました。
これからの王子沢に幸あれ。

本編三作と番外編一作のこのシリーズですか、とても読みやすくて面白かったです。
愛とユーモアと前向きなメッセージに満ちみちた、榎田尤利さんらしい作品だったと思います。

1

アヅマリシリーズ番外編

総合商社ナノ・ジャパンに努める王子沢恵は出張先のバンコクで同じ契約をめぐるライバル会社の社員、榊と出逢った。
真面目で頑固、だけど不器用な榊は王子沢の正体に気づいた様子はない。
一目で気に入ってしまった榊との時間を壊さないように、王子沢はバンコク滞在中このことを隠し通す。
けれど日本に帰って、最悪のタイミングで再会してしまった二人。
一気に冷たくなった榊の態度に焦る王子沢だったが……

アヅマリシリーズ番外編。
ついにやってきました王子沢の話。
お話は王子沢と、榊の一人称が交互で語られていきます。
王子沢視点で吾妻との会話はなんとも切ないです。
が、正直この作品は一人称よりも三人称で読みたかった気がします。
それか一人称にしても榊だけの視点でお話を進めるか。
視点がふらふらするためなんだかどっちつかずになってしまった気がする。
榊の抱えている事情とか、一人で無理をして抱え込む性格とかそれを助ける王子沢には存分に萌えたのに。
なんかもったいないです。

あ、あと二人が両思いになったあとの急展開には少し驚きました。
BL的にえろは必要??でも正直ちょっと浮いてるような気がしないでもない。
とりあえず最後までしなくてもよかったんじゃないかなあ。
だって王子沢、吾妻の隣ではあんなに耐えたのに(や、それは伊万里がいたからだと言ってしまえばそれまでですが)

アヅマリのその後が見えたり、王子沢が報われたって意味では番外編としては成功していると思います。
でもこれ単体で見たらちょっと物足りない。
結局すべてそれにつきる気がしました。

0

まってました王子沢編

アズマリシリーズ番外編。
王子沢の恋のお話が入ってます。

吾妻に振られた王子沢がどんだけ落ち込んでるかと
わくわくしてページをめくったのですが
王子沢のお相手となる榊のモノローグからスタートで拍子ぬけw
榊と王子沢の両方の語りで物語はすすむのですが
吾妻に振られてからすでに2年も経過しているということで
なんというか完全にふっきれてたましたwww
もっと王子沢がズタズタになってればいいと思っていたものですから
ちょっと残念でしたw
やはり王子沢はバランス感覚がよくてつかみどころがない感じ。

商社らしくタイへの海外出張での出会いで
国際的な雰囲気たっぷりで、しっかりリーマンLOVE
お互いの生い立ちなんかは若干重かったかな。
ベッドインもなんとなく性急だったかな。

このシリーズって、わりとトントンとテンポよく読めるんですが
今回は、ちょっとタイのくだりが長かったかなぁ~w

それと榊と王子沢の両方の側面の語りは、よかったような悪かったような・・・
けっきょく、どっちにも感情移入できなかったなぁ。

どうせなら、吾妻からみた第三者語りしてくれてもよかった。

吾妻とはまったく別のタイプを好きになるという王子沢はいいのですが
ノンケ×ノンケより、王子沢には真性がお相手でもよかったかも。

0

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