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表題作背徳の夜の薔薇

的場伊織・会員制クラブオーナー
深谷敦(暁臣)・高校3年生

あらすじ

禁断の遊戯に酔い痴れる高級秘密クラブ『K』に迷い込んだ敦。美貌のオーナー・的場に囚われた敦は官能の夜に溺れていく…。 ☆雑誌小説ラキアスーパーエクストラvol.2プチエピソード掲載著者:バーバラ片桐イラストレーター:高座朗

作品情報

作品名
背徳の夜の薔薇
著者
バーバラ片桐 
イラスト
高座朗 
媒体
小説
出版社
ハイランド
レーベル
Laqia super extra novels
発売日
ISBN
9784894862777
4

(5)

(3)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
19
評価数
5
平均
4 / 5
神率
60%

レビュー投稿数2

まさに攻様!!

都会の攻様が田舎出の純粋なヒヨヒヨした子を快楽に溺れさせていくというまさにザ・攻様!!なエロエロ話です。
衆人前でのエロプレイショーに、ソフトSMまでもうエロてんこり。

純粋で素直な敦は、上京したきり連絡の取れなくなってしまった兄を捜しに冬休みを利用して東京へとやってきます。
色々調べてみたものの手がかりは「K」という店の名刺1枚のみ。
僅かな望みを胸に敦はKを訪れるのですが、会員制クラブで未成年の彼が入れる様な店ではなく困っていた所をスキャンダル誌記者から店員に変装し店内をカメラ撮影してきてくれる様に頼まれ、兄を捜す為ならとそれを引き受けます。
しかし店内へと入ったのも束の間、直ぐに敦は店のオーナー的場に見破られますがその的場がまさに”攻様!!”と呼びたくなる程に見事に攻め様な男なんですよー。
そのお仕置きとして客達の前で椅子に固定され数人に嬲られたあげくに的場に犯され「イカせて」とお強請りまでされショーの見せ物とされちゃうのです。
充分エロエロですが、この時点でまだ60ページですよ!

懲りて一度は店から離れた敦ですが兄の消息は以前不明。
かといって店にはもう行く気にはなれず居た敦は上品な青年に声を掛けられ慣れない酒で前後不覚に酔っぱらいます、その男はKの客で敦をショーで見て知っておりホテルへと連れ込もうとしますが、的場がこいつはうちのお花ちゃんですから、と取り戻します。
どこまでも攻様ですよーーー的場!!

結局、敦は半ば強引に的場のマンションで暮らす事となり、またKのフロアで働く様になります。
的場はショー以外の場では敦には手を出しません。
快楽に流されている自分を知りながらも矜持を保とうとする敦、けれど的場の姿を見るだけで彼に魅かれている己も自覚しています。
客の悪戯に耐えきれず店のトイレで涙ぐむ敦を的場は抱いてくれるのですがその天井にもカメラが!!どこまで攻様なのか!的場!
ちなみにトイレ内エロはシャワートイレ大活躍で、アナルに加えて乳首も水飛沫でうりうりしてます。
どこまでもエロを追求するバーバラさんにはもう尊敬の念さえわいてくるです。

話前後しますが敦はKで的場から「暁臣」という源氏名を付けられているんですが、これはかつての的場自身の源氏名でもあります。
そして少しずつですが敦がかつての的場に似ていた事や、その頃に的場の恋人で彼を仕込んでそして捨てた男が居たという過去が分かり更にその男はそれからガンで亡くなったと知り、敦は自分が的場の傍に居る意味が段々分からなくなっていきます。
そんな時、敦の兄が的場のかつての恋人がやっていた店Mに居るとの情報が入り、的場は敦と連れだって会員制クラブMを訪れます。
Mの現オーナー千晴はかつて暁臣だった時の的場をも知っており、元恋人を裏切ったと敵視、その口車に乗せられまたまた敦はこの店でもショー出演しちゃう事に。
Kよりも更に過激なショーが売りのMでのお相手は千晴。
アナルバイブ入れられたまま鞭で打たれ、蝋燭プレイの途中で本気で敦は怖がって泣いてしまい、そこに的場攻様来ましたーーー!
彼の手からなら蝋燭さえ快楽に感じる敦はもう快楽に陥落。

しかしそこでずっと探し続けていた兄がついに姿を現します。
長年、弟への禁忌の想いに苦しみ耐えてきた兄としては半期繚乱になるのも分かる気がします。
最後は意外にほのぼの、傷付いた的場を見て医者になるという強い決意も抱きかなり精神的に成長していてこれからいいカップルになるんじゃないかなって気がします。

そしてあとがきが濃ゆかったー、そしておもろかったー。
いやしかしエロだくでしたー。一ヶ月位エロ読まなくても平気な位エロ充電したですよー(でもまたすぐ読むであろう。
おそらく初ウォシュレットプレイじゃね?とかも入れてもう神で!エロ神様評価です。

高座さんの絵柄は多少癖がありますが、これ位アクが強い方がバーバラさん作品には合うと思うのですなー。

2

お好きな人には…。

ライトにエロものを楽しみたい方にはお勧めです。
バーバラ片桐さんは初めて読んだんですけどね。

拘束、羞恥、衆人環視、SMプレイ…となんでもアリな秘密クラブが舞台なんですが、エロス描写はサラッとしています。山藍紫姫子先生のようなネットリしたイヤラシサはない。
それが物足りなくもあったんですが、文章はきわめて読みやすいので、エロいの読みたいが重厚なのイヤだわ!という方にはおススメ。

さて、ワタクシの注目!は高座朗先生のイラストですね~。
表紙も「うぉ…!」なんですが、中のイラストも大変スバラシイ!立ちバックなんて、思わず唸ってしまった。こういうエロものでイラストがチグハグだと萎えるもんですが、これはなかなかです。
エロくもライトなイラスト、ぴったりだと思います。

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