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大好きなわたなべあじあ先生の初コミックスです。
2003年発刊なので18年前の作品なのですが、あじあ先生らしさが既にありました。
惜しいのは全てが短編な事です。でももっと読みたいと思わせる所は流石でした。
私はあじあ先生の可愛い受けの男の子と、格好いい攻めの男の子や男性が大好きなのですが、これでもかと堪能出来る一冊でした。
そして作品の間に入ってるあじあ先生の個人紹介ページ?の「熱帯アジア奇行」が面白くて、色々な面が知れて面白かったです。
短編がたくさん入っている単行本デビュー作……です。
デビュー作なので、もちろん絵がかなり残念なことになっていますが、どの漫画家さんも同じだと思いますので、そこはちょっと多めにみなくてはならない……と思います。
それにしても、かなりこの作者さん、変な人だ……というのは作品を読んでいる段階で十分に伝わってきてるなあと思います。
物語としては、幼馴染みと自分の双子の妹がお神楽を踊ることになり、複雑な気持ちになっている双子の兄の話や、縄師になりたい、という幼馴染みにいいようにされているうちに気持ちがよくなっちゃう人の話だったり……と「実は好きだったんだけど……」的なとてもBLの王道な話が多かったです。
なので、絵はプロになりたてなのでイマイチ、話も短編が主なので深いところまで書き込めてないのでイマイチ……なのはデビュー作なので仕方がないと思いますが、いわゆるそういうところまで含めて王道! という感じでした。
正直なところ、どうしてもこの作者さんが好きで、デビューしたばかりの頃の作品も読んでみたい! という人でない限りは、残念ながら正直、あまりオススメしません。
ほんとに1冊目とは思えないほど濃い内容です。あじあさん、むっちゃ思いっきり趣味に走ってます(笑)。
絵は今の絵柄と比べるとちょっと違いますが、それでも綺麗です。
エチの描き方とか、肌感の出し方とかはやはり新人さんっぽい感じですが。
表紙のカラーの使い方は、和モノなんですが、ちょっとパステル調で淡い感じがいいですね。
表題作からの二人ですが、お話の雰囲気とよく合ってる気がします。
私は表題作が一番好きでした。
長い間の片思い、という設定も好きですが、受けの子が健気で一途なのが○。
他には「金曜日のライオン」も好き。
高校生のクラスメート同士のお話です。
ちょっと切ない系が私のツボでした。
ハズレがない安心のあじあ印エロ、って感じの短編集です。
初コミックとは思えない、クオリティの高い絵です。
可愛い受け、変態ぎみのエッチ、なんだかんだあってもラブラブな主役カップル、あじあさんのエロが好きなら間違いなく楽しめる作品だと思います。
ただ、エロ気分がノッてないときに読んでも萌えないんだな…というのを今回思いました。
面白いのに萌えがこなくて、あれっ?て感じ。
エッチな場面を読み流してたら、いまいちストーリーがないなァ…と。
もっと気分がノリノリなときに読まねば…と反省しつつ読了しました。
初とは思えない~w
SM、保険医、オヤジ、教師、メイド服、本当にいろいろなあじあを見せてもらいました。
でも、一番おもしろかったのは、「熱帯アジア奇行」本当に爆笑www