日本最大級のハイブリッド書店
社内の派閥の関係で、大阪から東京へ飛ばされた篤也。
篤也は生粋の関西人で、東京の流儀に馴染めません。
おまけに仕事では後輩の浩明とコンビを組むことになり、
彼の態度や標準語にもイライラする日々を送ります。
お互い気になる存在なのに、
意地や気遅れ・コミュニケーション不足で、
どんどん擦れ違ってゆく二人。
標準語を話す奴なんか信用できるか!と、浩明を認めない篤也。
心を開かない篤也に焦れながらも、
年下だからか?強く出られない浩明。
この二人の戸惑いやじれったさが、萌えます。
じれったいのが好きな方にはおススメ。
そんなぎくしゃくとした関係の二人の前に、
篤也と同じ関西人の多田が現れ、事態は急展開……
この当て馬である多田が大変、魅力的です。
関東に移動させられたコテコテの生粋の営業マンの苦難と、彼を慕ってる部下の関東人の恋のお話です。
私は関西人なんですが、『そこまで文化的カルチャーショックはないやろ』って部分を書いてるのが面白いですねw関西のお笑いタレントも小説家も、関西の土地柄を誇張して言ったり書いたりしてる面があるんだよねー。(といっても、関西人じたい、その誇張を楽しんじゃってるんですがw)
ストーリー的には、もう一捻り欲しかったかなァ。
部下の関東人の一途さと、脇役のゴーマン男の多田が良かったです。