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表題作蜜月~Honey Moon~

久我貴博,由生の元家庭教師で姉の夫,青年実業家
小早川由生,貴博を忘れられない大学生

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  • あとがき

あらすじ

妾腹の子として俯きがちに生きてきた由生は、高校生の時に初めて優しくしてくれた家庭教師・貴博に恋をした。姉の婚約者だった彼を忘れる約束で一度だけ抱かれるが、姉の失踪で再び彼に会う事に…

作品情報

作品名
蜜月~Honey Moon~
著者
雪代鞠絵 
イラスト
片岡ケイコ 
媒体
小説
出版社
雄飛
レーベル
アイノベルズ
発売日
ISBN
9784902543001
2.3

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
3
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

英国?BL。

片岡ケイコ先生が好きなので、旧版を選びました。初読みでこれを読んじゃって、実は一瞬萎えかけた…。たまたまこれが合わなかっただけで、積み本の中にはドストライクがあるだろうと信じております。初読みの印象が芳しくなくても、後でメチャクチャハマった作家さまは数知れずですから。ま、その逆もよくあるよね…。

BLあるあるネタの一つとして、受けの姉妹と結婚した相手が実は受けのことを狙っていたっていうのがありますが、説得力を持たせるのが非常に難しい設定なんじゃないかな〜。攻めが当初無自覚だったらキャラ次第で展開のしがいがあるけど、そうじゃなければただの偽装結婚ですもの…。そこらへんが作家さまの腕の見せどころでしょうか。

本作は日本人なのに英国で貴族ばりの生活をしている攻めなので、意図的におとぎ話っぽいラブロマンスを演出しているのかと思いますが、かつて一度だけ二人の間に身体の関係があったにしろ、受けに薬を盛ってイタズラする攻めの行為を正当化させる根拠が疑問。読んでいる側は受けが未だに攻めに思いを寄せているのがわかっているので合意として読めますけど。

このお話の見せ場は意識がない受けを凌辱するシーンでもあるので、そういうプレイに萌える方にはピンポイントかも。

受けの由生も年の割には意志薄弱でなんだか幼いし、一方的に攻めの久我から優しく求められて恋愛ごっこに翻弄されるているだけみたい。由生の姉もヒール役として生かされているような、いないような…。

新装版は未読なので、本編自体に改稿された部分もあるのかもしれませんが、どうも恋愛だけに縋って生きるような受けは苦手みたいなので、この手のカップリングは個人的に萌えないわと思った次第でした。

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