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花嫁は純潔を奪われて…!?
作家さんで1番好きなのが雪代先生なのですが、この作品はその中でもトップレベルに好きです。
まず、舞台は有栖川家での日常なのに、読んでて飽きることがないです。あと、水晶の日々の努力が報われていく過程がかなり好きです。何より読んでて楽しい。
私は、攻めが最初に感違いなどで受けを嫌って酷い事をした後の甘々展開大好物なのですが、この作品はまさにそれでした\(^o^)/最高
特に、水晶の卵焼きを食べてもらえてなかったシーンとか、切ない!と思いながらも、こういうシーン大好き!と思ってました。笑
極め付けに、誉が投げつけた書類を水晶が雨の中持って待ってたシーン…>_<…あのシーンは悶えました!女中も味方になってくれてたとこなんて、涙出ちゃいました。。
その後、誉が看病するところなんてもうっ…(//∇//)笑
こういう、攻めがとことん酷いことをする展開って最近少ないですよね。やっぱり「酷すぎ」とか言われちゃうのを恐れてる作家さん多いのでしょうか?でもそうじゃなく、酷い仕打ちからのデレが最強に萌えるんですよね!(基本的に攻めは何でもしてくれてOKなタイプですw)雪代先生は絶対期待を裏切らない!
ビューティフルサンデーといい勝負なのですが、こっちの方が萌えたかな?
欲を言えば最後監禁SMっぽいことしてるシーンがありましたが、もう少しじっくり描かれた方が、必要性感じるんじゃないかなぁって思いました!でもかなり萌えたシーン多かったので、神以上の評価です!雪代先生にはもっっっと沢山こういう作品出して欲しいですね!
令和も7年経ち、価値観も変わりつつあるなか、最近は無理矢理とか俺様すぎる作品を昔ほど楽しめなくなっていました。
16年前の作品で、かつ序盤はあまりにも無理矢理で水晶が可哀想で読み終われるかな…と思いましたが、ただの可哀想な受ではなかった!し、傲慢な俺様攻ではなかった!
水晶はかけおちした姉の身代わりで女性のフリをして有栖川家に嫁ぎ、最初は本当に冷遇だし心にも体にも酷い扱いをうけます。でもここで心が折れたり快楽堕ちしたりする受ではなく、自分ができることをやって姉が帰ってきた時に誉さんと少しでも心地よい関係になってほしいと、健気に頑張るのです。
可愛らしい見た目に反して芯が強く意外と冷静に状況をちゃんと判断して周りに馴染める、すごく応援したくなる受でした。
そんな水晶の頑張りに最初は関心を示さず余計なことをするなと冷遇していた誉さんですが、あるきっかけを機に徐々に心を許します。それがなんというか、構いたいではなく構って欲しいというか。誉さんは人に愛されたことも愛したこともないから、愛し方愛され方がわからなくて、でも水晶には構ってほしいというのが徐々に現れます。
あんなに冷遇してるのに抱きついて眠ったり、風邪の看病をおっかなびっくりしてみたり。
極め付けは水晶に好きだと告げた時、ズタボロになった誉さんが言う「慈悲をくれ」「愛してるんだ」というセリフです。本当にキラーワードでした。なんでもできる、立場も見た目も立派な一人前の男が弱って縋るのがすごく、グッときました。
肉体関係的には受ですが、心を抱いているのは水晶の方なんだなと感じました。
序盤に感じた可哀想な受は大きな懐で攻を抱きしめる受に、傲慢な俺様攻は愛し方がわからないけど愛したい不器用な攻に印象がガラリと変わり、その瞬間にとても心が動かされました。
こんな出会いがあるからBLって素晴らしいですね泣
まだ読まれてない方は是非!
取り敢えず、裏の内容説明からして美味しそうだったので購入したのですが。
なかなか美味しかったです(笑)
攻めとの関係のありかたもまずます。個人的に女中さんたちが好きです。
ああいう話だと、女中たちとかは冷たかったり…っていうのが王道だと思うのですが、とても受けに優しい人たちでした。
何気に攻めも冷徹にはなりきっていなかったですね。割とずるずると受けに惹かれていってて…、できればもう少し冷徹さが出て、それでいて受けが怪我をしたときにね!熱を出した時にね!ああやって優しく…というかどこか忙しなく?していてほしいですww
刺された時も、ああやって工藤先生と行け、って言わずにもう少しなんかひねりがほしかったなぁ…。っていうきあ、ああいう時は受けが攻めを守って…の方が好みかも。だって攻めが倒れたらあとは何にもないじゃん、ああいう場合。
最後の漫画と小説の組み合わせがよかったです!
もうまんまと攻めは受けに夢中ですね!
大概この手の話の攻めは、懐柔?されてヘタレというかなんというか、そうなってしまうので、できれば冷静さというか不器用さをもっと残して欲しいな。
でもま、買って損したー!っていうのはありませんでした。
個人的には美味しかったので、大体の人は満足できるかと。
やはり少年は犯されてなんぼだと思うわけですよ((ノェ`*)っ))タシタシ
19歳が少年かといえばギリギリオーバーな気はしますが
表現が少年くさければセーフととらえる。もこデス。
最近のBLはわりと甘めの作品が多いのですが
この時期、この作家さんの作品は
至極ひどく少年が犯されてしまうのです。
少々暴力的に、薬なんかつかて淫らに!!
毎日の夜のお勤めでけだるいなんて、なんて素敵w
・・じゃなかった。
姉が結婚するはずだったはずの男のもとに
知らされないまま嫁がされた受。
姉が戻ってくるまでと腹をくくり、よい妻を演じることにした。
しかし、知らされた現実はひどく残酷なものだった。
攻が幼少期どのような仕打ちをうけたのか
故に、こんな歪んだ性格になってしまったのねと思うタイミングでの
不幸な知らせ。
ここで攻をそしる受の心情は、やっぱり過去の話なんて忘れちゃってたのかしら
と読み手としては寂しくなった。
ま、横暴に連れてこられた挙句犯されて、優しくしても冷たいんだから
そらまぁ同情はする(苦笑
そんな二人が後半はアマアマです。
べったべたです。
どちらも、わりと幸せな感じじゃなかったぶん
幸せになってくれればいいなと思いました。
問題は後継ぎどーすんの?ですがw
水晶は、妾だった母とともに旧家族の名門の分家であった家を追い出され、北陸の地方都市で、母と二人きりの生活を送っていた。
ところが、母が突然の病気で倒れ、3ヶ月で逝ってしまった。
そんな折り、突然、父から「東京で来るように」と書かれた手紙が送られてきた。
母の死の際にも何の連絡もなかった父だが、父の元に残された姉に会いたい気持ちもあり、水晶はその申し出を受ける事にする。
ところが、東京に着いた水晶が連れて行かれたのは、父の家出もないく、本家である有栖川家だった。
そこで水晶は、有栖川家の次期当主である誉との結婚が決まっていた姉が出奔し、自分がその身代わりとして連れてこられたことを知る。
もちろん、男の身である水晶は、結婚を突っぱねるが、薬を盛られ、手足が自分の意志では動かないまま犯され、水晶の心と体は踏みにじられる。
しかし、前向きな水晶はそんな境遇におかれても、自分にできることを探し始め、戻って来る姉の為にでも少しでも居心地をよくしようと奔走し始める。
そのせいもあり、少しずつ、誉との距離も詰まり始めるが、水晶の発した一言がきっかけで、水晶はひどい折檻を受けてしまう。
というような話。
まぁ、簡単に書くと。
騙されて軟禁される→そんな状況でも前向きに頑張る→少しずつ心の距離が縮まる→失言で全てが台無し→命の危機に遭い仲直り
とまぁ、これまたBLの王道。
でも、こういうの嫌いじゃないです。
ただ、ちょっと話の構成が頭の中で混乱してしまった。
一番出だしが、結婚式のシーンから始まって、かなり鬼畜なエピソードから始まるんですが。
時系列で並び替えると。
①騙して連れてこられる→②前向きに頑張って心の距離が縮まる→③失言する→④監禁陵辱→⑤結婚式→⑥水晶が寝込む→⑦誉の命の危機→⑧仲直り
何ですが。
この⑤だけが急に前に出てて、後は割と順番通りに進んで行って。
⑤が出てくるのって、本の四分の三くらい過ぎた辺りなんで、正直、何でこんなことになったのかよくわからないまま、読み進めさせられていたような気がします。
せっかく心の距離が縮まったんだから、そのままハッピーエンドでもよかったのかなー……? と思わなくも無いです。
④の監禁陵辱なんて、結構酷いことをされてるのはわかるんですが、それをさらっと書かれたので、「別になくてもよかったんじゃ……?」って思ってしまった。
書くんだったら、もうちょっとねちっこく書いてくれた方が個人的にはよかったなー……と思いました(それだとページ数が足りなくなりそうですが)。
設定は好物なんですが、話の構成の順番的な面で、個人的にはちょっとおしかったです。