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面白いな〜〜〜
所々に時代を感じる描写はあれど、そんなの気にならないぐらい面白いです。
攻めが年下、傲慢・俺様なんですが、ワンコ属性もありって感じで、傷つきやすくて周囲に当たり散らし、気に入った相手にも不器用な接し方をしてしまうんですね。こういう不器用な攻めが本当に好きです。なんだか過去に訳ありって感じで、まだ1巻ではハッキリしていないのですが、今後明かされていくのかな? 続きが楽しみです。
受けもただ健気な感じって訳ではなく、結構はっきり気持ちを伝えたり、攻めを拒絶したりして衝突するので読んでて面白いです。
自分の音楽を自由にやらせてもらえない攻めと、かつてピアニストの夢を諦めたものの、いまだに未練のある受け。
二人が交流する中で、その辺りも徐々に変化が起きていくのが読み応えありました。
そして最後の短編が良かった。blではないのですが、かなり面白い短編で、高遠先生の力量を見たって感じでした。
一応芸能界ものなのかな? 攻めが繊細な作品はあまり数を読んだことがないので、今後の展開が楽しみです!
丁寧に書かれた暖かいお話です。
傲慢で我侭なプロのロックシンガーと、控えめだけど芯の強い音楽雑誌の編集者。2人は最悪な形で出会い、次第に仲良くなり、仕事仲間でも普通の友人でもない2人だけの絆を強めていきます。
ただ、恋愛モノとして、カップリングとしての萌えはなかったかなぁ。
互いが大事で居なくてはならない存在になっていくのは読んでいて分かるのですが、何故恋愛になったのかちょっと納得できない感じが…。
綺麗に書かれた作品だけに、10代のときに図書館で借りた本を読んでいるような感じで、どちらかというと、深い友情、友愛とでも言ったほうがしっくりきました。誰にもいえない悩みを打ち明けられる、心細いときに黙って傍に居てくれる、そんな目線で見てしまいました。
激しい情愛でなく、暖かく幸せな気分になりたいときにオススメです。
一言で言うなら、とってもとっても優しい作品で、読んだ後はきっと音楽が好きになります。
主人公の秋広は、一見高校生に見えちゃう童顔の音楽雑誌ライター。優しく心が綺麗だけれど、芯は強く強情な一面を持つ子。
一方お相手のカオルはワガママで傍若無人、でもさみしやがりで、孤独な売れっ子アーティスト。
実はBLの好みで言えば、全然好きじゃない組み合わせなんですが、気付けばこの作品に深く入り込み、読了してから数日たってもずっと余韻が残っています。
2人とも人生で挫折を味わいながら、それでも音楽を愛し、自分なりに向き合っていて、その姿には痛々しさを感じつつも透き通るような潔さも感じました。
お話の中でも特に好きな場面は、声が出なくなり眠れないカオルの為に、秋広がピアノを弾くシーン。
『この世に、こんな綺麗なものが存在するってことを、バカみてぇに信じられる気がするんだよ』
このカオルの台詞を読んで、泣きそうになりました。
絶望の中でも自分の隣にこんな優しいピアノを弾く人が居たら、また秋広にとってもこんな台詞を言ってくれる聴き手が横に居てくれたら、きっとすごくすごく幸せなんだろうなぁ。
ちなみに2巻には、カオルの恩人と、彼とユニットを組んでいたお相手が主人公を務めるお話が入っていますが、こちらの2人の関係も刹那的な美しさ、哀しさがあり、とてもお勧めです。
・・・余談ながら、シリーズを通してこの作品には、名曲が沢山出てきますが、私が特に気に入ったのが、やっぱりバッハのゴルトベルク変奏曲。
秋広がカオルにリクエストされて子守唄代わりに弾く曲ですが、寡聞にしてこの作品で初めて知りました。
作品同様にとても優しい曲なので、これを聴きながらこの作品を読むと、よりゆったりとした気分に浸れます。
高遠琉加さん大好きです。
芸能人な攻めと、音楽ライターの受け。
舞台設定だけ見ると派手なんだけど、ストーリーは地味です。地味というか、じっくりじわじわゆっくりって感じ。なのに、ぐるぐるはしてない。そのすべてが好きです。
高遠琉加さんの小説って、空気感がいつもセピアに感じるんですが、なんでだろう。胸の奥の柔らかい場所を、常に優しく刺激してくれる感じ。すごく心地いいんです。
攻めのもがき方が痛々しい。
まだ10代で、色んなものを背負ってて、才能はあって。彼の感じる焦りやらもどかしさやらがひしひしと伝わってくる。
この攻めが、受けのピアノに癒されてる場面にいちいちキュンキュンさせられてしまう。
受けは受けで、また屈託を抱えてるんだよね。
でも、ぐるぐるうじうじして守られるだけの甘えた受けにしてなかったのが好きでした。
優しい優しい物語です。
必死で生きる二人を懸命に応援してる自分に気づかされる。そんなお話。
面白いと言える作品だと思います!
文を無理に飾り付けていないようなところとか、比喩が納得できやすいので、すごく読みやすい!だけどじっくり読みたいような小説でした。(実際はあまりゆっくりは読めませんでしたが)
読後も温かな余韻に浸れます。
クラシックの世界を諦めきれずに、悩んでいるうさぎちゃんにカオルが言った言葉がすごくジーンときました。
水族館でのシーンはほのぼのしていてすごく気に入っています~
クラゲネタは「へ~」と思いました。
うち、クラゲ大好きなんですよね~♪
カオルが毎回うさぎちゃんを振り回すところはカオルが甘えている子供みたいに見えて、萌え~!です!
なんだかんだ言ったってカオルは未成年らしいところも見せてくれます。
うさぎちゃんのピアノの音で眠ってしまうところはかわいすぎる!
これはリバでもおいしいかもしれないと思いました。
ただビールを飲んでいるところは未成年には見えないな~
ってそれ以前に未成年は飲んじゃいけない~w
「息」もとても気に入っている作品です。女の子が良い扱いをされているところにまずホッとしました。
この話はBLらしいところはないです。
意外に少女漫画っぽいような雰囲気があります。
花凛のやさしい性格にすごく癒されました。
カオルが何かお返しをしたくなる気持ちがすごく分かります。
カオルと花凛は少し似ているところがあって、どちらも本当の幸せを掴んでいない様だからこの二人には幸せになってほしいです!