婚約者のフリ。だけどもっと触れてほしい。

王子様の過剰な愛情

oujisama no kajo na aijo

王子様の過剰な愛情
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
11
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784344841321

あらすじ

財界の超名門御劔家との縁談が急浮上、病弱な姉は卒倒してしまった。重度のシスコンである水貴は縁談相手・御劔恭介の元へ。しかし、殴り込みに来た水貴を穏やかに迎え入れた恭介にその気などなく、遺産を狙う親戚からお姉さんを守るために婚約者のフリをしてほしいと水貴に持ちかける。飽くまでもフリのはずが、甘く重たく愛される水貴は……?

表題作王子様の過剰な愛情

御劔恭介・ワイナリー経営・27,8歳
瀬渡水貴・大学生1回生

その他の収録作品

  • 過剰な愛情は、まだまだ続く

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レビュー投稿数2

ストーカー気質同士

シスコンの水貴(受け)は病弱な姉が意に添わぬ名家の御曹司との婚約を知らされてストレスから入院してしまったことで、その御曹司に直談判に向かいます。
婚約相手・御劔恭介(攻め)はその縁談には否定的でしたが、祖父の遺産の関係で御劔家から姉を守るためにと水貴が姉の代わりに婚約者になることを提案されるのです。

水貴は自覚のある重度のシスコンです。小さい時から入院ばかりしていた姉の世話をするのが大好きで、友人と遊ぶより学校行事より姉の世話を優先してきました。姉に婚約者ができ少しづつ姉離れをしようとしていた矢先、祖父同士が勝手に決めた御曹司との婚約話に水貴の家族は大騒ぎになります。心労で倒れた姉のために文句を言いにいった水貴
は、代わりにしばらく婚約者になり御劔家の関心を水貴に向けさせるという提案をされます。恭介が格好いいのと姉への愛情の持っていき場がなく寂しかったこともあり提案を受け入れるのです。

恭介は御劔家の3男ですが、家からは半ば勘当状態にされています。
御劔家は名家で表面上は仲の良い家族を演出していますが、金にがめつい一族でした。亡くなった祖父の遺産をいかに自分が多く貰うかで戦々恐々としておりとてもぎすぎすした家族です。そんな家族に違和感を感じていた恭介は早々に家族から見放されフランスへ留学を名目に家から出されてしまいます。祖父は恭介に愛する人との家庭を築くことの大切さを何度も語っており、その言葉が呪いとなり恭介の恋愛はうまくいかなくなるのです。
愛情を注ごうとして束縛しすぎ、失敗を繰り返すあまり褒められない恋愛遍歴の持ち主になります。ただ、その時々の恋人には束縛するほど愛情を注ぎますが、いったんうまくいかなくなるとあっさり別れるなど本気で恋をしたことはないようです。
祖父同志が勝手に決めた縁談ですが、履行されなければ祖父の遺産が手に入らないため家族が暴走することと水貴が好みだったこともあって、友人の梶木とその弁護士に手伝ってもらい、遺言の隙間をつき水貴を婚約者に仕立てることにします。


愛情の注ぎ方が行きすぎな二人のラブコメです。
展開的にはちょっと?なところもありますが、お話だと思ってスルー出来る範囲かなと思います。
恭介は水貴のカバンにGPSをつけ常に見守って(監視)るは、分単位でスケジュールを管理しようとするはあまり普通でない愛情の示し方です。
が、水貴も姉を心配するあまり似たようなことをしていたこともあり(これを普通に受け入れていた姉もすごい)束縛されてないと逆に不安になるというこれまた変わった愛情の受け止め方をしています。
まさに割れ鍋に綴じ蓋だと思います。
今度こそと思う恭介は、それでも今までと同じように過干渉になるのですが、形ばかりだとはいえ婚約者としてちゃんとしようとする水貴が恭介のことを受け入れその愛情をうれしいと思い、金さえもらえればどうでもいいと思っている家族のおかげで邪魔も入らずあまりトラブルもなくくっつきます。
もうあまあまです。

水貴と姉は二人ともがシスコンブラコンで、婚約者は本人と両親を口説くより姉弟を口説くことに力を注ぎ、両親もそれをほほえましくみているという面白い家族でした。

二人の協力者兼相談者梶木とその弁護士は二人のストーカーぶりに振り回される一番の被害者だったと思います。恭介に恩を感じている梶木は面白がっていましたが、真面目な弁護士にはひやひやものだったようで、彼らの苦労を想うと気の毒だと思いつつも面白かったです。
二人の重い愛情にはちょっと引き気味に面白おかしく読みました。
ただ、最後の方に御劔家の人たちのぎすぎすした関係に何か一波乱あったらもっと面白かったのではないかと思いました。期待していた遺産が家族には手にはいらないとかザマアな展開があると良かったな。

イラストもとても素敵だったし、さらっと甘々な話を読むにはよいと思います。

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割れ鍋に綴じ蓋?

花小蒔先生の挿絵に惹かれて購入。挿絵が本当に王子でもう最初からメロメロ。カッコよすぎる。なんだけどこの王子、節操という点においてイカレテまして、「おいまて!」と、つっこみ所が多数ありました。束縛がOKな方は大丈夫ではと思います。地雷はあんまり思いつきません。色っぽいお話は量的には普通程度かなと思います。本編190P超+後日談ショート20P弱。

冒頭、サークルの研修旅行から帰宅した水貴が目にしたのは、家族一同+姉の婚約者(佐上さん)+「姉は御劔家の婚約者」という話を持ってきた弁護士。めっちゃシスコンな水貴は「何を言い出す!」と婚約者という御劔恭介の自宅へ押しかけ・・・とお話が始まります。

攻め受け以外の登場人物は
凪子:受けの異母姉。病弱なため、ずっと受けが守ってきた。
梶木:攻めの学生時代からの友人。政治家家系の息子。御劔家のすったもんだを楽しんで見学中。
紳士:攻めの従兄弟。財産獲得攻防に参戦するべく、うざい。 等です。

少しだけ挿絵話。花小蒔先生の挿絵、絶好調です。特に王子、絶品です。束縛魔なんだけど。
また、1枚添い寝する二人の図があるのですが、寝ぼけて ふにゃん とほほ笑む受けの図が最高!!!!花小蒔先生のファンの方は必見です と言いたい~。

***********以下 より内容に触れる感想


この水貴という子が単細胞?単純?よく言えば純粋?な子で、真面目。「一生懸命婚約者の役します!」と宣言。シスコン度合が、攻めの束縛魔な部分とシンクロして、めっちゃお互い合意の上、束縛しあいます。割れ鍋に綴じ蓋なんです。
かたや御劔恭介。ルックスは最高。王子。なんだけど超束縛男。愛情の表し方をはき違えているのですが、一目見て水貴を気に入り、爺ちゃんの遺言「恋人や妻を大切にする」を出し「家庭的な体験をしたい」だのとぬかして、とっとと水貴を押し倒しちゃおうとしたり・・・すいません、ちょっとついていけませんでした(笑)

どうしても苦手だなーと感じてしまったのが、色っぽいシーン。受けが〇ム無しで・・とか中に出して・・とか積極的なんですが、あんまり得意じゃない(そこにこだわる男子っていうのがなんとなく・・)と感じてしまったので、攻め受けの束縛しながらも可愛らしくぐるぐるするお話との相殺で中立にしました。なかなかレビューに難航した作品でした・・・うーん、残念。

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