現代色里艶小噺

現代色里艶小噺
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
38
評価数
9
平均
4.2 / 5
神率
44.4%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784801961845

あらすじ

時代の移り変わりとともに姿を消した、
公認で売春が行われていた地域・俗称「赤線」。

僅かに残る地方の風俗店を津々浦々と巡り
、 体験したことを記事にして生計を立てているルポライターの矢野は
ある日、田舎の旧赤線地区で唯一現存する風俗店を見つける。

いざ記事のネタになるような体験をすべく入店すると、
その店に住んでいる物悲しさ漂う翠から
「僕が してあげようか」と突如声を掛けられ、
驚きつつも興味本位で誘いにのってみるが―――?


「君、ほんと……男を惑わす才能があるよ」

夢破れたルポライター×寂れた遊郭で育った箱入り男子
猥雑さ×ノスタルジックな空間で2人の世界が交差し、
秘められた欲望が色づいてゆく。

表題作現代色里艶小噺

矢野 健太郎(27歳・風俗ライター)
楢橋 翠(17歳・都会に憧れる田舎の風俗店の子)

同時収録作品つなぎとめないでよ

浅野 恒征(大学3年生・高校の時の後輩)
八潮 瑞樹(大学4年生・国校の時の先輩)

その他の収録作品

  • 現代色里艶小噺 後日譚(描き下ろし)
  • カバー下(マンガ2ページ)

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レビュー投稿数2

キャラの背景&関係性が巧みな色艶話

初めて知った作家さんですが、美しくも妖しい表紙の雰囲気と古風な題名に魅かれて表紙買いしました。

★表題作「現代色里艶小噺」全四話+描き下ろし
 B級風俗ライター:矢野健太郎(27)×田舎の元遊郭育ちの純朴黒髪高校生:楢橋翠(17)
→(二年後)
派遣の会社員(29)×東京にある大学に通うオシャレ黒髪大学生(19)

 まず表紙を開くと、レトロで艶めいた雰囲気のある遊郭建物が登場してワクワクします。
 受けはそこで生まれ育った男子高校生であり、無自覚な淫乱誘い受けという設定も素敵でした!
 生まれた家の環境がなせる業で、純朴なのにエッチなことに抵抗がない受けのアンバランスさがエロい!!
 攻めが場末のB級風俗ライターなので、昔の赤線を訪ね歩いている設定にも説得力があります。
 
 攻めは遊郭育ちの男子高校生である自分に価値を見出してくれていると、受けは思い。
 受けは東京から来た大人として自分に憧れを抱いていると、風俗通いに慣れた攻めは思っている。
 そんな見た目のイメージでお互いに惹かれあっていると勘違いして…そんなすれ違いが、もどかしくも面白いです。
 でも読み進めていくうちに、このカップルはお互いに出会うべくして出会った運命の相手だと思いました。
 一般的な価値観で見ると攻めは、収入が安定していない貧乏ライターで未成年に手を出すダメな大人ですからw
 しかし攻めがそんな自分のリアルライフを美化せず、ちゃんと受けに見せたのは好感を覚えました。
 また二年後に真面目な受けに感化されたのか、ダメな大人だった攻めが会社に就職して関係性が変化するのもポイント高いです。
 元遊郭という泡沫の鳥籠から放たれた受けを逃さないよう、自分で環境を整えて同棲するまで持っていった攻め…立派でした。
 あとサブキャラで、カップルを補佐する役割の隠れオネエ:神崎雅人(27)の立ち位置が素敵です!
 もしも神崎さんのサブストーリーがあるなら読んでみたい、と思うほどに惹かれました。

♡エッチシーン
 全四話でそのうち三話+描き下ろしで、それぞれ数ページのエッチシーンが挿入されています。
 いつもは清純な黒髪受けが、エッチシーンでガラッと淫らな誘い受けに変わるエロさ!
 攻めがエッチ慣れしており、受けに教えながらリードしていく場面もエロい!!
 さらに作画が安定しているので全身が描かれるシーンが多く、おかげで体位も明確で解かりやすい。
 修正はペニスの輪郭線を取ってかつ雑な白線消し、だが汁描写はしっかりめでアナルは修正なし。
 攻めと受けは共に細いですが体格差があって、乳首は受けのみに描かれていて艶があって萌えます!
 下着やアナル開発など…少しフェチ要素もありますが、好きな人には堪らない要素でしょう。
 

★同収録「つなぎとめないでよ」全三話
 監禁攻め黒髪大学3年生(同じ高校の弓道部後輩)×ビッチ受け大学4年生(同じ高校の弓道部先輩)

 優しい至れり尽くせりな環境下で受けが監禁されるシーンから、まずスタートです。
 受けがろくな家庭環境で育たなかったから、人が信用できず愛されていても信じない性格。
 その反面でつき合った相手への依存度が強くて流されやすく、社会的にアウトローな環境であっても従がってしまう。
 後輩攻めはそんなフラフラ不安定で本位の見えないエロい先輩を、己の元にどうにか繋ぎ止めたい。
 基本的にいい奴な攻めは、高校生時代から恋してた受けにずっと振り回され…衝動的に監禁する。
 最後はお互いの想いのすれ違いが解消してラブラブになりますが、表題作に比べると掘り下げが弱いですね。
 衝動的に監禁する攻め×ビッチ受けのカプの共依存関係が苦手なので、神寄りの萌×2評価です。

♡エッチシーン
 全三話すべてで、それぞれ数ページのエッチシーンが挿入されています。
 フェチ要素は監禁&首輪つきセックス、でも受けが積極的で嬉しそうなので悲壮感はありません。
 

1

淫靡な色街に咲いた純情少年!

サトニシ先生はリブレの18禁アンソロジーで濃いエロを描く作家さんって印象が強いです。
本作もイメージ通りエロは濃ゆいですが、表題作も同時収録も、設定のひねりや、キャラの特異性がオリジナリティーいっぱいで、かーなり読み応えがありました!

●「現代色里艶小噺」
戦後GHQに廃止されるまで存在していた公的売春地域を”赤線”と言うそうです。
遊郭まで派手ではないけれど、レトロでどことなく淫靡さを秘めている赤線の建物。
それを体験レポしているのが風俗ライターの矢野。
矢野はさびれた町の元赤線で体験のために女を買ったら、そこの家の子・翠に迫られて…

サラサラ黒髪で清楚な感じがする翠。
でも女を買いに来た男を誘ってしまうくらい色事を知ってしまってるの?って最初は戸惑ったけど、そんなことはなく、見た目まんまの何も経験したことがないまっさらな子でした。
でも、まっさらな子と致してしまう背徳感って、汚れた大人にとってはたまらない響があるんですよね…
矢野は翠にハマり、都会に憧れている翠は東京から来た矢野に妙に心酔していて、カラダの関係があっても心はつながっていない危うい二人。

矢野は仕事も生活もうまくいってないから、東京で生きてるってこと以外に、翠から好いてもらえる要素が思い浮かばなくて、翠が都会に染まったら捨てられることをぼんやりと予想していて…
いっぽうで何もわかってない翠は東京の女に矢野を取られまいと必死になって…
その人自身を見えてないのが本当に危うい。
それを変えるには、おたがい本音をぶつけるしかない!

遊郭のような時代的な艶っぽさを期待させる表紙、舞台は現代ですが、翠の清廉さと痴態のギャップはその期待を裏切りません!


●「つなぎとめないでよ」
いきなり男が繋がれてる監禁シーンから始まります。
大学生の浅野は、突然「泊めて」と現れ、カラダで宿代を払った高校の先輩・八潮を監禁。
高校の時、自分を振ったくせに、何を考えているかまったくわからない八潮に振り回されて浅野はイラつく。
八潮は八潮で、監禁をどこか楽しんでいて、新妻のようにご飯を作って浅野を待ち、浅野にひどく抱かれたがるのにキスは許さない。

八潮は高校の頃からビッチで有名で、でも浅野は八潮の無邪気な笑顔に惹かれてつるんでいた。
家庭環境が複雑だった八潮は、外に居場所を求めてビッチになったけど、自分を色目で見ない浅野との関係が心地良かった。
でも浅野の告白で、心地よい関係も終わってしまって…
普通に生きてこれなかった八潮は、自分の気持ちに気付けなかったんだろうな。
そして裏切られて、人生がダメになった時に、唯一断ち切れなかった未練を追いかけてみた。
そして浅野もずっと心の中でくすぶっていた想いがあって…

エッチしまくってるのにどこかピュアさがあって、シリアスな設定なのにクスッとできるところもあるから重くなりすぎなくて、絶妙なバランスで読ませるストーリーでした。
表題作も良かったけど、私はこの同時収録がめちゃくちゃ好きです!

出会えて良かったーと思える一冊です!

2

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