電子限定描き下ろし漫画付き
1冊に2作品収録ちょうど同じくらいの分量
【現代色里艶小噺】
主人公は地方の風俗ルポライター。趣味と実益を兼ねてる。寂れた元炭鉱の赤線地区ノスタルジックなステンドグラスの飾り窓に大興奮な主人公。
そのお店の危うい美少年から思わぬサービス。
閉塞的な田舎に嫌気を指す彼には東京から来た主人公が憧れの対象。自分をキラキラな世界に連れ出して欲しい下心と所詮東京フィルターに掛かった自分しか見ていない子ども相手に本気にならないでおこうと思う主人公。
2度目に訪れた時には、上手に口淫出来るように練習したって言う彼。なんと自分の精子で吐き出さずにちゃんと飲み込めるように練習したんだって。それ聞いて度肝を抜かれてたら後ろも慣らしてるからってさっきからずっとローター2個入れっぱだって!もう止まらない位コーフンしてしまいます。
それぞれの駆け引きがありながらも結局好きになっちゃう。
でも、どんどん変化していく年下の彼に気が気じゃなくなるでしょうよ。ずっと嫉妬してしまって結局別れる事になりそうな気がします。
同棲まで漕ぎつけて、もうすぐ囲っておける籠ができるって安心してるけど、一緒に住んでも安心できるワケじゃないよ?余計にイヤな面をお互いに見てしまうかもしれんよ。
【つなぎとめないでよ】
高校の時こっぴどく振られた憧れの先輩がびしょ濡れで目の前に現れたもんだから、鎖で縛って監禁生活スタート。
キスはダメだけど、酷いことしてよ?と言う先輩。
結局酷いことしてって言う先輩は自虐。
好きになって同棲してた男に金で売られてAV撮られちゃったんだって。AVパッケージ割とノリノリだったけど、あれはもう自暴自棄になっちゃってたの?
好意を持ってる主人公に対してひどい振り方したのにずっと未練があったんだって。
監禁した主人公よりも監禁されてる方が拗らせちゃってる。お互いの想いを伝え合って晴れて両思いSEXでめちゃくちゃ可愛くなってしまう受け。こんなの初めて♡って泣いてます。今まではそこまで気持ちよくなかったのか。自虐で酷くしろって言うてただけでマゾなワケじゃなかったんね。
甘々の方がぐずぐずに。
2作品ともハードなエロ作品かと思いきや恋愛のお話でした。
紙本で購入
引っ掻き修正
1冊に、2編あってどちらも面白かった。
2編だけど、内容もしっかりあり読み応えありました。これは〜おすすめしたいなぁ〜。
サトニシさんの作品好きです。
「現代色里艶小噺」
赤線、遊郭の成れの果てを描いた作品。
廃れた赤戦、遊郭街にやってきたライターの矢野。そこで出会った、遊郭の家の子、翠くん。父と母は工事で働き、日常は婆さんと一緒に暮らす、都会に憧れるを持つ少年。
その少年は現状からの籠から飛び立ちたくて、矢野を誘った。
パンツが、白のブリーフって所が背景を物語るなぁ。しかし、矢野は現実をしっかり教えてあげます。
そして、二人とも今の籠から飛び立ち、新しい生活を始めてハッピーエンド!
全てが初めての翠くんの健気さと色気がたっぷで、天然のあざとさは最強www
「つなぎとめないでよ」
両片思いのストーリー。
攻めの浅野と、受けの八潮は学生時代の先輩と後輩。高校時代に仲良くなり、浅野は八潮に告白するけど、あっさり振られる。
そんな、過去を持つ2人だったが・・・
それから数年経ち、自暴自棄になった八潮が突然〜浅野の家におしかける。
理由は、八潮が元彼に裏切られAVに売られた事。八潮の涙を見た浅野は理由を知るまで八潮を監禁する事にした。
八潮はその生活を受け入れ楽しく生活している。
実は、八潮も浅野の事が忘れられずにいた。
人を愛する事に抵抗があった八潮を、浅野が全てを受け入れて、一件落着。
浅野が諦めなくて良かったし、素の八潮はとてもかわいい奴でした。
面白かった〜!
かつて遊郭として栄えた街にある、その雰囲気が色濃く残る一軒の家。
そこに暮らす都会に強い憧れを抱く少年・翠と取材でやって来たルポライターの矢野のお話でした。
翠が憧れている都会のイメージは
地方に住んでいる人なら誰でも一度は考えたことがありそうなもので
そこにイケない遊びを教えてくれるお兄さんが現れたらのめり込まずにはいられなかっただろうなと思いました。
心の動きは予想できるものも多かったですが
でもそれは興味だけではなく、矢野への想いもあるということがしっかり伝わってきました。
翠が東京に出た後のところまで描かれていて
環境が変わっても変わらず想い合っている姿にほっこりできるラストなのが良かったです。
表題作は遊郭もの。と言っても、今は廃れた昔の遊郭街を巡るルポライターと、ある風俗店の子ども(DK)のカップルです。
東京に憧れる高校生が、何とかして気に入ってもらおうと必死で大人の男性を誘惑する、というお話。ライターの方も、そんな必死な若者に本気になり、自堕落だった生活を改め、定職を見つけて再スタートする、という、すっきりしたいいお話でした。
もう1つは、憧れだったけど振られた先輩に再会し、監禁してしまう大学生の話。先輩は貞操観念はゆるいけど、恋愛には一途で臆病。後輩の方はまじめそうだけど、切れると危ない感じ。
全てを失いそうになった先輩が、かつての後輩のところに一縷の望みをかけてやってくる。でもなかなかお互い素直になれないんだよね。
おまけマンガで、普通の恋愛がしたい、という先輩をディ○ニーに連れて行き、完璧なエスコートをしようと張り切り過ぎて浮いてる後輩くんが面白かった。
二話ともなかなか良かったです。
初めて知った作家さんですが、美しくも妖しい表紙の雰囲気と古風な題名に魅かれて表紙買いしました。
★表題作「現代色里艶小噺」全四話+描き下ろし
B級風俗ライター:矢野健太郎(27)×田舎の元遊郭育ちの純朴黒髪高校生:楢橋翠(17)
→(二年後)
派遣の会社員(29)×東京にある大学に通うオシャレ黒髪大学生(19)
まず表紙を開くと、レトロで艶めいた雰囲気のある遊郭建物が登場してワクワクします。
受けはそこで生まれ育った男子高校生であり、無自覚な淫乱誘い受けという設定も素敵でした!
生まれた家の環境がなせる業で、純朴なのにエッチなことに抵抗がない受けのアンバランスさがエロい!!
攻めが場末のB級風俗ライターなので、昔の赤線を訪ね歩いている設定にも説得力があります。
攻めは遊郭育ちの男子高校生である自分に価値を見出してくれていると、受けは思い。
受けは東京から来た大人として自分に憧れを抱いていると、風俗通いに慣れた攻めは思っている。
そんな見た目のイメージでお互いに惹かれあっていると勘違いして…そんなすれ違いが、もどかしくも面白いです。
でも読み進めていくうちに、このカップルはお互いに出会うべくして出会った運命の相手だと思いました。
一般的な価値観で見ると攻めは、収入が安定していない貧乏ライターで未成年に手を出すダメな大人ですからw
しかし攻めがそんな自分のリアルライフを美化せず、ちゃんと受けに見せたのは好感を覚えました。
また二年後に真面目な受けに感化されたのか、ダメな大人だった攻めが会社に就職して関係性が変化するのもポイント高いです。
元遊郭という泡沫の鳥籠から放たれた受けを逃さないよう、自分で環境を整えて同棲するまで持っていった攻め…立派でした。
あとサブキャラで、カップルを補佐する役割の隠れオネエ:神崎雅人(27)の立ち位置が素敵です!
もしも神崎さんのサブストーリーがあるなら読んでみたい、と思うほどに惹かれました。
♡エッチシーン
全四話でそのうち三話+描き下ろしで、それぞれ数ページのエッチシーンが挿入されています。
いつもは清純な黒髪受けが、エッチシーンでガラッと淫らな誘い受けに変わるエロさ!
攻めがエッチ慣れしており、受けに教えながらリードしていく場面もエロい!!
さらに作画が安定しているので全身が描かれるシーンが多く、おかげで体位も明確で解かりやすい。
修正はペニスの輪郭線を取ってかつ雑な白線消し、だが汁描写はしっかりめでアナルは修正なし。
攻めと受けは共に細いですが体格差があって、乳首は受けのみに描かれていて艶があって萌えます!
下着やアナル開発など…少しフェチ要素もありますが、好きな人には堪らない要素でしょう。
★同収録「つなぎとめないでよ」全三話
監禁攻め黒髪大学3年生(同じ高校の弓道部後輩)×ビッチ受け大学4年生(同じ高校の弓道部先輩)
優しい至れり尽くせりな環境下で受けが監禁されるシーンから、まずスタートです。
受けがろくな家庭環境で育たなかったから、人が信用できず愛されていても信じない性格。
その反面でつき合った相手への依存度が強くて流されやすく、社会的にアウトローな環境であっても従がってしまう。
後輩攻めはそんなフラフラ不安定で本位の見えないエロい先輩を、己の元にどうにか繋ぎ止めたい。
基本的にいい奴な攻めは、高校生時代から恋してた受けにずっと振り回され…衝動的に監禁する。
最後はお互いの想いのすれ違いが解消してラブラブになりますが、表題作に比べると掘り下げが弱いですね。
衝動的に監禁する攻め×ビッチ受けのカプの共依存関係が苦手なので、神寄りの萌×2評価です。
♡エッチシーン
全三話すべてで、それぞれ数ページのエッチシーンが挿入されています。
フェチ要素は監禁&首輪つきセックス、でも受けが積極的で嬉しそうなので悲壮感はありません。