ここは限界ハウス

kokowa genkai house

ここは限界ハウス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
66
評価数
17
平均
3.9 / 5
神率
41.2%
著者
 

作家さんの新作発表
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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥745(税抜)  ¥690(税込)
ISBN
9784778124250

あらすじ

ブラック企業、借金の保証人…追いつめられた羽瀬は駅で自殺を図るが、柄の悪そうな神薙に助けられ古びたシェアハウスに連れていかれる。そこはコールボーイ・元ヤクザ等、色んな意味でギリギリの人が集まる“限界ハウス"だった。管理人の神薙の案で仕事を辞め住込みの食事係になった羽瀬は、優しい彼に惹かれていく。ある夜、酔った勢いで神薙にキスされるが、翌日何もなかったように「元気になったらここを出た方がいい」と言われ…

表題作ここは限界ハウス

神薙仁
羽瀬睦月

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レビュー投稿数2

我慢も限界!

初読み作家さん。
ショコラ文庫さんからの出版と、タイトルで衝動買い。
感じたことは多々ありますが…まずは言いたい。
結ばれるまでが長い!
両想いだと心が通じ合ってからがまた長い!
そりゃあ、睦月だって積極的にならざるを得なくなるよ!!
この、ヘタレ神薙め!!

受けさんの睦月は、ブラック企業に勤めて2年。
心身共に限界だった時にさらに追い打ちをかける出来事が。
それが原因で人身事故による自殺を図ろうとするくらい追い詰められていた矢先
攻めさんの神薙と出会い、シェアハウスで共同生活をする事に。
流されるまま始まったシェアハウス生活ですが、個性的メンバーに囲まれながら
少しづつ睦月は癒されていきますが…

と、表紙のイラストやタイトルだけ見ると、わちゃわちゃ感のある明るいお話かなあ?と
軽い気持ちで読み始めたのですが。
結構リアリティのあるお話で。重たいです。始まりから暗いです。
それでも読む事をやめれず、気が付けば物語に惹き込まれていました。
個性的メンバーそれぞれにもドラマがあって当たり前で、
その1つ1つのドラマが結構重要だったりするので、
BL的展開になるまでがほんとーーーに長いです。
そんなに甘々なお話でもないです。
それでも綺麗にお話がまとまっているので、読後感はスッキリ楽しめたな…と。

ただ1つ気になるのが、
神薙が結局仕事を辞めた理由が『噂話なんたけど…』という人伝で述べられてただけで
神薙自身が自分のことを話すことが最後までなかったのがもやもやかな…

あとがきから、作家さんの作品の中ではライトな方らしいですが
命の大切さや現代日本人の関わり合い方がこまめに表現されてるので
時間がある時・心に余裕がある時に読まれることをオススメします。
素敵な作品だったのは間違いなしです(。・ω・。)

2

上手くいかない人生も愛おしいではないかっ

高遠さんで『人生ギリギリの男達が暮らすシェアハウス』なんていうお話だったらものすごく期待しちゃうじゃないですか!待ちに待って、仕事もそこそこに読み耽りました。
うん、紛れもない高遠さんの本だ。

SE二年目の羽瀬は仕事に追われ、家に帰れば食事もそこそこにただ眠るだけの毎日を過ごしています。もう限界だと思いつつ帰った晩に発見したのは借金の請求書。羽瀬は友人の桐谷に頼み込まれて連帯保証人になっていたのでした。桐谷とは連絡が取れず、会社にまで催促の電話がかかってくるようになり、挙げ句の果てにはアパートのドアに来訪を知らせる付箋紙が貼ってあるのを見つけます。追い詰められた羽瀬は電車に飛び込み自殺を図りますが、柄の悪そうな男性、神薙に助けられます。有無を言わさず彼に連れてこられたのは神薙の自宅兼、崖っぷちぎりぎりの人達が暮らすシェアハウス。
家に帰りたくないなら全員の夕飯を作ることを条件にここで暮らすことを神薙に勧められた羽瀬は、仕事を辞め、ピンクチラシのデザイナー神薙を初めとして、デリヘルボーイ、元ヤクザ、幼児と暮らす売れない小説家たちとの生活を始めます。ワケアリだけれども屈託がない住人達や、何も聞かずに包み込むような優しさで羽瀬に接する神薙と暮らす中で、羽瀬は徐々に落ち着きを取り戻していくのですが、住人の一人である元ヤクザの八須賀が行方不明だった桐谷の所在を突き止めてくれて……

高遠さんのお話の登場人物は、何かを失ってしまった人が多いと思うのです。
最初から持っていないのよりも、なくしてしまった方が嫌ですよね。未練も生まれてしまうし、何よりも「自分が悪かったからなくなってしまったんじゃないか?」って思うことが辛い。
羽瀬はお話の冒頭から、友人に裏切られます。
お話が進むにつれて、これは『なくした』のではなく『そもそも持っていなかったものを、まるで持っていたかのように思っていただけ』ということに気づきます。「持っていた」って思いたかったんですね。だから現実を見ないようにしていた。
これ、かなりの自己嫌悪に陥りますよね。

だからこそ、そういうみっともない自分を受け入れてくれる人の存在が美しく輝くのでしょう。
恋という形だけではなく、このお話には何度も何度も「そこに居てくれるだけであなたには価値がある」というメッセージが繰り返されているように思います。
高遠さんの紡ぐ美しい文章で、このメッセージを繰り返し聞かされることの至福を、沢山の姐さま方に味わっていただきたい!
そんで、高遠さんには是非お体を大切にされて、もっともっと書いていただきたい(思いやっているようだけれども結局は自分の欲望でスマヌ)と、強く強く思ったのでした。

7

fandesu

ナユキ様
コメントありがとうございます。
ご連絡の方法が解らなかったので、こちらでお返事を書かせていただきます。

私も高遠さんは大好きで、時折ツイッターを読ませていただいていたのですが、2016年の中頃からそのような記載があり、心配しておりました。
https://twitter.com/rukatakatoh
なので「紳士と野蛮」が出版された時は「あああああああ、よかったーぁ」と狂喜乱舞した訳なのですが。
今はお元気だと思いますが「ご無理をなさらず、素晴らしいお話を書き続けていただきたいものだ」と願っております。

ナユキ

このコメントを参考に購入したのですが、とても楽しむことができました!個人的でお恥ずかしい質問なのですが、fandesuさんはお体を大切にされてとここに書かれていますが、作者の高遠先生は御病気なのでしょうか?インターネットで調べてみたのですが詳細が出てこず、心配しています。高遠先生は個人的に好きな作家さんなので少し不安です。申し訳ありませんが、教えていただくことは出来ますでしょうか?よろしくお願い致します。

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