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ぼくたちの愛する悪魔と不滅の庭

bokutachi no aisuru akuma to humetsu no niwa

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表題作ぼくたちの愛する悪魔と不滅の庭

仰倉・悪魔/玉造龍一・高校2年生
逢坂洸一・高校2年生/サク・無職・年齢不詳

あらすじ

決して油断せず、わたくしと恋をしましょう。

異世界で二十年間も禍々しい呪詛を受け続けていたサクと、
助け出した龍一が結婚!!

花嫁を連れ帰った龍一を、
兄として、次期当主の片割れとして祝福する恍一。

けれどそれ以来、玉造家の周囲は俄かに騒然!!

探りを入れてくる他家の式神や魔のモノが、
日々様々な出会いと災禍をもたらすのだ。

不安に駆られる恍一を支えるのは、
恋人契約の取引をした本に巣食う悪魔・仰倉。

最も油断ならないのに、最も信頼している相手に、
最近は恋を自覚していて…?

作品情報

作品名
ぼくたちの愛する悪魔と不滅の庭
著者
ごとうしのぶ 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
ぼくたちは、本に巣喰う悪魔と恋をする
発売日
ISBN
9784198645984
1.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
3
評価数
3
平均
1.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

世界観がすごく好き

本に巣食う悪魔→絵画の麗人→優しい魔物に続く4作目。ファンタジーとして、とても大好きな世界観のお話です。ただ色っぽいお話が皆無といっていいほど、無い。それでも大丈夫!という方は、是非是非1冊目から読んでください。これ単品読みはちと難しいです。本編のみ250Pほど。これで最終巻との帯にありましたため「あとがき」を楽しみにしていたのですが、これまた無い。先生のこの本に対する想いとかに触れてみたかったんですけどね・・残念。私は家族を思いやる暖かなお話だと思ったのですが、先生はどんな思いを込めたんだろうなあ・・・

大好きな設定をさくっと。
本は人々の想いを吸い取って、だんだんがなり立てるようになるのだけど、玉造家は代々そのような本を助けてあげられる家系。その家の書庫で生活するのが悪魔の仰倉。龍一と洸一はこの家の主、嘉代様に引き取られた子で、洸一は本の声が聞こえる能力を持ち、龍一は別のある能力を持ちます。3巻で不思議な生まれのサクちゃん登場し、メインキャラが勢ぞろいしたところです。そして当巻内でまだサブキャラが増えます・・・これまた個性的なキャラで楽しい。

この「本がしゃべる」という設定がすごく好きでした。本に魅せられ読んでる間の異世界トリップ感もこのお話の中で一つの重要なものとして書かれていて、そこも大好きです。
なんだけど、結局、それがどうなった というか種明かしといったものはほとんど無く終わってしまったので、えーーーーーーーーーーーーーーーーこれだけ????????という残念感が、今かなりあります。何がどうなってこうなったという詳細があればよかったのか というと、それもなんだか違うしなあ・・・と自分として納得できる着地点が今一つ定まりません。
でも2回読んで、これでいいのかな と思うようになったので萌にしました。嘉代様も大変お喜びのようですし、うん、良かったよかった。

そもそもこのシリーズは笠井先生の挿絵見たさで手にとったので、麗しい挿絵情報を。カラー口絵1、モノクロ8.1枚、龍一とサクちゃんのお風呂でキスシーンがあります♡そう、当巻はサクちゃん大活躍!超可愛い!1枚サクちゃんの着物姿があるのですが、本当に美麗でうっとり。龍一、洸一の制服通学姿もいいですが、先生、このサクちゃんをカラーで見たかったです(泣)笠井先生ファンの方でしたら、是非是非手にとっていただきたい。まじで美麗です。新キャラはゴスロリ姿なのですが、先生喜んで描いておられる気がする・・・

なんだかまだまだエピソードを書けると思うのですが、先生、ほんとにこれで終わりですか???寂しいです・・サクちゃんにまた会いたいなあ。

4

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