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表題作お金がないっ 14

狩納北
金融業
綾瀬雪弥
大学生,狩納の恋人

その他の収録作品

  • 実現できないっ
  • タイムスリップ! 鉄夫編
  • 行きたくないっ
  • お金がないっ??
  • 踏みとどまれない?(描き下ろし)
  • カクテル講座 ① / ② / ③ . ④
  • カクテル4コマ・あとがき

あらすじ

金融ヤクザの狩納に落札された大学生の綾瀬は借金返済のため身体を売る日々に苦悩していたが、狩納の一途な愛情を知り、いつしか二人は心から結ばれ普通の「お付き合い」をすることになった。しかしHの時、狩納の限界知らずの精力的な攻めっぷりに、とうとう綾瀬がブチ切れ「一週間セックス禁止! 」と宣言する。しかし狩納は早くも三日目にして我慢の限界がきて…!?

作品情報

作品名
お金がないっ 14
作画
香坂透 
原作
篠崎一夜 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス リンクスコレクション
シリーズ
お金がないっ
発売日
ISBN
9784344841857
3.8

(15)

(5)

萌々

(4)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
56
評価数
15
平均
3.8 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数3

思い出のりんご飴

鉄夫が借金している別の金貸しグループによる狩納の闇金襲撃現場に、綾瀬が鉢合わせたところで終わった13巻。
またまた綾瀬が売り飛ばされそうになりますが、鉄夫の改心とすべてを把握していた狩納たちによってサクッと解決します。

その他には、ヤリすぎて綾瀬のご機嫌を損ねた狩納が1週間の禁欲を約束させられる無理ゲー回から、ドッキドキの夏祭り、染矢父による綾瀬への嫁姑戦争、綾瀬の魔性に陥落しそうな鉄夫と盛りだくさんでした。

そして今回も綾瀬の騎士役でグイグイ幅を利かせていた久芳(兄)。
全面的に狩納派のわたしには、久芳(兄)の良さが分からないのですが、どこなんだろう。
頭脳も体力も財力も敵わない相手が、持てる力を使いまくって手に入れた綾瀬に、どういうつもりで横恋慕して、告白して、ライバル宣言までできたものかと。
狩納は自分の雇い主だし、久芳はすぐ「強姦したくせに!」「俺の方が優しくできる」って言うけど、そもそもオークションに懸けられた綾瀬を救う財力もない人間が何を言うかと思ってしまうんですよね…。
たとえがちょっと違うかもしれませんが、一目惚れした馬を何とか競り落とした馬主の馬小屋番が「俺の方が上手く乗れると思うので、タダでください!」って言っているようなものじゃないですか?
そんな上手い話あるかと。
えー、萌えます?そんな馬小屋番、萌えますか?
もしくは数々の危険を乗り越えて、王子がやっと救出した姫のボディーガードに任命された近衛兵が「俺の方がしあわせにできると思うので、ください!」ですよ?
たしかに城に来てからはガードしてるかもしれないけど、救出のときは城で待ってただけで、腕っ節以外に何の力も持たない近衛兵が何を言うかと。
萌えます?そんな近衛兵。
みんなと同じ接し方をしただけなのに、役割上一緒にいる時間が長かっただけで「姫も俺のこと…!」って思い込んで、王子の苦労も顧みず「くれ!」って…。
萌えないんだなあ。
それなら狩納に心酔しきっていて、狩納さんの大事な人は俺にとっても大事な人ですから!っていう、あくまで狩納への尊敬の延長線上にいる騎士の方が萌える。
まあ、この作品は、登場人物全員が綾瀬に惚れるルールがあるようなので、仕方ないのでしょうか。

長くなりましたが、夏祭りのりんご飴。
前巻の番外編で綾瀬父にりんご飴を売りつけたのが、若かりし頃の狩納だったという話がここにつながるとは。
綾瀬のその大事な思い出、狩納の強引な売り込みのおかげだよ、とちょっと嬉しくなりました。

1

お祭りデート編

なんか…捕まる綾瀬に見慣れてきたこの頃笑
どーしてこう君はすぐ捕まってしまうのかね…
で、結構お助けが入るのだけれども
今巻は鉄夫がちょこちょこ出てきます。良かったのか不憫なのか、狩納のところで働く事になった鉄夫
きっと君も久芳さんの言う通りそうなってしまうのかな…( ˘ω˘ )

主役ふたりはお祭りに*
やっと普通のデート?と思いきや、ギャグなんかいってくらい綾瀬に降りかかる災難が…
狩納さんのツッコミが笑えます。
で、結局お祭りでもやっちゃうんだけど、綾瀬が「いいっ」って言ってるのがまた進展だな〜としみじみ。

番外編の、社員旅行の妄想も面白かった!
久芳さん目線の笑 壁にナイフを刺してるのが笑
久芳さん推しとしては、カバー下も必見です…

0

これはもうやおい界の暴れん坊将軍です

昔に途中まで買って読んでた人間です。
しかしリアルにお金がなくなり、この作品シリーズを売りに出してしまいました。私が鉄夫です。
本作品を手放して8年。あの綾瀬と狩納が付き合ったと聞いて急いで14巻まで買い直しました。今はお金あるので……。
で、で、読み直しました。
神です。神はここにいた。
受けが闇オークションに売られ、それを攻めがアタッシュケースから札束の滝を作りながら落札するところからスタートするBLはこれが元祖ではないでしょうか。私の性癖の1つです。というかたぶんお金がないっによって生まれた性癖です。ありがとうございます。
この作品って、何やかんやある中で受けと攻めが着実に心を通わせていく過程に無駄がなくて、しかもそこにお約束な展開が必ずあるんですよね。お約束しかない。安心安定しかない。絵も展開もブレない。読んでて『どうなるんだろう?』と不安になった瞬間ゼロでした。むしろ何度も『カ〜〜これこれ!』と仕事終わりに生中飲み干した後みたいな声が何度も出ました。
それでも、綾瀬と狩納が絶対付き合うとわかってても、いざ交際を申し込むシーンを読んだ瞬間、感極まって叫びました。おめでとう狩納、お前はよくやった。おめでとう綾瀬、強くなったな。
読者の期待を裏切らない。王道の中の王道、お金がないっはやおい界の暴れん坊将軍と言わずになんと言えばいいんでしょう?狩納と綾瀬がダブル主演で将軍ですよ。白馬二人乗りして軽快に悪人をぶった切って狩納が綾瀬見せつけて『こいつが目に入んねえのか』とか言ったらええねん(????)
平成で1番面白いBL挙げろと言われたら絶対にこの作品推します。
『古き良きBLにあるあるといえば』と言われたら挙げられる展開が全て詰まってます。私の楽園はここにあった。
そろそろ平成終わりますし、平成を代表するBL読んでも良いんじゃないですか?神評価します。レビューというよりパッションしかなくてすんません。

9

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