電子限定描き下ろし漫画付き
エッチなことによわよわな受け達の短編集です。
一人目は、高校時代に好きだった先輩に告白したらいいように犯されてそれから都合いい穴になっちゃって、先輩が吸ってたタバコの匂いでフラッシュバックして発情するようになり、むらちん(攻め)とセックスしまくる話。
二人目は、ボーイ×キャスト。
キャストとボーイの恋愛禁止の風俗で働く二人。セフレでもいいから受けと付き合いたい攻めと、誰のものにもならない本番NGの受け。
三人目は、俳優×マネージャー。ノンケ攻めと激重ストーカー受け。
四人目は犬猿の仲な読モカプ。
部屋の中から聞こえてきた「れーじ(受け)が好きでむしゃぶりつきたくなる」ってヒロ(攻め)のセリフを盗み聞きしてから気にするようになり態度がぎこちなくなる。
受けが全員(見た目も行動も)可愛い!
学生時代からの
オカン気質×闇アリセッ久依存性クズ(?)
ちょっとだけハッピーエンドになりつつ?みたいな感じ
ゲイ風俗の本番NGボーイ×そのスタッフ
私的に1番好みだった
ちょっとだけ"好き"の気持ちあるかな??
みたいな
人気俳優×マネージャー
マネージャー側がヤバめのやつだった
ファッション誌モデル(?)
ロールキャベツ男子×ジェンダーレス男子
勘違いでHしちゃって、そこから〜みたいな話
アッサ先生の初単行本を拝読させて頂くのがとても楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
ビッチ 3
エロ 3
執着 3
な感じだと思います。
今作は表題作が2話分と短編が3作品同時収録されいます。
表題作はオカン男子×ビッチ男子のカプです。高校の同級生だった六良くんとシロくん。人懐っこいワンコな受けのシロくん、だけど当時付き合っていた先輩からのDVや性的ないじめで徐々に壊れていき、ついにはセックス依存症になってしまう。先輩に捨てられ、放任主義の親の所為もあり、愛されたいと縋る健気で危うい姿が痛々しくも可愛いです。
攻めの六良くんは、所構わず盛ってくるシロくんとの関係をこれでいいのか、と思いながらもいつしかどうでもよくなって、何だかんだとシロくんに甘いオカン男子です。でも時折見せる執着具合が好きです。個人的にシロくんが働くと言い出した時に、家で大人しくしてくれるのが安心するからと家の扉に南京錠や鎖で施錠するけど、若干ドヤ顔なのが良いですね。
同時収録の短編では、風俗店のスタッフと売れっ子ボーイの秘密のお付き合い。本番は攻めとだけ。でも誰のものでもないから風俗店は続ける。見た目天使だけど中身は小悪魔なリオくんが可愛いです。
他にも女性関係で度々注意を受けるゲスなイケメン俳優とスキャンダル防止の為のマネージャー監視役の話です。女性と会うなと言われ、だったらマネージャーが相手してくれるの?と言うとやっぱりマネージャーは相手してくれるよね。そして女性に反応しなくなる俳優。その後の展開は必見です。
他にも読モ同士の話で、気に食わない読モがどうやら自分を好きらしくて。アメリカに行くから会えなくなると分かり、花を手向けてやろうとするけど。お分かりだろうけど、好きと言うのは勘違いで、でも気づかないままお膳立てしちゃうちょっとおバカだったり、会話が食い違う2人にクスッと笑えます。
エロくて倫理観が弱いお話が堪能できるので是非とも読んでほしいです。
とても良くまとまったエロ度高めな1冊でちょこちょこ読み返してます。
ライトな”やや”痛めな病み男子とクスっと笑える話が魅力的♪
短編4編なのでキャラクターの深掘りや気持ちの変化などBLの「L」部分優先で求めている方には不向きですし、モラルを大事にする方にも不向きな作品ではあります。
また、逆に痛い系とか闇・病み耐性高い方には物足りなさもあるとは思います。
が!
逆に今は倫理観とか気にしない!そしてピュアッピュアじゃないゾ!って気分の時にはおススメです。
おススメPOINTとしては鬱る心配はないケド病んでる子の作品が読めた!かと思ったら、何かアホカワっぽい子が居てクスっ♪と笑えたりするのでこの1冊で作家様の色んな顔を楽しめる所が良きかと♪
神率は低いようですが、私は”アリエナイダロォ~!”とは思いつつ、、、
コンビニバイトでカウンター越しにお客様目の前のレジ中彼氏に、レジ下から隠れておフェ〇しちゃうっていう【トンデモシチュ】に爆萌したのでこの印象が忘れられずに未だに虜なので神評価!
これは癖なんでね・・・(*´з`)テヘ♡
こういう癖を満たしてくれる作品はあまあまジャッジでも応援したいんです♡
相当気になった方には読んで頂けたら!と思いますが、他の自分の神作品と比較したら正直強めなおススメは出来ないってコトも小声でお伝えしておきますネ。
私は大好き♡って作品なんです♪
表題作のふたりはなかなか歪んだ関係でした。
セックス依存症のシロを放っておけないからと
六良が身の回りの世話をしてもちろんセックスもして、更には自分がいない間は外出するなと言ったりもして…
確かにシロは心に闇をかかえていてちょっとズレてはいるんですが
自覚なくシロを支配しているような六良のほうが
むしろヤバいような気がしてその歪みを際立たせていました。
とはいえ、このふたりは共依存的関係になっているのでこのカタチが正解なのかもしれませんね。
歪んでいるけどふたりの気持ちは真っ直ぐで、その不安定な危うさがくせになるような作品でした。